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『池上彰と考える「死」とは何だろう』「死」を考えることは「生」を考えること――あなたはどう生きますか?

池上彰さん著『池上彰と考える「死」とは何だろう』

池上彰さん著『池上彰と考える「死」とは何だろう』

池上彰さん著『池上彰と考える「死」とは何だろう』が、KADOKAWAより刊行されました。

 

「死とは何か」「人はなぜ死ぬのか」ーー死と向き合うことで「自分はどう生きるべきか」ということが浮かび上がってくる!

2020年は新型コロナウイルスの感染拡大で、病気や死が身近なものに感じた人も多かったことでしょう。さらに、2021年3月11日で、東日本大震災から10年となります。犠牲者が1万5899人(2020年・警察庁発表)に上りました。「突然の別れ」とどう向き合うかも大事なテーマです。

 
本書は、三大宗教をはじめ、多くの宗教の現場を取材し、「生」「死」ということに向き合ってきたジャーナリスト池上彰さんとともに「死」を考える一冊です。

巻末には、宗教学者の釈徹宗さんとの対談も収録。読者の方たちからの「死」をめぐる質問に答えます。

 

本書の構成

はじめに

第1章 そもそも「死」って何だろう
1.どのような状態が「死」なのか/2.〈死因〉で急増中は……

第2章 人はなぜ死ぬのだろうか
1.そもそもなぜ「死ぬ」のだろう/2.細胞が「死ぬ」ことで「生きている」?/3.自ら「死ぬ」細胞/4.アポトーシスがあるからこそ/5.もともと「死」はなかった/6.絶滅を防ぐアポトーシス

第3章 宗教でこんなに違う「死生観」
1.ジョブズから学ぶ「死生観」/2.世界1位の宗教人口…キリスト教/3.ムハンマドが伝えた「神の言葉」…イスラム教/4.極楽浄土を目指す…仏教/5.日本人の生活に溶け込んでいる…神道

第4章 「死ぬとき」に起こること
1.文豪も体験した死の不思議な現象/2.お迎え現象/3.臨死体験

第5章 「突然の別れ」と向き合う
1.「あいまいな喪失」と向き合う/2.新型コロナウイルス感染で別れもできず……/3.東日本大震災での「あいまいな喪失」に向き合った学生たち

第6章 「死」をめぐる質問にお答えします~池上彰×釈徹宗 対談~
新型コロナウイルスで増える自殺と、救われた人/求められる「死」の「参考書」/「歌」もあなたを救う/死につけこむ「悪いやつら」
読者からの質問1~7に答える

おわりに

コラム 世界のお葬式から 沖縄編/韓国編/台湾編/インド編/アメリカ編

 

著者プロフィール

著者の池上彰(いけがみ・あきら)さんは、1950年生まれ。ジャーナリスト、名城大学教授、東京工業大学特命教授、東京大学客員教授、愛知学院大学特任教授。立教大学、信州大学、日本大学、関西学院大学、順天堂大学でも講義を担当。

慶應義塾大学卒業後、1973年にNHK入局。1994年から11年間、『週刊こどもニュース』のお父さん役として活躍。2005年に独立。いまさら聞けないニュースの基本と本質をズバリ解説。

角川新書「知らないと恥をかく世界の大問題」シリーズ、『宗教の現在地 資本主義、暴力、生命、国家』(佐藤優さんとの共著)、単行本『池上彰とホセ・ムヒカが語り合った ほんとうの豊かさって何ですか?』、角川文庫『池上彰の「経済学」講義1・2』(いずれもKADOKAWA)など著書多数。

 

池上彰と考える 「死」とは何だろう
池上 彰 (著)

「死」を考えることは「生」を考えること。あなたはどう生きますか?

死と向き合うことで、
自分はどう生きるべきかということが
浮かび上がってきます

格差社会と言われる中、誰にでも「平等」に訪れるもの――それは「死」です。
どんなに健康を保とうと努力しても、「死」は万人が受け入れざるを得ない“宿命”なのです。
あなたにとって「死」のイメージとはどんなものでしょうか? やはり怖いものですか?
死ぬ前・死ぬとき・死んだあと――いったいどんなことが起きるのでしょうか?
そもそも死ぬことは不幸なことなのでしょうか?
誰もが迎えることになる「死」についての知識を深めることは、「自分の生き方」について深く考える作業となります。「死」を考えることは「生」を考えること。
三大宗教をはじめ、多くの宗教の現場を取材し、それぞれに向き合ってきたジャーナリスト池上彰氏による「死」の世界の考察。
巻末には、釈徹宗氏との対談も収録。読者の皆さんからの「死」をめぐる質問にお答えします。

 


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