『子どものデジタル脳 完全回復プログラム』デジタルが原因で、子どもの集中力は「金魚レベル」に!?
米国の精神科医ヴィクトリア・L・ダンクリーさん著『子どものデジタル脳 完全回復プログラム』が飛鳥新社より刊行されました。
男の子はゲーム、女の子はSNSで脳が壊れていく……医学・心理学研究のエビデンスと数百人の子どもの臨床事例をもとに解説 デジタルデトックスで、子どもの未来が大きく変わる!
・スマホをベッドに持ち込んでいる。
・ゲームや動画を見ているときに暴言が多い。
・ゲーム中、声をかけると怒る。
・スマホを持ってから、友人関係での悩みが増えた。
・スマホやゲームを取り上げようとすると、攻撃的になったり、パニックになる。
・スマホを持ってから、学力が下がった、受験に失敗した。
・勉強中もひっきりなりにスマホをいじり、集中力がない。
・コミュニケーション力が低く、友だちや恋人ができない。
・発達障害を疑われている。
子どもに、このような悩みを抱えていませんか?
もしかするとお子さんの脳は、すでに「デジタル脳(デジタル中毒)」かもしれません。
ITの第一線にいるシリコンバレーのCEOや経営者たちは子どもたちを「ローテク」の学校に入れ、大きくなるまではデジタル機器にさわらせません。
それは医学界では近年「デジタルスクリーンが及ぼす悪影響」「脳への深刻なダメージ」についての研究データが次々と発表されているからです。
カナダのマイクロソフト社の調査でも、カナダ人の成人のなかには「デジタルが原因で、いまや金魚レベルの集中力しかない」人々がいることを明らかにしました。
スクリーンから解放された子どもの脳は、本来の力を取り戻し、ぐんぐん成長していきます。
本書の「完全回復プログラム」でデジタルデトックスし、一刻も早くダメージから回復してあげましょう。
本書より
◆子どもの発達障害やうつ病、双極性障害が「爆発的に」増えている
私は米国で子どもを中心にみる精神科医だ。
精神疾患と診断される子どもが、気がかりなほど増えていると感じる。
双極性障害は比較的まれな疾患であり、遺伝的要因も大きく関わるはずが、この10年でなんと「40倍も」診断数が増えた。
ADHDやASDなどの発達障害、チック症も同様に増えている。
これら疾患の共通項は「脳の発達バランスが悪い(統合されていない)こと」だ。
とくに前頭前野の発達が未熟なため、年齢に応じた学力が身につかず、感情のコントロールがむずかしく、人間関係もうまく築くことができない。
新たに生まれた子どもの厄介な問題の原因が、「デジタルスクリーン」だとしたら……?
子どもたちの臨床により、この仮説が正しいと確信を得た私は、ジタルにより深刻なダメージを受けた脳を修復する「リセットプログラム」をつくり、「お金も、薬も使わず」数百人の子どもたちの脳を回復させてきた。
さらにリセットで「スクリーンから解放された脳」がその後どんなふうに健康的に成長していくかも観察してきた。
子どもの現在と未来を幸せにできるのは、あなたの「ほんの少しの決断」だけだ。
著者プロフィール
■著者:ヴィクトリア・L・ダンクリーさん
米国の精神科医。医学博士。
特に小児対象の統合的な精神医学の実践で定評があり、過去10年に、通常の治療法で効果が見られなかった子どもたちや大人を救っている。デジタルスクリーン、環境要因、食事療法、投薬が行動に及ぼす影響の研究で受賞歴多数。特にデジタルスクリーンについては、米国ベストセラーとなった本書で、子どもの気分・睡眠・認知・行動の問題を引き起こし、小児肥満症の要因にもなっていると述べている。
メンタルヘルス専門家として、NBC「トゥデイ」「ナイトリー・ニュース」などにも出演。
■監修者:川島隆太(かわしま・りゅうた)さん
1959年生まれ。東北大学医学部卒業。同大学大学院医学研究科修了。東北大学加齢医学研究所所長/医学博士。
スウェーデン王国カロリンスカ研究所客員研究員。同研究所では子どもの脳と認知機能の発達を追跡調査し、特にスマホを使った場合に学力が大幅に下がったことがわかっており、スマホが脳に与える深刻な影響に警鐘を鳴らしている。
■翻訳者:鹿田昌美(しかた・まさみ)さん
翻訳家。国際基督教大学卒業。
翻訳経験と子育ての経験を生かした著書に『「自宅だけ」でここまでできる!子ども英語超自習法』(飛鳥新社)がある。絵本、小説、ビジネス、子育て本など数十冊の英文書籍を翻訳してきた。翻訳書に、ドラッカーマン著『フランスの子どもは夜泣きをしない』(集英社)、カチロー著『いまの科学で「絶対にいい! 」と断言できる子育てベスト55』(ダイヤモンド社)、アレキサンダー&サンダール著『デンマークの親は子どもを褒めない』(集英社)などがある。
子どものデジタル脳 完全回復プログラム ヴィクトリア・L・ダンクリー (著), 川島隆太 (監修), 鹿田昌美 (翻訳) 『スマホ脳』の数年前、すでに「デジタルスクリーン」に警鐘を鳴らしていた米国ベストセラー、ついに日本上陸! 10万部のベストセラー『脳を鍛えるには運動しかない』のジョン J. レイティ博士も本書を大絶賛! |
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