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吉本ばななさん〈オーディオファースト作品〉『幸せへのセンサー』を千葉雄大さんが朗読

オーディオブックおよび音声コンテンツ制作・配信サービス「Amazon オーディブル(Audible)」は、吉本ばななさんによる『幸せへのセンサー』の配信をスタートしました。朗読を務めるのは、俳優の千葉雄大さんです。

 

Amazonオーディブル〈オーディオファースト〉第9弾は吉本ばななさん『幸せへのセンサー』

『幸せへのセンサー』は、Audibleで最初に配信され、一定期間後に書籍としても発売される「オーディオファースト作品」です。として楽しむことができるオリジナル作品で、これまでにAudibleと出版社の共同プロジェクトとして8作品リリースされました。『幸せへのセンサー』は幻冬舎との共同プロジェクトで、後日同社より書籍としても発売予定です。

 
『幸せへのセンサー』は吉本ばななさんの、「幸せってそもそも何でしょう?」という問いについて、自身の59年間の経験から幸せの本質に迫る作品です。「幸せ」とは、こういったものなのではないかという洞察や、自分自身の幸せを理解するためのヒントが提供されています。

★オーディオファースト作品について:https://www.audible.co.jp/ep/audio-first-titles

 

吉本ばななさんコメント

幸せとは追いかけても果てしなく遠いけれど、毎日を善く懸命に生きているといつのまに近くにいるものだ、とメーテルリンクが描いたように、結局は夢中にただただ生きることが幸せへの道だな、と思います。私が体験したいろいろなエピソードをふまえて幸せについて考察してみました。

 
前のめりに朗読しない瞑想的な声を持つ人って誰だろう?と思ったとき、千葉雄大さんしか思いつけませんでした。千葉さんの落ち着いたきれいな声が幸せについて語るのを聴いているだけで、私もいつのまにか幸せな気持ちになりました。 

 

千葉雄大さんコメント

ラジオがもともと好きで、音だけで伝わることは素晴らしいと思っています。吉本さんの文章、素敵な言葉がすんなり入ってくるように意識して朗読しました。作品の受け取り方も洗い物をしながら聴くのか、家事をしながら聴くのか、聴く場所によって異なると思いますし、より日常生活に根ざした感じになるのではと思います。ぜひAudibleでお楽しみください。

 

『幸せへのセンサー』概要

著者: 吉本ばななさん
ナレーター:千葉雄大さん
構成:瀧晴巳さん
URL:https://amzn.to/3Ttj2kF

 
「幸せってそもそも何でしょう? 59年間生きてきてわかった、幸せっていうのは、つまりこういうことじゃないか。こういう考え方をしたら自分にとっての幸せがどういうものかわかってくるはず。ということを、お話ししてみます。」
――吉本ばなな

 
幸せはオーダーメイド。
いつでも、自分に合わせた形で取り出せる。

・何が耐えられて、何が耐えられないか。自分の体のセンサーを信頼する
・周りに合わせながらも「自分は本当はこう思っている」ということはわかっておく
・普段は仮面をかぶって、自分らしさは家族や友人など少数の人に発揮する
・シュミレーション通りに行かないことを情熱を持ってどんどんやってみる
・誰と何をしたか、いちいち人に言わない。自分しか知らないことを作る
・弱っている時は、優しい言葉で話せる人、気持ちが安らぐ人と過ごす

 

ナレータープロフィール

千葉雄大(ちば・ゆうだい)さんは、俳優。1989年3月9日生まれ、宮城県出身。O型。2010年、テレビ朝日系特撮「天装戦隊ゴセイジャー」の主役・アラタ/ゴセイレッド役でデビュー。

以降、TBS系ドラマ「桜蘭高校ホスト部」、日本テレビ系ドラマ「家売るオンナ」、NHK連続テレビ小説「わろてんか」、映画「黒崎くんの言いなりになんてならない」「帝一の國」「兄に愛されすぎて困ってます」などに出演。

 

著者プロフィール

吉本ばなな(よしもと・ばなな)さんは、1964年生まれ、東京都出身。日本大学藝術学部文芸学科卒業。1987年『キッチン』で第6回海燕新人文学賞を受賞しデビュー。

1989年『キッチン』『うたかた/サンクチュアリ』で第39回芸術選奨文部大臣新人賞、同年『TUGUMI』で第2回山本周五郎賞、1995年『アムリタ』で第5回紫式部文学賞、2000年『不倫と南米』で第10回ドゥマゴ文学賞、2022年『ミトンとふびん』で第58回谷崎潤一郎賞を受賞。著作は30か国以上で翻訳出版されており、海外での受賞も多数。noteにて配信中の「どくだみちゃんとふしばな」 をまとめた文庫本も発売中。

 

オーディオファースト作品について

“オーディオファースト”とは、「音声の可能性への挑戦」をコンセプトにした出版社との新しい取り組みです。オーディブルのために書き下ろされたオリジナル作品を、オーディオブックとして先行配信した後、書籍として出版します。メディアの枠を超えて作品に触れる機会を創出することで、出版業界を盛り上げていくことを目指しています。

 
2021年に第1弾として川上未映子さん著『春のこわいもの』を配信。

以後、
2022年10月に村田沙耶香さんをはじめとするアジアの若手作家9名による短編小説集『絶縁』
同年11月に三浦しをんさん著『墨のゆらめき』
同年12月に相場英雄さん著『心眼』
同じく12月に西尾維新さん著『ウェルテルタウンでやすらかに』
2023年5月に古内一絵さん著『百年の子』
同年6月に汐見夏衛さん著『さよならごはんを今夜も君と』
同年10月に平野啓一郎さん著『息吹』
を配信しています。

 

幸せへのセンサー Audible版
吉本 ばなな (著), 千葉 雄大 (ナレーション), Audible Originals (出版社)

イラスト:ウィスットポンミニット

 


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