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『「世界基準」で動け 新時代の人生サバイバル戦略』激変する世界をテクノロジーと金融の最前線で見てきた著者が本音で語る「これからのビジネスパーソンの戦い方」

山本康正さん著『「世界基準」で動け 新時代の人生サバイバル戦略』

山本康正さん著『「世界基準」で動け 新時代の人生サバイバル戦略』

山本康正さんによるアフターコロナを生き抜くための新しいキャリア論『「世界基準」で動け 新時代の人生サバイバル戦略』が大和書房より刊行されました。

 

船が沈んでいても、「泳げる力」を身につけよ

終身雇用の崩壊が囁かれ、大企業もリストラを断行する昨今、将来に不安を覚える人も多いでしょう。これからの時代は、スキルもキャリアも「日本基準」ではなく、すべてを「世界基準」で判断しなければなりません。

 
三菱UFJ銀行ニューヨーク米州本部、Googleを経て、現在は日米でのベンチャー投資家と「金融×テクノロジー×ビジネス」を最前線で見てきた著者が、これからの時代の日本のビジネスパーソンの「戦い方」について語ります。

 
巻末には経団連副会長でDeNAの創業者である南場智子さんとの対談も収録されています。

 
<本書「はじめに」より>

学歴よりも個人の能力を活かせるチャンスが広がり、
社員を一社に縛りつける終身雇用制度は終焉へと向かっています。転職や副業、兼業の経験が皆無のまま40・50代になった社員は、今乗っている船から自分がいつ荒れた海に放り出されるのかわからない不安を抱えているはずです。
20・30代も同様です。日本という小さな島国だけで通用していた働き方の常識が崩壊し、新たなルールチェンジが行われている激動のさまを目の当たりにして、「自分のキャリアは自分で組み立てないと」と焦りを感じている若い世代は多いでしょう。

ではどうすれば「世界基準」を念頭に置き、自律的なキャリアを形成していけるのか。本書ではそんな悩みを抱えている学生や若いビジネスパーソンに向けて、自律的なキャリア形成のために必要な思考・行動法を具体的に提案していく一冊です。

今の日本が置かれている状況は確かに困難ですが、見方を変えれば伸びしろがたくさんあるともいえます。
とりわけ若い世代にとっては、ピンチはチャンスにも転じやすい。
斜に構えてみたり思考停止するよりは、自分の目で世界で起きていることを確認しつつ、 手と足と頭を動かしてアクションを起こすほうが10年後には価値になります。

どんな風に働き、生きていくか。
どのような社会を構成し、どのような未来を望むのか。

あなたのキャリアと人生の舵を取るのは、あなたしかいません。

 

本書の構成

第1章 世界の最先端企業が求めている人材とは?
日本は今、世界地図のどこに立っているのか
「失われた30年」は英語力不足から
日本に欠けていた「3つの認識」
グーグル社員に共通していたスキル
「議論がない組織」では思考が停止する
後の世代ほど賢くなっていく
長所は他人が教えてくれる
「ポケモンGO」を開発したエンジニア ほか

第2章 「伸びる業界、衰退する業界」の見極め方
「ビッグデータを持つ企業」が業界の壁を溶かす
これから厳しい未来が待つ職種は?
ニーズがますます高まる職種は?
コロナで打撃を受けた観光業界の未来は?
自分のキャリアをデザインする「3つのポイント」
安定志向のリスク
内部に入らないと実像はわからない
若手ビジネスパーソンはどう動くべきか
思考を逆算してキャリアをつくる
経営陣の構成を見極める
日本企業は世界で見るとローカル企業である ほか

第3章 これからの時代を生き抜くための「5つのスキル」
肩書ではなく「個」として判断される時代に
1 テクノロジーの知識は、あれば有利ではなく「なければ致命的」
2 構造をつかみ、仮説を立てる力
3 情報収集とディスカッションで「目利き力」を磨く
4 質問力を鍛える
5 優位性を見極める
短期のコスパに惑わされず5年後を見る
英語だけを学んでもなぜ身につかないのか
キャリア迷子が大量に溢れる社会で
人生のオーナーシップを持つ ほか

第4章 自分の人生をデザインする思考法
「やりたいことが見つからない人」はどうすれば?
100%の効率性はありえないから期待値で調整を
悩むばかりで行動に移せない人の共通点
20代と30代のうちにそれぞれやっておきたいこと
40代から先に仕事を「創る」には?
まず海に入るのが副業、島を目指すのが起業
同調圧力はスルー一択でいい
SNSを承認欲求装置として使わない ほか

第5章 特別対談 南場智子×山本康正「船が沈んでも、泳げる力をつけていく」

 

著者プロフィール

著者の山本康正(やまもと・こうせい)さんは、1981年生まれ。大阪府出身。東京大学大学院で修士号取得後、三菱東京UFJ 銀行(現・三菱UFJ 銀行)米州本部に就職。その後、ハーバード大学大学院で理学修士号を取得。修士課程修了後にグーグル株式会社に入社。大企業の幹部に対し、テクノロジーを活用したビジネスモデル変革等のDX を支援する。

現在はベンチャー投資家として活躍。日本企業やコーポレートベンチャーキャピタルへの助言なども行う。京都大学経営管理大学院客員教授。プロ野球のパ・リーグをデジタル技術等で支援するパシフィックリーグマーケティング株式会社にて、テクノロジーアドバイザー。

著書に『情報の選球眼――真実の収集・分析・発信』(幻冬舎新書)、『世界を変える5つのテクノロジー ――SDGs、ESG の最前線』(祥伝社新書)などがある。

 

「世界基準」で動け~新時代の人生サバイバル戦略
山本 康正 (著)

★ハーバード大学院理学修士、三菱UFJ銀行ニューヨーク米州本部、Google、シリコンバレーや日本でのベンチャー投資……激変する世界を、「テクノロジー×金融×ビジネス」の最前線で見てきた著者が、これからのビジネスパーソンの戦い方を本音で語る!

★「スキル」「キャリア」「人脈」「思考法」「未来予測」……激変する日本と世界を生き抜くための「新時代の人生戦略」!

★南場智子氏(DeNA会長・経団連副会長)との特別対談も収録!

 


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