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2023年度ホラー小説ベスト20を発表!『このホラーがすごい! 2024年版』が刊行

2023年度ホラー小説ベスト20を発表する『このホラーがすごい! 2024年版』が宝島社より刊行されました。

 

新たなホラーブームを牽引する、雨穴さん×梨さん×背筋さん 1万字鼎談も収録!

宝島社は、1988年からミステリー小説のガイドブック『このミステリーがすごい!(以下、このミス)』を発売しています。毎年、作家や書評家、ライターなどの有識者へアンケートを行い、「今年面白かったミステリー小説」を調査。その結果をランキング形式で発表しています。

さらに、ランクインした作家へのインタビューや、ここでしか読めない対談など、特別なコンテンツを多数収録。読者が本当に面白いと思う作品に出会えるガイドブックとして支持されています。

 
このたび発売された『このホラーがすごい! 2024年版』は、『このミス』編集部が制作した初のホラー小説ガイドブックで、『このミス』と同じく、専門家らが選ぶ、2023年に発表されたホラー小説ベスト20を国内編/海外編に分けて発表します。

2023年にXで話題となったモキュメンタリー作品『近畿地方のある場所について』をはじめ、第43回横溝正史ミステリ&ホラー大賞史上初の三冠受賞作『をんごく』、近年人気を集めるいわゆる「因習村」を扱った『極楽に至る忌門』、オンデマンドで刊行された幻想怪奇小説『甲府物語飯野文彦異色幻想短編集』など、幅広い作品がランクイン。

 
さらに、昨今のホラーブームをけん引する雨穴さん×梨さん×背筋さんによる1万字の鼎談や、綾辻行人さん、三津田信三さんら作家13名による特別エッセイ、ホラー史を知るうえで欠かせない必読ホラー20選などを収録しています。

 
【コンテンツ】

◎巻頭鼎談 雨穴×梨×背筋モキュメンタリーホラーの旗手がここに集結

◎2023年のホラー小説ベスト20発表国内/海外ランキング

◎国内編第1位作家特別インタビュー

◎綾辻行人、三津田信三ら作家13名による特別ホラーエッセイ

◎スティーヴン・キング作家生活50周年記念鼎談 阿津川辰海×斜線堂有紀×白石朗

◎ホラー史を知るうえで欠かせない! 必読ホラー20選[国内編/海外編]

◎ベスト6 [国内編/海外編](ランキングアンケートの内訳)

 

編集部よりコメント

間取り図を文章の間に落とし込み、作品として成立させた「変な家」。情報を少しずつ更新し、リアルタイムで増幅する恐怖を演出した「近畿地方のある場所について」。バラエティー番組の体をとったフェイクドキュメンタリー「テレビ放送開始69年! このテープもってないですか?」(BSテレ東)。大量の怪文書のつながりを来場者に考察させる展覧会「その怪文書を読みましたか」など、近年のホラーブームでは、メディアの垣根を超え、既存のフォーマットではできなかった試みが次々と成功しています。これほどの盛り上がりを見せているのは、それらが「怖い」だけでなく、今までにない新しい「面白さ」を見せてくれるからではないでしょうか。

本書はそのようなブームの立役者である雨穴さん、梨さん、背筋さんの鼎談をはじめ、現代のホラーコンテンツについて余さず紹介する書籍となっています。

――書籍局 第2編集部 梅田みなみさん

 

このホラーがすごい! 2024年版
『このミステリーがすごい!』編集部 (編集)

『このミス』編集部が贈るホラー小説のランキングブック! 2023年4月~2024年3月に発売されたホラー小説から、国内・海外ベスト20の作品を紹介します。表紙を飾るのは『変な家』の雨穴。巻頭では、『近畿地方のある場所について』の背筋、『かわいそ笑』の梨も招き、記念鼎談を掲載します。綾辻行人ほか、人気作家13名による特別エッセイ「私の怖い話」など、豪華企画も盛りだくさんの充実した一冊です。

 


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