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『バナナの魅力を100文字で伝えてください』敏腕編集者による”伝わる”技術の集大成!

柿内尚文さん著『バナナの魅力を100文字で伝えてください 誰でも身につく36の伝わる法則』

柿内尚文さん著『バナナの魅力を100文字で伝えてください 誰でも身につく36の伝わる法則』

ベストセラー『パン屋ではおにぎりを売れ』の著者・柿内尚文さんが、「伝える」ではなく「伝わる」技術をギュッとまとめた著書『バナナの魅力を100文字で伝えてください 誰でも身につく36の伝わる法則』がかんき出版より発売中です。

 

理解しやすい”たとえ”が満載

本書の大きな特徴は、本書そのものが「伝わる」技術をふんだんにちりばめた構成になっていること。

“36の伝わる法則”は、そのメソッドを具体的に理解できる「たとえば」を多用して説明されており、大人気の前著『パン屋ではおにぎりを売れ』と同じように、理論が腑に落ちるよう配慮して設計されています。

 
“たとえば、仕事の打ち合わせ。打ち合わせの内容を相手がちゃんと理解しているか不安なときは、その場で相手と「打ち合わせたこと確認」をします。
打ち合わせの最後の5分を使って、その日打ち合わせた内容をあらためて相手に話してもらう。それだけです。
「打ち合わせたこと確認」で大切なのは、「伝わっているかどうか不安な人」に話してもらうこと。
自分の中で理解、納得できていないことはうまく相手に伝えることができないので、何が伝わり、何が伝わっていないか、確認することができます。”(本文より)

 
このような「理解しやすいたとえ」は、「伝わる」技術には必須です。
本書を読むことで、本書の内容を身に着けるのと同時に、「伝わりやすい伝え方」の構造を学ぶことができるようにもなっています。

 
これまで、「伝え方」の本は何冊も読んできて「メラビアンの法則」「ザイアンスの法則」など知識はあるけれど、いまいち自分のものにできていないという人も活用できること間違いなし。
もちろん、コミュニケーション技術を基礎から学びたい学生や若手社会人の「はじめの一冊」としてもぴったりです。

 
なお、この本のタイトル『バナナの魅力を100文字で伝えてください』に込められた「意味」は、おわりにで解説されています。

 

全16の「伝わる技術」を公開

本書は、編集者としてこれまで累計1000万部を超える書籍や雑誌、ムックを手掛け、商品やサービスのマーケティングや個人のブランディング、講演やセミナーへの登壇、書籍の執筆なども行う著者が、25年以上「伝え方」を模索する中で構築してきたメソッドをまとめたものです。

 
第1章では、
・「伝える不足」→量の問題
・「伝え方下手」→質の問題
という2つの伝え方の課題を解説。

 
第2章では、「伝わる」は7階建て構造であることを説明します。
「伝わる構造1階」ゴール設定
「伝わる構造2階」納得感(理解する、腑に落ちる)
「伝わる構造3階」 相手ベース
「伝わる構造4階」 見える化
「伝わる構造5階」 聞く力
「伝わる構造6階」 親近感
「伝わる構造7階」 信頼感

 
第3章では
伝わる技術(1)「比較の法則」 比較しないと人は魅力がなかなかわからない
伝わる技術(2)「フリオチの法則」 話がつまらない人は「フリ」不足かも
伝わる技術(3)「ファクトとメンタルの法則」 吉野家の「うまい、やすい、はやい」はファクトとメンタル
ほか、「伝わる技術」全16の法則を解説していきます。

 
第4章では、「伝わる」人が実践している4つの行動を紹介。
第5章では、「伝えるのが面倒な人」への対応策について解説します。

 
インプットとアウトプットを繰り返すことでさらに磨きがかかり、自分の成長を実感できるメソッドが満載です。

 

本書の構成

はじめに

第1章 人は、正しいかどうかではなく「伝わったこと」で判断する
伝わらないことは存在しないことと同じ
人は伝わったことで判断する
「伝える量」と「伝える質」は分けて考える
コラム 「話がうまい=伝え方がうまい」ではない

第2章 「伝わる」は7階建て構造
「伝わる」ってそういうことだったのか!
伝わる構造1階 ゴール設定
伝わる構造2階 納得感(理解する、腑に落ちる
伝わる構造3階 相手ベース
伝わる構造4階 見える化
伝わる構造5階 聞く力
伝わる構造6階 親近感
伝わる構造7階 信頼感
コラム 雑談は「目的」を変えると楽しくなる

第3章 ×伝える技術 ○伝わる技術
伝わる技術1 比較の法則 比較しないと人は魅力がなかなかわからない
伝わる技術2 フリオチの法則 話がつまらない人は「フリ」不足かも
伝わる技術3 ファクトとメンタルの法則 吉野家の「うまい、やすい、はやい」はファクトとメンタル
伝わる技術4 脳内チューニングの法則 わかりあいたい相手とは「脳内チューニング」を!
伝わる技術5 言いかえの法則 「言いかえ」でマイナスをプラスに変える
伝わる技術6 たとえの法則 「たとえる」は伝わる技術のホームラン王
伝わる技術7 ネーミングの法則 「名前をつける」とスペシャルなものに
伝わる技術8 間の法則 「間」をとり、考える時間を作る
伝わる技術9 数字の法則 「数字」は頭の中をくっきりハッキリさせてくれる
伝わる技術10 読点の法則 「 、」(読点)は伝わる強度を上げる
伝わる技術11 外部力の法則 自分の言葉に自信がないときは「外部力」を借りる
伝わる技術12 相手メリットの法則 「相手メリット」でイエスを引き出す
伝わる技術13 3つのグッドの法則 「3つのグッド」を入れると、興味・関心が高まる
伝わる技術14 文脈の法則 「伝わる文脈」を作る!
伝わる技術15 結論の伝え方 結論ファーストと結論ラストの使い分け
伝わる技術16 本能の言語化 みんなの中にある「本能」を言葉にする
コラム 居酒屋の「煮込み」に学ぶ伝え方のコツ

第4章 「伝わる」人が実践している4つの行動
伝え上手な人はムダな努力をしない
「伝わる人」は「やさしさ」を武器にしている
「怒る」と「不機嫌」は伝わらないを生む!
「言わなくてもわかっているはず」が引き起こす悲劇
コラム 伝え方がうまいかどうかがすぐわかる質問の仕方

第5章 「伝えるのが面倒な人」への対応策
「すぐ否定する人」への対応策
「話が通じない人」への対応策
「重箱の隅をつつく人」への対応策
「話が広がらない人」への対応策
「話しかけにくい人」への対応策

おわりに

 

著者プロフィール

著者の柿内尚文(かきうち・たかふみ)さんは、1968年生まれ。東京都出身。聖光学院高等学校、慶應義塾大学文学部卒業。編集者、コンテンツマーケター。

読売広告社を経て出版業界に転職。ぶんか社、アスキーを経て現在、株式会社アスコム取締役。長年、雑誌と書籍の編集に携わり、これまで企画した本やムックの累計発行部数は1000万部以上、10万部を超えるベストセラーは50冊以上に及ぶ。現在は本の編集だけでなく、編集という手法を活用した企業のマーケティングや事業構築、商品開発のサポート、セミナーや講演など多岐にわたり活動。初の著書『パン屋ではおにぎりを売れ』(かんき出版)はベストセラーに。

趣味はサッカー観戦と歩くこと。サッカー観戦は毎年30試合以上をスタジアム観戦するほど。

 

バナナの魅力を100文字で伝えてください 誰でも身につく36の伝わる法則
柿内 尚文 (著)

【●ベストセラー『パン屋ではおにぎりを売れ』の著者による待望の最新作! 】
【●伝え方は「仕組み」がわかると、すぐうまくなる。】

★会話、説明、プレゼン、SNS、雑談、企画、面接……すぐに、誰でも使えるノウハウ満載!
★企画した本1000万部超のベストセラー編集者が贈る「心を動かすキャッチコピー、文章のコツ」
★会社、学校が楽しくなる! 上司・部下、親子、パートナーとの関係が良くなる!
★1000人以上の取材を通して導いた「会話・雑談のストレスが減る超簡単な方法」
★伝え方ひとつで「自分の時間が増える」「余計なストレスが減る」「自己肯定感が高まる」
★誰もが知っている、あのヒット商品から学ぶ「意外な伝わる技術」とは?
★あなたの周りにもいる「すぐ否定する人」「話が通じない人」「重箱の隅をつつく人」「話が広がらない人」「話しかけにくい人」への対応策がわかる。

僕は、話すのも伝えるのも「超」が10個つくくらい苦手でした。
特に人前で話すのは大の苦手で、学生時代は授業中に手を挙げるなんて恥ずかしくてできない。小学生のときの通信簿にはいつも「積極性が足りない」と書かれていたくらいです。

自分をアピールするのも苦手で、学生時代、就職活動では集団面接が鬼門でした。集団面接ではほかの人がみんなすごい人に思えて、それに比べて自分には自信が持てず、うまく話せなくて落ちるということが何度もありました。社会人になってからも、伝え方がうまくいかず悩むことが多く、たくさんの壁にぶつかっていました。

でも、そんな僕でもこの本に書いてある「伝わる構造」と「伝わる技術」を身につけることで、話すのも伝えるのも自信を持てるようになりました(力不足の部分もたくさんありますが)。それまで持ち続けていた「人間関係」や「ビジネス」、そして「話す・伝える」に対するストレスも、完全にではないものの、だいぶ解消して前向きになることができています。

この本には、25年間編集者として1000人以上取材してきた僕が、「伝わるとはどういうことか」を何度も何度も考え、学び、実践しながらやってきたことの積み重ねが書かれています。

・伝えたいことがなかなか伝わらない
・伝えなくちゃいけないとわかっているけど、伝える勇気が出ない
・「どうせ伝わらない」とあきらめている
・「伝えるのが面倒な人」に振り回されていて、どうにかしたい
・もっと多くの人に自分の考え・気持ちを伝えたい

そんな人に読んでもらえたらうれしいです。

 


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