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『生きるために本当に大切なこと』僕たちは、未来をどう生きるか――渡辺憲司さんが贈る、感動の人生哲学!

渡辺憲司さん著『生きるために本当に大切なこと』

渡辺憲司さん著『生きるために本当に大切なこと』

3.11の際、若者に勇気を与えた校長(当時)として人気の渡辺憲司さん著『生きるために本当に大切なこと』(角川文庫)が、KADOKAWAより刊行されました。

 

教師生活51年――最終講義ともいえる本書には、人生を迷う多くの人たちの人生の指針となるメッセージが満載!

3.11で卒業式が中止になった生徒たちへ贈られたメッセージは80万回以上の接続を記録。本書はその全文収録に加え、孤独に悩む人々に向けた、今を幸福に生きるための力強くも優しいメッセージも満載です。解説は、本書に共感を寄せた池上彰さんが担当。

 
著者の渡辺憲司さんは、立教大学名誉教授、自由学園最高学部学部長、元立教新座中学校・高等学校校長を歴任。その教師人生の中で注目が集まったのが、2011年3月、立教新座高等学校の卒業式が中止となり、卒業生へのメッセージをインターネット上に公開した時です。

TwitterをはじめネットやSNSで話題となり、3月16日の一日だけで30万ページビュー、合計で80万回以上の接続数を記録。その力強く優しいメッセージに老若男女が感動しました。そしてコロナ禍の今、2020年3月。自由学園最高学部長ブログ146回「今本当のやさしさが問われている コロナ対策に向けて」が再び話題に。

本書は当時のメッセージを再録しブログ原稿を採録、書下ろしを加えて再編成したものです。混迷の時代に、生きることの意味を問う、多くの気づきと自信を与えてくれる人生哲学書です。

 
【本書の一部を紹介】

誤解を恐れずに、あえて、象徴的に云おう。
大学に行くとは、「海を見る自由」を得るためなのではないか。
言葉を変えるならば、「立ち止まる自由」を得るためではないかと思う。現実を直視する自由だと言い換えてもいい。(略)
時に、孤独を直視せよ。海原の前に一人立て。自分の夢が何であるか。海に向かって問え。青春とは、孤独を直視することなのだ。直視の自由を得ることなのだ。大学に行くということの豊潤さを、自由の時に変えるのだ。
(本書「卒業式を中止した立教新座高校三年生諸君へ。」より)

 
【解説の一部を紹介 解説:池上彰さん(ジャーナリスト)】

本書を読めばわかるように、渡辺氏は敬虔なクリスチャンです。聖書からの引用が随所に見られますが、「そうか、聖書には、こんなメッセージが込められていたのか」と再発見の連続でした。
一切の怯懦(きょうだ)を排し、孤独を愛し、人々を愛する。こんな素敵な先生の教えを受けた人たちの、なんと幸せなことよ。
いまさら生徒にはなれませんが、本書を読むことで、本人の謦咳(けいがい)に接することは可能なはずです。
若い人は、新たな学びとして、昔若かった人は、学び直しとして読んでいただきたい。君は海を見ましたか。
池上彰(ジャーナリスト)

★文芸WEBマガジン「カドブン」(https://kadobun.jp/)にて、本作の試し読みも公開中!
【試し読み第1弾】https://kadobun.jp/trial/ikirutame/fpeay1cpjjco.html
【試し読み第2弾】https://kadobun.jp/trial/ikirutame/b216q034sso4.html

 

本書の構成

【第一章 時に海を見よ】
卒業式を中止した立教新座高校三年生諸君へ/命二つ/十五の春へ/孤独を見つめよ/夢を抱け/紳士たれ/自然との共存/明日ではなく未来を語れ/ムラサキケマン/卒業/原発にならされし愚/浪江町請戸の浜/原発被災地の今。夢をつなぐ「福島県立ふたば未来学園中学校・高等学校」訪問

【第二章 言葉の力、祈り、いじめ、戦争】
クリスマスメッセージ「あなたの手」 矢沢宰/弱さ以外には誇るつもりはありません。無名戦士の詩/イエス・恕・非戦・「いじめ」/闇が呼ぶ光/慈しみを忘れてはならない/愛は寛容である/隣人を自分のように愛しなさい/友なるイエス/言葉の力・祈りの時を/愛する旅に出よオリンピック精神

【第三章 場所や人やモノとの出会いと別れ】
大坪秀二先生追悼/追悼 佐藤泰正先生「文学は人間力だ」/江戸はおいしい落語と歌舞伎/デンマーク余話 アシステンス墓地・キルケゴール/刀・吉原・新渡戸稲造/映画『はじめてのおもてなし』/表札は自分でかける/岡見京子、初の女性医学博士/詩人・茨木のり子異聞/五箇山コレラ病死者の石碑

【四章 今、本当のやさしさが求められている】
新得共働学舎という故郷/云わない教え/不自由のすすめ/『君たちはどう生きるか』読後/成人式を迎える諸君に「泣かすな嗤うな」/教育は理想を追っているか/コロナ禍に 人権教育を/今、本当のやさしさが問われている。

【番外編 休校おすすめ図書】
休校おすすめ図書1 漫画『風雲児たち』/休校おすすめ図書2『蝉しぐれ』/休校おすすめ図書3『マグダラのマリアさエロスとアガペーの聖女』/休校おすすめ図書4『ニルスのふしぎな旅』

【おわりに】

【解説 池上彰】

 

著者プロフィール

著者の渡辺憲司(わたなべ・けんじ)さんは、1944年生まれ。函館市出身。立教大学大学院博士課程修了。横浜市立横浜商業高等学校定時制教諭、私立武蔵中学校高等学校教諭、梅光女学院大学短期大学部・文学部教授等を経て、2010年8月より立教新座中学校高等学校校長。専門は日本近世文学。

著書に『近世大名文芸圏研究』『江戸遊里盛衰記』『新版色道大鏡』等がある。現在、自由学園最高学部学部長。

★「自由学園再校学部学部長ブログ」:https://www.jiyu.ac.jp/college/blog/ga/65171

 

生きるために本当に大切なこと (角川文庫)
渡辺 憲司 (著)

僕たちは、未来をどう生きるか。今、本当のやさしさが求められている。

 


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