【第22回現代短歌新人賞】山木礼子さん第一歌集『太陽の横』が受賞
さいたま市は、歌壇に新風をもたらす歌人を表彰する「第22回現代短歌新人賞」の受賞作を発表しました。
第22回現代短歌新人賞が決定!
第22回現代短歌新人賞の選考会が12月5日に開催され、次の通り受賞作品が決定しました。
<第22回現代短歌新人賞 受賞作品>
山木礼子(やまき・れいこ)さん
『太陽の横』(短歌研究社)
選考委員は、篠弘さん(歌人)、高橋順子さん(詩人)、小池光さん(歌人)、栗木京子さん(歌人)、米川千嘉子さん(歌人)。
【選考委員講評】
「若い女性の歌がきわだつ時代。社会人として仕事を持ちながら、育児にいそしむ歌も、その苦闘する葛藤を掘り下げた、新しいタイプが出現する。男性社会へのきびしい批判が顕在した受賞作は、まさしく現代の歌である。」
【山木礼子さんコメント】
「このたびは本当にありがとうございます。光栄な賞を頂きましたことをうれしく思います。また一歩ずつ、これからの日々に向かってゆければと感じております。」
受賞者プロフィール
山木礼子さんは、2009年「未来短歌会」に入会。2011年に未来賞、2013年「目覚めればあしたは」30首で短歌研究新人賞を受賞。
2021年に今回の受賞作となる第一歌集『太陽の横』を上梓。
現代短歌新人賞について
現代短歌新人賞は、日本現代短歌界の振興と、さいたま市民の文学活動の充実を図るために、歌壇に新風をもたらす方を表彰し、新人歌人の発掘・支援を行うことを目的とする短歌賞です。さいたま市・さいたま市教育委員会が主催、文化庁・埼玉県・埼玉県教育委員会・本阿弥書店が後援。
有識者(歌人等約180名)を対象としたアンケートを行い、多くの推薦を受けた歌集および、選考委員が推薦する歌集を併せて、選考会にて決定します。
第22回は、令和2年10月1日から令和3年9月30日までに刊行された、原則として第一歌集を対象としています。
表彰式及び特別講演について
■日時:令和4年3月27日(日曜日) 14時から16時(13時開場)
■会場:ソニックシティビル4階 市民ホール(JR大宮駅西口徒歩3分)
■特別講演:米川千嘉子さん「大西民子と現代」
■定員:80名(要事前申込み)
■費用:無料
■申込期間:令和4年2月18日(金)~令和4年3月18日(金)
■申込方法
◎さいたま市ホームページ:「第22回現代短歌新人賞表彰式・特別講演のお知らせ」(https://www.city.saitama.jp/003/003/001/p069204.html)から申込み
◎電話又はFAXで申込み:参加者全員の氏名、代表者の電話番号を生涯学習振興課へ(TEL:048-829-1705/FAX:048-829-1989)
※申込みは先着順です。結果は参加できない方のみに連絡します。
太陽の横 山木礼子 2013年第56回新人賞受賞作「目覚めればあしたは」から「短歌研究」連載まで8年間の作品をまとめた待望の第一歌集。 |
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