あさのあつこさん〈オーディオファースト作品〉『アーセナルにおいでよ』をアナウンサー宮司愛海さんが朗読
オーディオブックおよび音声コンテンツ制作・配信サービス「Amazon オーディブル(Audible)」は、あさのあつこさんの最新書き下ろし長編『アーセナルにおいでよ』の配信をスタートしました。朗読を務めるのは、フジテレビアナウンサー宮司愛海さんです。
Amazonオーディブル〈オーディオファースト〉第11弾はあさのあつこさん『アーセナルにおいでよ』
『アーセナルにおいでよ』はAudibleオリジナルタイトルの「オーディオファースト作品」で、最初に「オーディオ」でリリースした後、2024年初夏に水鈴社より書籍として出版される予定です。Audibleはこれまでに出版社との共同プロジェクトとして10作品の「オーディオファースト作品」を配信しており、本作は2023年を締めくくる作品となります。
本作品は、累計1000万部を超える人気シリーズ『バッテリー』の著者あさのあつこさんが、今の時代に求められるスタートアップ企業を立ち上げる若者4人を描いた新しい青春小説です。
★オーディオファースト作品について:https://www.audible.co.jp/ep/audio-first-titles
あさのあつこさんコメント
原稿を執筆しているときは、その作品世界より他のことはほとんど何も考えていません。読者の反応とか、本の形態とか、売れ行きとか(これは後で気になります)。まして、オーディオ化されればどうなるか想像したことさえありませんでした。だから、驚きました。人の声によって表現された『アーセナルにおいでよ』が陰影に富んだ、豊かな世界であったことに驚き、心が震えました。今も震えています。高く低く、優しく強く、ときに張り詰め、ときに柔らかい。自在に変化する宮司愛海さんの“声”に魅了されながら、何度も喜びを噛み締めていました。
宮司愛海さんコメント
あさのあつこ先生の作品とは小学校中学年のころに読んだ『バッテリー』で出会い、その後も児童文学作品を中心に夢中であさの先生の小説を読み漁る小中学生時代を過ごしました。それから20年以上の時が経ち、こうして世に出る前のあさの先生の作品に触れられるだけでなく、自らの声を通して皆さんにお届けできる未来が待っているなんて。当時の私に伝えたら、きっとびっくりしてひっくり返ってしまうと思います。
この物語と出会えた幸せを噛み締め一言ひとこと大切に読ませていただきましたので、ぜひ皆様にもAudibleにてお楽しみいただけたら幸いです。
『アーセナルにおいでよ』概要
著者:あさのあつこさん
ナレーター:宮司愛海さん(フジテレビアナウンサー)
URL:https://amzn.to/41yQLeG
「おれ、今度、起業するんだ」幼馴染で初恋の相手・甲斐から突然呼び出された高校3年生の千香は、その文章力と思索力を見込まれ、スタートアップのメンバーとしてスカウトされた。会社の名前は「アーセナル」。「武器庫」という意味だという。
コンプレックスを持つ千香。中学生で不登校になった甲斐。詐欺に巻き込まれて逮捕歴のある陽太。バツイチのコトリ。それぞれ問題を抱えた4人は、各々の個性と能力を武器に、「アーセナル」のために奔走する――。
ナレータープロフィール
宮司愛海(みやじ・まなみ)さんは、1991年生まれ、福岡県出身。2015年にフジテレビに入社し、「めざましテレビ」「さまぁ~ずの神ギ問」などを担当。2018年からはスポーツニュース番組「S-PARK」を担当し、東京五輪、北京五輪でメインキャスターを務める。2022年10月より報道番組「Live News イット!」(月~金、15時45分~)のメインキャスターに就任。
著者プロフィール
あさのあつこさんは、岡山県出身。大学在学中より児童文学を書き始め、小学校講師ののち、『ほたる館物語』で作家デビュー。
『バッテリー』で野間児童文芸賞、『バッテリーII』で日本児童文学者協会賞、『バッテリーI~VI』で小学館児童出版文化賞、『たまゆら』で島清恋愛文学賞を受賞。
他の著書に『No.6』『ランナー』『火群のごとく』『透き通った風が吹いて』『野火、奔る』など多数。児童文学から時代小説まで、幅広い世代に親しまれている。
オーディオファースト作品について
“オーディオファースト”とは、「音声の可能性への挑戦」をコンセプトにした出版社との新しい取り組みです。オーディブルのために書き下ろされたオリジナル作品を、オーディオブックとして先行配信した後、書籍として出版します。メディアの枠を超えて作品に触れる機会を創出することで、出版業界を盛り上げていくことを目指しています。
2021年に第1弾として川上未映子さん著『春のこわいもの』を配信。
以後、
2022年10月に村田沙耶香さんをはじめとするアジアの若手作家9名による短編小説集『絶縁』、
同年11月に三浦しをんさん著『墨のゆらめき』、
同年12月に相場英雄さん著『心眼』、
同じく12月に西尾維新さん著『ウェルテルタウンでやすらかに』、
2023年5月に古内一絵さん著『百年の子』、
同年6月に汐見夏衛さん著『さよならごはんを今夜も君と』、平野啓一郎さん著『息吹』、
同年12月に吉本ばななさん著『幸せへのセンサー』、原田マハさん著『板上に咲く- MUNAKATA: Beyond Van Gogh』
を配信しています。
アーセナルにおいでよ Audible版 あさの あつこ (著), 宮司 愛海 (ナレーション), Audible Originals (出版社) |
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