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Amazonオーディブル〈オーディオファースト〉第2弾!村田沙耶香さん、チョン・セランさんなどアジアの若手作家9名のアンソロジー『絶縁』を配信開始

Amazonオーディブル〈オーディオファースト〉第2弾!村田沙耶香さん、チョン・セランさんなどアジアの若手作家9名のアンソロジー『絶縁』を配信開始

Amazonオーディブル〈オーディオファースト〉第2弾!村田沙耶香さん、チョン・セランさんなどアジアの若手作家9名のアンソロジー『絶縁』を配信開始

オーディオブック及び音声コンテンツ制作・配信サービス「Amazonオーディブル(Audible)」は、アジアを代表する9名の若手作家によるアンソロジー『絶縁』の配信を開始しました。

 

村田沙耶香さん、チョン・セランさんなどアジアの若手作家9名が「絶縁」をテーマに書いた短編小説集

『絶縁』は「オーディオファースト作品」と呼ばれる、Audible発のオリジナル作品第2弾。9作中7作が書き下ろし、2作が世界初翻訳で、現在Audibleでしか楽しめない、特別な短編小説集です。

 
『保健室のアン・ウニョン先生』の著者チョン・セランさん(韓国)の発案によるこの企画に、『コンビニ人間』で芥川賞を受賞した村田沙耶香さん(日本)、『折りたたみ北京』でヒューゴー賞を受賞した郝景芳さん(中国)をはじめ、シンガポール、タイ、香港、チベット、ベトナム、台湾の作家たちが参加。

 
そして、各作品を朗読するのは俳優の三浦透子さん、蒔田彩珠さん、古川琴音さん、山田真歩さん、内田淳子さん、北浦愛さん。文化も価値観もバックグラウンドも異なるクリエイターとパフォーマーが紡ぐ、多様な “絶縁”の世界が展開されます。

 

三浦透子さん・蒔田彩珠さん・古川琴音さんのコメント

三浦透子さん

三浦透子さん

【三浦透子さんコメント】(『無』朗読)

自分は普通でないと感じている人も、別の誰かからみれば、その誰かにとって、自分よりは普通の側に属している人のようにうつることがある。一見共有できることの多いように感じる3人の女性が、対等にそれぞれをそれぞれの視点から冷静にみつめている、そこが興味深い作品だなと感じました。Audibleは音の作品だから聴くタイミングを探しやすいと思うのですが、あえて、音に集中するという時間の中で作品を聴いてもらえたら嬉しいです。

蒔田彩珠さん

蒔田彩珠さん

【蒔田彩珠さんコメント】(『穴の中には雪蓮花が咲いている』朗読)
この物語は、主人公が父から言われた言葉をそれとなく幼なじみに伝え、それを幼なじみが返してくれた時に本当の意味を理解する、とても素敵な温かい作品だと思いました。声だけで気持ちや情景を伝えるのがすごく難しかったのですが、この作品が持つ温かさが聴いている方々にも届くと嬉しいです。

古川琴音さん

古川琴音さん

【古川琴音さんコメント】(『絶縁』朗読)

誰しもが日々感じている他人との違和感はいつどこで掛け違い大きな溝になってしまったのか。そもそもその違和感とは、いつどこで生まれてどう根付いてしまったのか。この作品を読んで深く考えるきっかけになりました。
今回アジアの異なる国々の作者による短編集を、異なる6人の役者が朗読しました。
聴いてくださる方々にこの物語がきちんと届くことを願っております。

 
★特別インタビューURL:https://youtu.be/7GE9m2azNeU

 

 

『絶縁』について 〔敬称略〕

『絶縁』カバーアート

『絶縁』カバーアート

◆著者:村田沙耶香/チョン・セラン/アルフィアン・サアット/ウィワット・ルートウィワットウォンサー/韓麗珠/ラシャムジャ/郝景芳/グエン・ゴック・トゥ/連明偉

◆ナレーター:三浦透子/蒔田彩珠/古川琴音/山田真歩/内田淳子/北浦愛

 
「アジアの若手作家が同じテーマのもと短編を書く――そんなアンソロジーを作ってみませんか。今、思い浮かんでいるテーマは“絶縁”です」韓国人作家チョン・セランの掛け声のもと始まった、9都市9名からなる「奇跡」のプロジェクト。
格差拡大やコロナ禍、そして戦争によって、人・都市・国家の分断が急速に進みつつある時代、作家たちは「絶縁」からいかなる物語を紡ぐか。

★URL:https://amzn.to/3skz9Ct

 

村田沙耶香 写真:(c)文藝春秋

村田沙耶香 写真:(c)文藝春秋

『無』
著者:村田沙耶香
朗読:三浦透子
突如若者たちに舞い降りた「無」ブーム。世界各地に「無街」が建設され――。

(c)melmel Chung

(c)melmel Chung

『絶縁』
著者:チョン・セラン
訳:吉川凪
朗読:古川琴音
6人の放送作家に手を出した男への処罰は不当か否か。激しき議論は親友たちを分かち…。

『妻』
著者:アルフィアン・サアット
訳:藤井光
朗読:内田淳子
夫がさりげなく口にした同級生の名前、妻は何かを感じとった

『ポジティブレンガ』
著者:郝景芳
訳:大久保洋子
朗読:北浦愛
ポジティブシティでは、人間の感情とともに家具や建物が色を変える。

『燃える』
著者:ウィワット・ルートウィワットウォンサー
訳:福冨渉
朗読:内田淳子
先鋭化する民主化運動のかたわらで生きる「あなた」たちの物語。

『秘密警察』
著者:韓麗珠
訳:及川茜
朗読:山田真歩
都市に走った亀裂、浸透する秘密警察、押し黙る人びと、そして猫。

『穴の中には雪蓮花が咲いている』
著者:ラシャムジャ
訳:星泉
朗読:蒔田彩珠
ブラック職場を去ることにした僕。頭を過るのは死んだ幼馴染の言葉だった。

『逃避』
著者:グエン・ゴック・トゥ
訳:野平宗弘
朗読:山田真歩
家族の「縁」から逃れることを望んできた母が、死を目前にして思うこと──。

『シェリスおばさんのアフタヌーンティー』
著者:連明偉
訳:及川茜
朗読:北浦愛
カリブの島国セントルシア。少年たちには卓球の練習後に集う「秘密の場所」がある。

 

オーディオファースト作品について

“オーディオファースト”とは、「音声の可能性への挑戦」をコンセプトにした出版社との新しい取り組みです。オーディブルのために書き下ろされたオリジナル作品を、オーディオブックとして先行配信した後、書籍として出版します。メディアの枠を超えて作品に触れる機会を創出することで、出版業界を盛り上げていくことを目指しています。

2021年に第1弾として川上未映子さん著『春のこわいもの』を配信。今後、三浦しをんさん、相場英雄さん、西尾維新さん、汐見夏衛さんの作品制作を予定しています。

 

絶縁: (小学館) Audible版
村田 沙耶香 (著), チョン・セラン (著), アルフィアン・サアット (著), ウィワット・ルートウィワットウォンサー (著), 韓麗珠 (著), ラシャムジャ (著), 郝景芳 (著), グエン・ゴック・トゥ (著), 連明偉 (著), 三浦 透子 (ナレーション), 蒔田 彩珠 (ナレーション), 古川 琴音 (ナレーション), 山田 真歩 (ナレーション), 内田 淳子 (ナレーション), 北浦 愛 (ナレーション), Audible Studios (出版社)

<オーディオファースト作品 第1弾>

春のこわいもの Audible版 – オリジナルレコーディング
川上 未映子 (著), 岸井 ゆきの (ナレーション), Audible Studios (出版社)

【Audible Originals】芥川賞作家・川上未映子によるAmazon Audible書き下ろし小説。

朗読は、主演映画「愛がなんだ」をはじめ数々の映画やドラマ、舞台に出演している 俳優 ・岸井ゆきの。

“感染症”大流行直前の日常を舞台に描かれる6編の物語。
入院中のわたしがきみに宛てた手紙 ─「青かける青」。
高級ホテルでギャラ飲みの面接を受ける二人の女性 ─「あなたの鼻がもう少し高ければ」。
死期が近づいている老女と大柄な後ろ姿の家政婦 ─「花瓶」。
あなたと生年月日がまったく同じ作家の自殺 ─「淋しくなったら電話をかけて」。
大切な手紙を探しに夜の学校に忍び込む僕と彼女 ─「ブルー・インク」。
高校時代の親友から久しぶりにかかってきた電話に ─「娘について」。

[カバーアート]
カバーデザイン 名久井直子
絵 ファブリックストラクチャー、ハンナ・アレックス

 


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