『増補改訂版 親の介護をはじめたらお金の話で泣き見てばかり』知らなきゃ絶対泣きを見る！!親の介護を「1円でも安く」乗り切る超裏ワザとは!?

鳥居りんこさん著『増補改訂版　親の介護をはじめてみたらお金の話で泣き見てばかり』

鳥居りんこさん著『増補改訂版　親の介護をはじめてみたらお金の話で泣き見てばかり』が双葉社より刊行されました。本書は2018年刊行の『親の介護をはじめたらお金の話で泣き見てばかり』の増補改訂版となります。

「介護あるある大ピンチ」を招かぬための裏ワザが満載！

昨今あらゆるモノが値上がりし、庶民の財布は日々やせ細るばかり。そこへさらにお金がかかる親の介護が降りかかってきたら、共倒れの危機に見舞われてもおかしくないでしょう。

「大丈夫。ウチの親、けっこう貯め込んでるらしいから、いざとなったらそれを使うし」と目論んでるアナタ、甘い！
なんと頼みの綱の親の預貯金は、認知症になったら最後、実子といえども事実上動かせないのです。

 
著者の鳥居りんこさんも、そんな恐ろしい状況に晒されたひとりです。

「以前、認知症の母の代わりにATMで預金を下ろそうとしたら、教えられた暗証番号が違っていて、冷や汗ダラダラものでした」と明かします。

同書に掲載されている「親の具合が悪くなる前に最低限やっておきたいことチェックリスト」は、ハードな実体験から著者自身が導き出したもの。

 
たとえば、

◎親のキャッシュカードや実印・印鑑登録カード、マイナンバーカードの有無
◎「子供や孫名義の預金」や「生命保険」があるのか、ないのか
◎「ゴルフ会員権」「リゾート会員権」などがあるのか、ないのか

…など全23項目にわたる詳細なリストは説得力十分。

 
特に、ゴルフ会員権は退会手続きが終わっていないと、後で100万円単位の会費を請求される例もあるとか。
どうにか介護費用を親の財産から捻出できたとしても、油断は禁物。
お得な特養ホームも、昨年8月に実質大幅値上げされています。施設に入れれば安心というわけではなく、病気になれば入院費用と併せてダブルの出費。

著者のお母さんも国指定の難病にかかったうえ、生来の病院好きが高じて医療費は凄まじかったそうです。
長生きするほど、“軍資金”は確実に減っていくのです。

 
しかし！　あきらめることはありません。

月々の介護や医療費を節約できる行政サービスを駆使すれば、数万円単位の払い戻しを受けられるケースもあるというから、利用しない手はない。
著者の場合、介護費用と医療費を併せて節約できる「高額医療・高額介護合算療養費制度」を駆使し、約6万円が戻ってきたといいます。
もちろん、お上はやすやすと払ってはくれません。

「もんのすごくわかりにくい」申請書など介護初心者には高いハードルが――！　

 
本書はそんな介護ビギナーの「わからん！」に丁寧に答えて応援する超裏ワザが豊富に紹介されています。
介護費用を1円でも安く済ませられれば、ささやかな心の余裕が生まれます。

イライラしがちな親の介護を穏やかに乗り切るための、必読の一冊です。

著者プロフィール

著者の鳥居りんこ（とりい・りんこ）さんは、1962年生まれ。エッセイスト、教育・介護アドバイザー。

2003年『偏差値30からの中学受験合格記』(学研)がベストセラーとなり注目を集める。自らの体験を基に幅広い分野から積極的に発信し、悩める女性の絶大な支持を得る。

近著に『【増補改訂版】親の介護は知らなきゃバカ見ることだらけ』(双葉社)、『親の介護をはじめる人へ伝えておきたい10のこと』(学研プラス)、取材・執筆を担当した『女はいつも、どっかが痛い がんばらなくてもラクになれる自律神経整えレッスン』(やまざきあつこさん著・小学館)、『たった10秒で心をほどく 逃げヨガ』(Tadahikoさん著・双葉社)、『1日誰とも話さなくても大丈夫 精神科医がやっている 猫みたいに楽に生きる5つのステップ』(鹿目将至さん著・同)、企画・構成を担当した『神社で出逢う 私だけの守り神』(浜田浩太郎さん著・祥伝社)など多数刊行。

増補改訂版 親の介護をはじめたらお金の話で泣き見てばかり 鳥居 りんこ (著) 想定以上の介護費用、金喰い虫と化した親の”負”動産、施設に入ってもかさむ入院代―― なのに頼みの綱の親の預貯金は認知症で凍結されて引き出せない!? こんな「介護あるある大ピンチ」を招かぬためのアッと驚く裏ワザが満載。 「親の具合が悪くなる前に最低限やっておくべきチェックリスト」など今すぐできる超実戦テクを駆使すれば、1円でも安く済み、1円でも多く取り戻せます。 知らなきゃ泣き見る「介護とお金の基礎知識」、絶対必読の最新版。