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『子どものスマホ問題はルール決めで解決します』子どもがスマホをいじっている姿にイライラが止まらないあなたが、すぐに始めるべきこととは?

石田勝紀さん著『子どものスマホ問題はルール決めで解決します』

石田勝紀さん著『子どものスマホ問題はルール決めで解決します』

石田勝紀さん著『子どものスマホ問題はルール決めで解決します』が主婦の友社より刊行されました。

 

一日中スマホをいじっている子どもにイライラしていませんか?

子ども部屋をのぞくたびに、スマホの画面に釘づけになっているわが子の姿…。コロナによる休校で子どもは一日中家にこもり、親もリモートワークで在宅、そんな環境の中でますますイライラが募っている親御さんも多いことでしょう。

 
デジタル化する世の中で、インターネットを使いこなす能力は必須と頭でわかっていても、スマホばかりいじっている子どもを前にすると、「スマホやめなさい」「勉強はしてるの?」「もう期末テスト3日前だけど大丈夫?」「ゲームばっかり!」などと嫌味やお小言が止まらないという悩みもよく耳にします。

 
実際、デジタルメディアは子どもの間で急速に普及しています。インターネットの利用率は、小学生で86.3%、中学生で95.1%、高校生は99.1%(令和元年度 内閣府調査より)。

中高生でインターネットを使っていない子どもはほぼいないと考えていいでしょう。また、初めてスマホを持つ時期は、中学入学前の冬から春、スマホ各社がキャンペーンを打ち出す2~3月がもっとも多いのだそう。中学受験合格のごほうびに買い与えたものの、一日中スマホにかじりついている姿に不安になった、という親御さんの声が聞こえてくるのも毎年この時期です。

子どものスマホにイライラしている親がいる一方で、今回の感染拡大による急な休校でも、スムーズにオンライン授業が始まって助かったとの声もあがっています。今年の私立中学入試の志望者が増加しているのも、昨年のコロナ禍で私立の中学校が迅速にオンラインの環境を整えたから、との報道もありました。

 

“家庭内スマホルール”の決め方が鍵を握っている

本書『子どものスマホ問題はルール決めで解決します』の著者で、教育デザインラボ代表理事の石田勝紀さんは、「保護者の方からの相談で圧倒的に多いのは“うちの子、勉強しないんです”というものですが、その背景に“スマホとゲーム”がほぼまちがいなくからんでいます」と話します。そして、その相談件数は年々、増加する一方なのだとか。

 
「もちろん、スマホ漬け、ゲーム漬けはよくありませんが、子どもたちの学力をみてみると、スマホが誕生する前からそんなに変わっていないんです。悩みの本質は、スマホやゲームそのものではなく、“スマホをやっているから勉強しないのでは?”“ゲーム漬けだと脳がおかしくなるのでは?”などという親側の考え方や捉え方の問題というケースも多くあります」(石田さん)。

 
また、石田さんが常々感じているのは「家庭内のスマホ使用ルールの決め方がかなり甘い」ということだそう。「使用は22時までと決めたのに、“今、ゲームで友だちとオンライン中だから”と子どもに言われてズルズル延長してしまったり。そんなことを繰り返していると、ルールはなし崩し的に守られなくなり、親のイライラの原因になるのです」。

 
そこで本書では、石田さん流のスマホルール決めのノウハウを詳しく紹介しています。さらに、スマホを持たせるタイミングのアドバイスや、ゲームとの付き合い方、SNSトラブルの対処の仕方まで、子どもとスマホの関わりの中で起こりうるさまざまな親御さんの悩みにアドバイスしています。

 

本書の構成

プロローグ スマホで困ったことになった!

1章 持たせるタイミングを間違えて後悔した話

2章 スマホを持ったら勉強しなくなった話

3章 ルール決めに失敗してスマホ依存になった話

4章 オンラインゲームにどっぷりハマった話

5章 SNSでトラブルになった話

6章 スマホで成績が上がった! ウソみたいなホントの話

 

著者プロフィール

著者の石田勝紀(いしだ・かつのり)さんは、1968年生まれ。横浜出身。一般社団法人 教育デザインラボ代表理事。経営学修士(MBA)、教育学修士。

20歳で学習塾を創業。これまで4000人以上の生徒を直接指導。講演会、セミナーなどを含めると5万人以上に上る。「日本から勉強嫌いな子をひとり残らずなくしたい」という志のもと、 Mama Caféの運営、執筆、講演活動を精力的に行っている。『東洋経済オンライン』 での人気連載の教育コラムは、累計 1.1 億PVを記録している。

著書は『子どもを叱り続ける人が知らない「5つの原則」』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『子どもの自己肯定感を高める10 の魔法のことば』(集英社)など20冊以上。

 

子どものスマホ問題はルール決めで解決します
石田勝紀 (著)

東洋経済オンライン連載が1億1千万PV突破! 教育デザインラボ代表理事の石田勝紀さんの”子どものスマホ問題”に関する初めての著書。

多くの親御さんが思い悩む「子どもとスマホとの関わり」。これからの時代、避けて通れないのはわかっているけれど、スマホばかり見ている子どもにモヤモヤ……。そんな自分の気持ちと折り合いをつけ、子どもがスマホ依存、ゲーム依存にならないために、親ができることをアドバイスします。なかでも、スマホを使うときの家庭のルール決めは肝になります。親子間のルールの決め方、ペナルティの設定の仕方、見直し条項の設定、親の声かけの仕方など、ルール決めのノウハウを石田さんが詳しく解説。この1冊を読めば、子どものスマホ問題にイライラ、モヤモヤしなくて済みます!

 


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