あさのあつこさん〈スタートアップ企業の立ち上げに奮闘する若者たち〉の物語『アーセナルにおいでよ』が刊行
累計1000万部突破の『バッテリー』シリーズ、『NO.6』などで10代の少年少女から圧倒的な支持を受けるあさのあつこさんによる青春小説『アーセナルにおいでよ』が水鈴社より刊行されました。
本書は、2023年にAmazon オーディブル(Audible)の〈オーディオファースト作品〉として先行配信されていた作品を単行本化したものです。
「おれ、今度、起業するんだ」スタートアップ企業を立ち上げようと奮闘する若者を描いた青春小説
本書は、ネットの中傷、不登校、詐欺など学校や社会に馴染めずドロップアウトした4人の若者たちが、スタートアップ企業の立ち上げに奮闘する姿を描いた物語です。
あさのあつこさんにとっては4年ぶりとなる青春小説。その執筆のきっかけとなったのは、「今のこの時代に生きる若者たちに、未来への希望を語れる物語を届けたい」という思いでした。
大人や社会の価値観に依存せず、自分たちで新しい世界を切り開いていく若者たちの姿を描けたら。そこで頭に浮かんだのが、近年注目が高まる10代や20代の起業でした。
アーセナルとは、武器庫の意味。主人公たちは、それぞれの痛みを抱えつつ、起業を通じ、生きていく武器とは何かに気づいていきます。あさのさんは、「単なる『起業した若者たちの物語』という言葉では括れない、彼らたちだけの物語ができました」と語ります。
そんな物語に、今注目の起業家たちからも、絶賛のコメントが寄せらています。
「社会を変えるのは常にはみ出しものたちだ。生きづらさを武器に戦う若者たちの、起業物語」
――家入一真さん(株式会社CAMPFIRE 代表取締役)
「僕も、自分たちで生み出した、眩いばかりの閃光に人生を変えられた一人。これは初期衝動からしか生まれない奇跡の軌跡!」
――片石貴展さん(株式会社yutori 代表取締役)
「高校生が挑む、自分たちの居場所革命! 正解のない時代に、生きる希望をくれる一冊」
――福田恵里さん(SHE株式会社 代表取締役/CEO・CCO)
【あらすじ】
「おれ、今度、起業するんだ」
幼馴染で初恋の相手・芳竹甲斐から突然呼び出された高校3年生の川相千香は、その文章力と思索力を見込まれ、スタートアップのメンバーとしてスカウトされた。会社の名前は「アーセナル」。「武器庫」という意味だという。コンプレックスを持つ千香。中学生で不登校になった甲斐。詐欺に巻き込まれて逮捕歴のある稲作陽太。バツイチの古藤里佳子。それぞれ問題を抱えた4人は、各々の個性と能力を武器に、「アーセナル」のために奔走する――。
★あさのあつこさん刊行記念インタビュー:https://note.com/suirinsha/n/nc2e083c5f5ba
著者プロフィール
あさのあつこさんは、岡山県出身。大学在学中より児童文学を書き始め、小学校講師ののち、1991年『ほたる館物語』で作家デビュー。
1997年『バッテリー』で第35回野間児童文芸賞、1999年『バッテリーII』で第39回日本児童文学者協会賞、2005年『バッテリーI~VI』で第54回小学館児童出版文化賞、2011年『たまゆら』で第18回島清恋愛文学賞を受賞。
他の著書に『NO.6』『ランナー』『火群のごとく』『透き通った風が吹いて』『ハリネズミは月を見上げる』『野火、奔る』など多数。児童文学から時代小説まで、幅広い世代に親しまれている。
アーセナルにおいでよ あさの あつこ (著) スタートアップ企業を立ち上げようと奮闘する若者を描いた青春小説! 累計1000万部突破の『バッテリー』シリーズ、『No.6』などで10代の少年少女から圧倒的な支持を受ける作家・あさのあつこ氏。 あさの氏は、 ネットの中傷、不登校、詐欺など学校や社会に馴染めずドロップアウトした主人公たちが、起業という一つの目標に向かい、生きる「武器」を手に入れていく、まさに現代に求められる物語です。 カバーイラスト:長場雄 |
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