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『学び直し大全』誰でも「簡単に始められる」「楽しく学び続けられる」方法を体系化

堀宏史さん著『学び直し大全』

堀宏史さん著『学び直し大全』

堀宏史さん著『学び直し大全』が大学教育出版より刊行されました。

いま「学び直し」が注目を集めています。「リスキリング」や「リカレント教育」とも表現されますが、「変化する社会で、今後必要となるスキルや技術を学ぶこと」のことです。岸田首相が10月3日の臨時国会所信表明演説で「リスキリング(学び直し)の支援に5年で1兆円を投じる」と表明するなど、「学び直し」は大きな注目を集めるキーワードとなっています。

しかし、「学ぶ」ということは仕事に活かせるスキルや技術を習得するだけでなく、実は大人のマインドフルネスにも効果があるのです。『学び直し大全』では、トップクリエイターが、さまざまな領域の学びについて「ラーニングフルネス(学びの幸福感)」メソッドとして公開。中高年の大きな話題となっている「学び直し」との向き合い方を変え、新しい一歩を踏み出すきっかけとなる一冊となっています。

 

大人の学び直しでマインドフルネスを!

イギリスの組織論学者リンダ・グラットンさんが『ライフシフト』(東洋経済新報社)で書いているように、これからを生きる私たちは、世界的な長寿化により人間が100年以上生きるという「人生100年時代」を過ごすこととなります。

 
人生100年時代になり寿命が伸びるということは「働く期間が伸びる」ということであり、テクノロジーや時代の進化によって仕事に求められるスキルは大きく変わっていきます。

学校を卒業してずっと同じ会社で働き続けるモデルは通用しなくなり、学校を卒業して社会人になった後もスキルを身に着け直す・学び直す教育機会の必要性が高まってきたことから、「リカレント教育」や「リスキリング」といった「学び直し」が世界各国で注目されているのです。

 
世界的歴史学者・哲学者のユヴァル・ノア・ハラリさんは『サピエンス全史』(河出書房新社)の中で、私たちの祖先のホモサピエンスが生き残ったのは、言葉で「新しく学んだこと」を仲間と共有したことをあげています。

 
学ぶことはDNAに刻まれた快感であり、最高のエンターテイメントでもあるのです。学び直しを「やらなければいけないこと」から「やりたいこと」「楽しいこと」に変える、そんな学び直しの方法をまとめたのが本書です。

 

学び直し「7つの鉄則」について

著書の堀宏史さんが提唱する「学び直し 7つの鉄則」は、誰でも「簡単に始められる」「楽しく学び続けられる」方法を体系化したものです。

今まで学び直しに抵抗感を感じていたビジネスパーソンはもちろん、リタイア後の方や若者にも使える、学び直しに挑戦する際の第一歩として押さえておきたいメソッドです。

 
鉄則1 「思い込み」を捨てる
鉄則2 「なりたい自分」を設定する
鉄則3 目標を「見える化」する
鉄則4 空白の「時間」をつくる
鉄則5 具体的な「期限」を決める
鉄則6 1日の「時間割」をつくる
鉄則7 最初の「儀式」を設定する

 

本書の構成

第1章 学び直し「7つの鉄則」とは 【コア・ルール編】

第2章 学び直しは「一冊の本」から始めよう 【インプット(指南)編】

第3章 ジャンル別学び直しガイド 【インプット(実践)編】

第4章 どうすれば学んだことを自分のものにできるのか? 【アウトプット編】

第5章 どうすれば学び続けられるのか? 【テクニック習得編】

第6章 学び直しでマインドフルネスを感じよう 【パフォーマンス向上編】

 

著者プロフィール

著者の堀宏史(ほり・ひろし)さんは、1993年慶應義塾大学卒業。作家・クリエイター。

リアルとデジタルを融合させた新しい広告を推進し、カンヌライオンズ、スパイクス、ロンドン広告祭など国内外で受賞歴多数。カンヌライオンズなどの国際広告祭で審査員を務めるとともに、adtechなどの国際カンファレンスでスピーカーとしても活躍している。そんな多忙な毎日を送る中、さまざまな領域の学びを実践。学ぶ楽しさを多くの人に伝えたいという思いのもと本書の出版に至る。

著作に『すぐメモする人がうまくいく』(自由国民社)、『アイデアは捨てるとうまくいく』(宣伝会議)、『家事こそ、最強のビジネストレーニングである』(フォレスト出版)など。

 

学び直し大全
堀 宏史 (著)

教養をアップデートする「69の公式」と「7つの鉄則」を、わかりやすく伝授!
学び直しを「やらなければいけないこと」ではなく、「やりたい楽しいこと」に変えるための方法を体系化した一冊です。

 


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