『子どもの才能を引き出す』”オードリー・タン”天才IT相”を育てた母の教育メソッド!
李雅卿(リー・ヤーチン)さん著『子どもの才能を引き出す 天才IT相オードリー・タンを育てた母の教育メソッド』(訳:ワン・チャイさん)が、日本実業出版社より刊行されました。
既存の型にとらわれないオルタナティブ教育のすべて
IQ180以上、15歳で起業し成功、台湾史上最年少で入閣……「台湾の天才」と呼ばれ、世界に多大な影響を与えるオードリー・タンさん。しかし、幼少期は周囲の人や学校教育に馴染めず不登校を繰り返した末に、自宅で学習を続けることを決断しました。
周囲の猛反対を押し切って、オードリーさんの決断を尊重し、その成長を支えたのは、本書の著者である母・李雅卿さんでした。
彼女は、権威的で管理的な教育から離れ、子どもの「才能」や「創造力」を伸ばす教育(=オルタナティブ教育)を実践する学校をつくることを決意します。そして今、その先進性は、台湾国内のみならず世界的に高い評価を得ています。
教育の新しい選択肢として注目される「オルタナティブ教育」。本書は、その草分け的な学校づくりに奔走した母・李雅卿さんと教師、親、そして子どもたちの記録です。
子どもたちが「学び」の喜びを感じられる学校
理想の教育をめざして創設された開放型学校の名は「種子学園」(種の親子実験学校)といい、そこでの様子は従来の学校教育とは大きく異なります。
◎学年分けをしない
◎科目は子どもが自由に選択する
◎学校のルールは子どもが討論して決める
◎小学生で「国家」のあり方を討論
……ほか。
「読み・書き・計算」だけでなく、「好奇心」や「やり抜く力」「自立心」を育てる学習方法で、子どもたちが「学び」の喜びを感じられる独自の教育メソッドを紹介しています。
<オードリー・タンさんの言葉>
「学びに必要なのは競争ではありません。既存の型にとらわれることなく、自分の方向性を見つけるように母は私を教育しました。みんな、自分のペースで学べばいいのです」
<台湾の著者から日本の読者へ>
「子どもたち、教師、および親たちがともに成長した学校づくりの物語です。日本の皆さんにも気に入っていただけるとうれしいです」
本書の構成
第1章 信頼と尊重
第2章 自由と線引き
第3章 耳を傾け、受け入れ、成長すること
第4章 恐れないことと責任を負うこと
第5章 教育の信念
第6章 開放学習区
第7章 教育計画
第8章 国語
第9章 数学
第10章 理科
第11章 芸術と生活
著者プロフィール
■著者:李雅卿(リー・ヤーチン)さん
1954年生まれ。台湾南投県魚池郷出身。国立政治大学法律学修士。新聞「中国時報」で記者、雑誌「商業周刊」で編集者として8年間、ジャーナリズムに携わる。
台湾の教育改革に取り組み、「自主学習」を実践する実験小学校「種子学園」を創立する。初代校長。
台北市独立学習実験プロジェクト(中学・高校6年)を立ち上げ、ユネスコから「アジアで最高のオルタナティブ教育の1つ」として称賛される。
台湾史上最年少で大臣となったオードリー・タンさんの母親。
■訳:ワン・チャイさん
復旦大学などでの漢語研修を経て、博士号を取得。その後、北京大学に入職し、研究員として勤めるなど20数年間、中国に滞在。帰国後、会社役員などを務め、現在は、フリーランスの翻訳などに従事。
星雲賞海外長編部門を受賞した『三体』(早川書房)三部作のうち第一部と第三部の翻訳を担当。
子どもの才能を引き出す 天才IT相オードリー・タンを育てた母の教育メソッド 李雅卿 (著), ワン・チャイ (翻訳) 天才IT相オードリー・タンの才能を開花させた、教育者である母による、子どもの学びの伸ばし方。 |
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