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第21回「R-18文学賞」受賞作家・上村裕香さん×直木賞作家・窪美澄さんトークイベント「創作の衝動 つづりつづける作家たち」を開催

第21回「R-18文学賞」受賞作家・上村裕香さん×直木賞作家・窪美澄さんトークイベント「創作の衝動 つづりつづける作家たち」を開催

第21回「R-18文学賞」受賞作家・上村裕香さん×直木賞作家・窪美澄さんトークイベント「創作の衝動 つづりつづける作家たち」を開催

京都芸術大学は、文芸表現学科3年生の上村裕香さんが小説「救われてんじゃねえよ」で、新潮社主催「女による女のためのR-18文学賞」の大賞を受賞したことを祝し、受賞記念イベント「創作の衝動 つづりつづける作家たち」を12月17日(土)に開催します。対談のお相手には、2022年上半期に直木賞を受賞した作家の窪美澄さんを迎えます。

 

文芸表現学科主催Storyvilleトークイベント「創作の衝動 つづりつづける作家たち」概要

京都芸術大学文芸表現学科3年生の上村裕香さんの小説「救われてんじゃねえよ」が「R-18文学賞」の大賞を受賞したことを祝し、受賞記念イベントが開催されます。

第21回「女による女のためのR‐18文学賞」贈呈式の様子

第21回「女による女のためのR‐18文学賞」贈呈式の様子

トークイベントは2部制を予定。第1部では、「R-18文学賞」の選考委員であり、第8回の受賞者でもある窪美澄さんと上村裕香さんによる対談を行ない、デビューに共通点を持つおふたりがどんなことに突き動かされ、どのようにして言葉をつづりつづけているのかについて語り合います。

第2部では、「R-18文学賞」を主催する新潮社から現役編集者の方もお迎えし、プロとしてデビューするとはどういうことか、座談会形式で様々な角度からお話しいただきます。

人気作家として活躍される窪美澄さんと、デビューを果たし、作家人生を歩みだしたばかりの上村裕香さん。おふたりにとっての創作の衝動とは――。

 
■日時:2022年12月17日(土)14時00分~16時30分(開場13時30分)

■会場:京都芸術大学 瓜生山キャンパス 望天館4階 BT41教室

■参加費:無料

■定員:120名

■参加方法:申込みフォーム(https://forms.gle/NM5qfXRH8VTbNVZh7)より事前予約
※申し込みフォームより、ぜひ窪さん、上村さんへの質問も事前にお寄せください。

■主催:文芸表現学科「Storyville」

★イベント詳細:https://www.kyoto-art.ac.jp/production/?p=157076

※会場にご来場のかたのなかから抽選で、3名の方に窪さんのサイン入り文庫本をプレゼントする予定です。

 

登壇者プロフィール

 
■窪美澄(くぼ・みすみ)さん

(c)Kaori Nakabayashi

(c)Kaori Nakabayashi

小説家。2009年「ミクマリ」で R-18 文学賞大賞を受賞。また同年、同書で山本周五郎賞を受賞。2012年に第二作『晴天の迷いクジラ』で山田風太郎賞を受賞。2022年『夜に星を放つ』で第167回直木賞を受賞。

 
■上村裕香(かみむら・ゆたか)さん

小説家、文芸表現学科在籍中。2022年「救われてんじゃねえよ」で第21回R-18文学賞大賞を受賞。選考委員からは「ナイフでメッタ刺しにするような切迫感」「殺傷力の高い文章」と評される。同年に「何食べたい?」で第19回民主文学新人賞を受賞。

 

第21回R-18文学賞大賞受賞作「救われてんじゃねえよ」について

レベルの高い候補作の中「読んだ瞬間、これが受賞作だとすぐにわかりました」と選評者に言わしめた「救われてんじゃねえよ」の主人公は難病の母親を介護する生活に余裕のない女子高生。暗く重たい印象を抱くテーマですが、鋭い切り口にそれだけでは言い表せない感情に揺さぶれることになります。

何の希望もない真の絶望も、都合の良い救済も存在しない、そこにあるのは笑ってしまうような現実だけ。その現実は憐憫を誘うが、主人公はそれを求めていない――小説の外側にある現代社会にも目を向けざるを得ないような緊張感を孕んでおり、自身で考えるきっかけとなる作品です。

 
<あらすじ>

築五〇年、八畳一間のアパートで、「わたし」は難病の母を一人で介護しながら高校に通う。散財癖のある父、真っ当だが頼りにならない担任、恵まれた生活を送るクラスメイト……。東村アキコさんが「本当に打ちのめされてしまうものの、だからこそ読み返してしまう」と語る、想像の先にある現実を描いた衝撃作。

 

京都芸術大学 文芸表現学科の社会実装科目「Storyville」について

京都芸術大学文芸表現学科において開講される社会実装科目。学生が主体となり、文芸に関するイベントを企画・主催・運営を通し、社会に広く知見を還元することを目指しています。

今回のトークイベントでは、ポスター・フライヤーの制作、当日の会場設営、ゲスト対応、事後アンケートの準備と集計まで、すべて学生が責任をもって行なっています。

 
(過去の活動例)
◎2022年7月:漫画家・今日マチ子さんトークイベント/イベントレポート
https://www.kyoto-art.ac.jp/production/?p=149646
https://www.kyoto-art.ac.jp/production/?p=151612

◎2021年11月:作家・川越宗一さんトークイベント
https://www.kyoto-art.ac.jp/production/?p=134888

 
<学校法人瓜生山学園 京都芸術大学について>

13学科23コースからなる国内最大規模の総合芸術大学です。芸術を通して社会で必要な力を育成しています。
芸術を学んだ学生が社会を変える「藝術立国」を教育目標に掲げ、通学課程では特に “社会と芸術”の関わりを重視した芸術教育を推進。企業や自治体などが抱える課題を、学生たちがアート・デザインの力で解決する「社会実装プロジェクト」が年間100件以上あります。学科を超えたグループワークや実際の仕事を通して、社会性を備えた表現者を育成しています。

■学科編成:13学科23コース(美術工芸学科、マンガ学科、キャラクターデザイン学科、情報デザイン学科、プロダクトデザイン学科、空間演出デザイン学科、環境デザイン学科、映画学科、舞台芸術学科、文芸表現学科、アートプロデュース学科、こども芸術学科、歴史遺産学科)

■在籍者数:3,926名(芸術学部 正科生、2022年5月現在)

★URL:https://www.kyoto-art.ac.jp/

 
【関連】
文芸表現学科Storyville主催、窪美澄さんと上村裕香さんトークイベント 『創作の衝動 つづりつづける作家たち』開催のお知らせです。 | 文芸表現学科 | KUA BLOG

 


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