直木賞作家・井上荒野さんの短編シリーズが「U-NEXT」オリジナル書籍として配信開始
動画配信サービス「U-NEXT」は、『切羽へ』『あちらにいる鬼』など数多くの人気作がある直木賞作家・井上荒野さんの短編シリーズ第1弾『私たちが轢かなかった鹿』をU-NEXTのオリジナル書籍として配信開始しました。U-NEXTの月額会員の方であれば「読み放題」でご覧になれます。
井上荒野さん『私たちが轢かなかった鹿』について
★URL:https://video.unext.jp/book/title/BSD0000673623
本シリーズは、同じ出来事や人物を、複数の異なる人物の視点から描く短編小説です。3ヵ月に1回更新、全5回を予定しており、第1弾のタイトルは『私たちが轢かなかった鹿』。山麓にある別荘に親友が訪れてきた日について、最初の語り手とその親友、両面から描きます。
シリーズ全編にわたって、イラストはMIKITAKAKOさん、デザインはalbireo・西村真紀子さんが手がけています。
【あらすじ】
杏子は朝から落ち着かない。長年の付き合いになる親友の真弓が来るというのに。息子の晴も来る。二人が付き合っていることは事前に連絡があった。真弓には恋愛事情も何もかも打ち明けてきたはずなのに、今交際中の鷲尾のことはなぜか紹介できずにいる。
真弓も気分が落ち着かない。親友の息子と付き合っている気まずさと、杏子には到底語れない悩みがあるから。
親友と二人の恋人。同じ日、同じ出来事をそれぞれの視点から描く短編。
著者プロフィール
著者の井上荒野(いのうえ・あれの)さんは、1961年生まれ、東京都出身。成蹊大学文学部卒業。1989年「わたしのヌレエフ」でフェミナ賞、2004年『潤一』で島清恋愛文学賞、2008年『切羽へ』で直木賞、2011年『そこへ行くな』で中央公論文芸賞、2016年『赤へ』で柴田錬三郎賞、2018年『その話は今日はやめておきましょう』で織田作之助賞を受賞。
他の作品に『もう切るわ』『ひどい感じ 父・井上光晴』『夜を着る』『リストランテ アモーレ』『あちらにいる鬼』『あたしたち、海へ』『そこにはいない男たちについて』『百合中毒』『生皮 あるセクシャルハラスメントの光景』『小説家の一日』『僕の女を探しているんだ』などがある。
U-NEXTオリジナル書籍について
U-NEXTは2019年1月、動画配信サービスながら、1つのアプリで電子書籍も楽しめるサービスとしてリニューアル。そして2020年8月より、月額会員であれば追加料金なく「読み放題」で楽しめるオリジナル書籍を提供開始しました。
なお、これらのオリジナル書籍は、U-NEXTで先行配信したのち、1~3ヶ月を目処にKindleストア、Apple Booksなど他のプラットフォームでも提供されます。また、藤井清美さん『#ある朝殺人犯になっていた』、チョン・ミジンさん『みんな知ってる、みんな知らない』、秋吉理香子さん『息子のボーイフレンド』、小野美由紀さん『路地裏のウォンビン』、柴田哲孝さん『ジミー・ハワードのジッポー』、藤野千夜さん『団地のふたり』、藤井清美さん『#ある朝殺人犯になっていた』など一部作品は紙の書籍として販売されているので、全国の書店でも購入できます。
★「U-NEXT」オリジナル書籍一覧:https://video.unext.jp/book/originals/book
★公式Twitterアカウント:https://twitter.com/UNEXT_publish
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