横関大さん『忍者に結婚は難しい』が第10回静岡書店大賞受賞&菜々緒さん主演でドラマ化!
江戸川乱歩賞作家・横関大さんが描いた忍者エンタメ小説『忍者に結婚は難しい』(講談社)が「第10回静岡書店大賞」小説部門大賞に選ばれました。
また、『忍者に結婚は難しい』は来年1月5日よりフジテレビ系列にて、菜々緒さん主演でドラマ化も決定しています。
静岡生まれ、静岡育ちの横関大さん『忍者に結婚は難しい』が静岡書店大賞を受賞
伊坂幸太郎さん、辻村深月さん、小川糸さん、中脇初枝さんも受賞した「静岡書店大賞」が、静岡県内の468名の書店員さん、147名の図書館員さんの投票によって決定しました。
「第10回静岡書店大賞 小説部門」大賞に輝いたのは、横関大さん著『忍者に結婚は難しい』(講談社)。静岡県出身作家が、同賞を受賞するのは10回目にして初の快挙です。
「静岡書店大賞」は、読者におすすめしたい作品を「小説部門」「児童書・新作部門」「児童書・名作部門」「映像化したい文庫部門」の4ジャンルで選ぶもので、その年の話題作が受賞をしてきました。
5月30日に発売された『忍者に結婚は難しい』は読者の間で「『ルパンの娘』シリーズを超える物語だ」と話題になり、発売後即重版。じわりじわりと売れ続けていました。
伊豆のキャンプ場で運命的に出会った二人が、実は敵対する伊賀と甲賀の末裔だった。しかも燃え上がったのは最初だけで今では関係も冷え切っているのに、日本を揺るがす難題に巻き込まれていく――というミステリーであり、サスペンスであり、ラブロマンスである上質な忍者小説です。先日、忍者の里である伊賀市、甲賀市からも公認をいただいた本格派。
日本では結婚しても3組に1組は離婚をするといわれていますが、果たして二人は離婚の危機を乗り越えることはできるのでしょうか。
静岡書店大賞の受賞を受けて、作者の横関さんは
「このたびは静岡書店大賞をいただき、誠にありがとうございます。僕自身、静岡県の出身で、数年前まで県内の某市役所で働いていたため、その喜びも格別です。当然のことながら静岡書店大賞も知っており、毎年静岡県内の書店で大きく展開されているのを見て、内心羨ましく思っていました。十回目にして初の静岡県出身者の受賞というのも、何かの縁かもしれません。受賞作である『忍者に結婚は難しい』は来年にはドラマ化も控えていて、僕にとっても大きなポイントとなる作品となりました。来年はNHK大河ドラマも家康ですし、『忍者~』の一部舞台も静岡なので、盛り上がってくれると有り難いです。これを励みに、今後も上質なエンターテインメントを産み出せるよう、益々努力していきたいと思います。」
と喜びともにさらなる飛躍を誓うコメントを寄せています。
静岡県内の書店では静岡限定帯の『忍者に結婚は難しい』が並び、横関さんによる静岡限定ショートストーリーを配布中です。
★静岡書店大賞公式HP:https://sstaisyou.eshizuoka.jp/
菜々緒さんと鈴木伸之さんが夫婦役で出演! ドラマは2023年1月5日スタート
『忍者に結婚は難しい』は、フジテレビでドラマ化も決定しました。
2023年1月5日(木)スタートの木曜劇場〈毎週(木)22時~22時54分 ※初回15分拡大〉にて、菜々緒さん主演、鈴木伸之さんが夫役で出演。さらに、勝地涼さん、山本舞香さん、吉谷彩子さん、藤原大祐さん、筧美和子さん、ともさかりえさん、古田新太さん、市村正親さんの主要忍者を含む豪華キャストの8人がレギュラー出演することも発表されています。
★ドラマ公式HP:https://www.fujitv.co.jp/ninja/
著者プロフィール
著者の横関大(よこぜき・だい)さんは、1975年生まれ、静岡県出身。武蔵大学人文学部卒業。2010年『再会』で第56回江戸川乱歩賞を受賞。
2019年に連続ドラマ化された『ルパンの娘』が大ヒットし、2020年に続編、2021年には映画化もされた。さらに『K2 池袋署刑事課 神崎・黒木』も連続ドラマ化。2023年1月には第10回静岡書店大賞小説部門1位を獲得した『忍者に結婚は難しい』のドラマ化も控えている。
ほかの著書に『誘拐屋のエチケット』『ゴースト・ポリス・ストーリー』など。
忍者に結婚は難しい 横関 大 (著) 互いの正体を知らずに結ばれた二人 伊賀と甲賀。消えたはずのライバル忍者一族は、令和の今も人知れず暗躍していた。手裏剣術などの古き伝統を守りつつ郵便ネットワークを牛耳る大組織・伊賀、麻酔銃やドローンなどを積極的に活用する少数精鋭の実力派集団・甲賀として。 忍者ラブコメディー開幕! |
【関連】
▼静岡書店大賞:第10回静岡書店大賞決定!
▼忍者に結婚は難しい – フジテレビ
◆「芳林堂書店と、10冊」より鮎川哲也賞受賞作家・門前典之さん『屍の命題』が復刊 | 本のページ
◆「第22回『このミステリーがすごい!』大賞」隠し玉作品『科捜研・久龍小春の鑑定ファイル 小さな数学者と秘密の鍵』が刊行 | 本のページ
◆雅な古都の魅力が散りばめられた“はんなり”ミステリー!『神宮道西入ル 謎解き京都のエフェメラル』シリーズ第3弾「秋霖と黄金色の追憶」が刊行 | 本のページ
◆東川篤哉さん初の「幽霊ミステリー(?)」『博士はオカルトを信じない』が刊行 | 本のページ