『しなさいと言わない子育て』子どもには「余白」を与えよう!
非認知能力育児のパイオニアであり、欧米の最先端育児を知り尽くすライフコーチ、ボーク重子さん著『しなさいと言わない子育て』がサンマーク出版より刊行されました。
今すぐ実践できる!子どもが変わる小さなしかけ・ヒントをマンガで紹介
子育てをしているとつい「しなさい」「○×やったの?」「早くして!」と上から強く言ってしまいがち。日常にあふれる「しなさい」という言葉を言わずに、子どもが自ら進んで行動し、自分を管理できたら…そう思う親御さんは多いことでしょう。
「しなさい」という言葉は、子どもから能力を「奪う」言葉だと著者は指摘しています。
子どもに備わってほしい「自分を大切だと思う自己肯定感」「自分はできると思う自己効力感」「自分を管理できる自制心」といった能力は、数値化できない「非認知能力」と呼ばれるもの。
著者のボーク重子さんは、非認知能力を調査・研究し、育児に実践し続けるパイオニアにして、ライフコーチとして母親たちの悩みや迷いに寄り添い、これまで1万人近くの人に講演やワークショップで接してきました。本書は、ボーク重子さんが勧める子育て法の「基本」が「もっとも簡単にわかる入門書」にして初のマンガ版です。
親の「マインドチェンジ」と「ちょっとしたしかけ」で、子どもが変わる魔法のような方法が収められています。
<非認知能力とは>
「認知能力」とは正反対の力を指します。「認知能力」とはテストの点数や知能指数(IQ)、偏差値など、数値化できたり、目に見えたりする基準や知識のことですが、非認知能力とは、その逆、数値化も可視化もできない「目に見えない力」を指します。自己肯定感、自信、自制心、主体性、好奇心、創造性、想像力、柔軟性、やり抜く力、回復力、共感力、協働力、社会性などの総称です。(本書より)
2000年にノーベル経済学習を受賞したジェームズ・ヘックマンの研究で「人生の幸せと成功に大きく寄与する」と証明された能力とされています。
本書の目次より
「しなさい」と言わない子育ては究極の自己肯定感をはぐくみます
■1日30分の「空想タイム」ルーティンで子どもに余白を与えよう
■習いごとは2つまで「今日何しよう」は好奇心の扉
■習いごとのキモは「小さく始めること」「やめ方のルールを決めておくこと」
■意見を持つ子どもを育てるために親にできること
■「子ども部屋を片付けなさい! 」は無駄なしつけ?
■時間制限と門限を「子どもと一緒に」決めていますか?
■ゲームがやめられない子どもに最適な「インターバルトレーニング」
■「受験」でも非認知能力を伸ばす大事なポイント
著者プロフィール
著者のボーク重子(ぼーく・しげこ)さんは、Shigeko Bork BYBS Coaching LLC代表。ICF(国際コーチング連盟)会員ライフコーチ。アートコンサルタント。
福島県出身。30歳目前に単独渡英し、美術系の大学院サザビーズ・インスティテュート・オブ・アートに入学、現代美術史の修士号を取得する。フランス語習得のための留学中、のちに夫となるアメリカ人と出会い1998年に渡米、結婚し娘を出産する。
「どんなときも自分らしく強くしなやかに生きていく力を」という願いのもと、ワシントンDCで育児をスタート。非認知能力育児に出会い、研究・調査・実践を重ね、自身の育児に活用。娘・スカイさんが18歳のときに「全米最優秀女子高生The Distinguished Young Women of America」に選ばれる。子育てと同時に自身のライフワークであるアート業界のキャリアも構築、2004年にはアジア現代アートギャラリーをオープン。2006年アートを通じての社会貢献を評価され「ワシントンの美しい25人」に選ばれた。現在は、ライフコーチとして、全米・日本各地で子育てやママに向けたコーチングを展開中。
著書に『世界最高の子育て』(ダイヤモンド社)、『「非認知能力」の育て方』(小学館)など多数。
しなさいと言わない子育て ボーク重子 (著) あなたは今日、何回「しなさい」と言いましたか? 「しなさい」という言葉は、じつは子どもから能力を「奪う」言葉。 |
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