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20万人が共感!韓国「2021年間ベストセラーエッセイ第1位」ソユンさん『小さな星だけど輝いている』が刊行

ソユンさん著『小さな星だけど輝いている』(訳:吉川南さん)

ソユンさん著『小さな星だけど輝いている』(訳:吉川南さん)

韓国で「2021年間ベストセラーエッセイ第1位」の話題作、ソユンさん著『小さな星だけど輝いている』(訳:吉川南さん)がかんき出版より刊行されました。

 

人気K-POPグループNCTのリーダーTAEYONG(テヨン)さんが紹介し大反響!

Z世代を中心に、日本の読者からも厚い支持を集めている韓国エッセイ。写真映えする装丁、そして心にじんわりと広がる温かな言葉がSNSを通じて拡散され、日韓それぞれでベストセラーとなる作品も相次いでいます。

「がんばれ」「もっとやれる」と励ますのではなく、「休んでいい」「ありのまま、あなたらしくいていい」と優しく包み込んでくれるようなメッセージの数々は、学業や仕事での競争や、昨今の社会情勢の変化などで疲れた人々の心を癒やしてくれます。人気の韓国アイドルがファンに向けて「おすすめの本」として紹介・朗読することも。

本書も、世界的人気を誇るK-POPアイドルグループNCTのリーダー・テヨンさんが紹介し、韓国では2021年の年間ベストセラーエッセイランキングでも第1位に輝きました。

20万人の共感を呼んだ繊細な言葉たちが、書籍やテレビ番組の字幕など幅広い翻訳を手がける吉川南さんによって丁寧に翻訳されています。

 

世界の多くの小さな星たちへ

~本文より~

わたしはこの本を、日常の暮らしの中で、自分の光を見つけようとする人たちのために書きました。多くの人と出会い、愛を学び、人間関係について思いわずらい、そしていまの自分をつくってくれた経験の中で、なんとか耐えて生きてきたわたしたちへの気持ちを、この本に込めました。

 
人生にはさまざまな意味がありますが、そのうち最も大きな意味を持っているのは「自分」だということを忘れないようにしましょう。他人の視線にとらわれて自分を見失い、さまよってはなりません。自分のない人生に、なんの意味があるでしょうか。だから、他人の基準ではなく、自分の基準に合わせて幸せに生きればいいのです。
ほかのことは気にする必要はありません。世の中のあれこれや、人の目を気にしていたら、自分に気持ちを向けることができません。そうして傷ついた心を抱きしめ、癒やしてあげないでいたら、自らの輝きを失ってしまうでしょうから。

 
これからは、自分と、自分を愛してくれる人だけに目を向けて生きてみましょう。
自分が好きなものは何か、自分を笑顔にしてくれるものは何か、自分を輝かせてくれるものは何か、それだけを考えるのです。

 
小さな星だけど輝いているみなさんを、いつも応援しています。

「小さな星だけど輝いてる」

「小さな星だけど輝いてる」

「海の中だった」

「海の中だった」

「海の中だった」

「海の中だった」

「命中」

「命中」

「ひとりでいる理由」

「ひとりでいる理由」

 

本書の目次

1 正解がなくても輝くのが人生

2 たぶん、愛じゃないかな

3 誰もが、少しずつ成長痛を経験する

4 あなたとわたしへの挨拶

おわりに 世界の多くの小さな星たちへ

 

著者プロフィール

 
■著者:ソユンさん

多情多感なのに表現することが苦手で、弱いくせに強く見せようとがんばる人。悲しみを癒やすためにときどき音楽を聞き、乱れた心を落ち着かせるために文章を書く人。繊細ではないけれど、温かいなぐさめが誰かの心に届くことを願っている。

 
■訳者:吉川南(よしかわ・みなみ)さん

朝鮮語・英語翻訳家。早稲田大学政治経済学部卒業。韓国の書籍やテレビ番組の字幕など、ジャンルを問わず幅広く翻訳を手がけている。

訳書に『私は私のままで生きることにした』(ワニブックス)、『「後回し」にしない技術』(文響社)、『今まであなたのこと友達だと思ってたのに』(かんき出版)、『勉強が面白くなる瞬間』(ダイヤモンド社)など多数。

 

小さな星だけど輝いている
ソユン (著), 吉川 南 (翻訳)

誰にでも輝く瞬間はあるだろうが、いつも永遠ではない。
ふと心に闇が舞い降りる瞬間があっても、転んでも倒れても大丈夫。
また立ち上がればいいから。
いちばん大事なことは、その間も成長しているということを忘れないこと。
時には堂々と、時に淡々と、私らしく輝けばいい。
小さくても大丈夫。星は、小さいほど長く残って輝くから。
夜空のような日常で、あなたという星もすでに輝いている。
 
人生はいつも幸せというわけではなかったけれど、不幸もあったからこそ、幸せにもっと価値が生まれるのでしょう。
多くの人間関係をつくってきたからこそ、いま大切な人たちと一緒にいられるのかもしれません。
***
無理だとわかっていても、できないとわかっていても、しがみついたこともある。でも、これからはぴんと張った人生との綱引きをやめて、ゆるく生きていこう。悪いことがいくつか続いたあとの、うれしいことひとつ。それが、わたしを生かしてくれるのだから。
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いつだったか、マリリン・モンローが語った人生の助言を読んだことがあります。星に関するものでした。「わたしたちはみんな星、誰もが輝く権利がある」。その一言に、心臓がどきりとしました。
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ある本で読んだことがある。人は愛【サラン】から人【サラム】になった、愛の存在だと。だから、いちいち他人の言葉に傷つく必要はない。自分の愛し方を知っていれば、他人の言葉に振り回される理由もない。自分より大切な人も、自分よりいい人もいない。
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人間関係に意味をつけ加えるのは、時間ではなく記憶だから。意味のある記憶があれば、関係が崩れることはない。それは、お互いを生かす救いとなる。
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人生が文章なら、どんな単語たちが、わたしの人生を説明してくれるだろう。どんな文章でも、愛が抜けていませんように。
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自分の努力で得たものじゃないなら、自分のものじゃないのだから、うらやましがらないこと。自分の失敗で起こった結果じゃないなら、自分のせいじゃないのだから、がっかりしないこと。
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「思う存分」という言葉が大好きだ。短くて簡潔だけど、すべてを与えてくれるような、頼もしさが感じられるから。それは完全無欠の許可の言葉だ。
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人間は一貫性を持つべきだという。でも、いま思えば、ずいぶん時代遅れの話だ。どうして人が一貫性を持っていられるだろうか。世界が変わり、周囲も変わるのに、自分だけ変わらないでいられるなんて。
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わたしたちは知っている。幸せとは、人生という旅で最善をつくした人だけに与えられる、プレゼントだということを。
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一度くらいは自分の好きに、一度くらいは何も考えずに、がんばらない時間も必要だから。これからわたしは、人生という戦場で、これまでのように走らないで、ゆっくり歩く準備をしよう。

 


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