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『「やり抜く力」が磨かれる! 西郷どんの言葉』西郷隆盛は史上最高のエグゼクティブ!名言&人生で齋藤孝流に大解説!

『「やり抜く力」が磨かれる! 西郷どんの言葉』西郷隆盛は史上最高のエグゼクティブ!名言&人生で齋藤孝流に大解説!

『「やり抜く力」が磨かれる! 西郷どんの言葉』西郷隆盛は史上最高のエグゼクティブ!名言&人生で齋藤孝流に大解説!

ビジネス社より、齋藤孝さん著『「やり抜く力」が磨かれる 西郷どんの言葉』が刊行されました。

 

2018年NHK大河ドラマ『西郷どん』で話題必至!西郷隆盛の人生と名言を齋藤孝さんが解説

生誕190年、没後140年、そして明治維新150年という節目を迎える2017~18年。NHK大河ドラマ『西郷どん』の主人公としても盛り上がる西郷隆盛の人生と名言を、吉田松陰らの本を出すなど、幕末の志士たちの生き方にも詳しい齋藤孝明治大学教授がわかりやすく解説したのが本書です。

西郷隆盛は、江戸城無血開城や倒幕など華々しい活躍をし、幕末のヒーローとして広く知られる反面、度重なる「隠居」や「征韓論」、そして「西南戦争」等々、少々理解しづらい行動も多々引き起こしています。事実、名作『飛ぶが如く』で西郷隆盛と大久保利通の活躍ぶりを生き生きと描き出した司馬遼太郎も、「西郷のことはよくわからない」としきりに書いていました。

そこで本書では、書簡や漢詩など西郷隆盛が実際に遺した言葉の紹介を中心に、その熱い想いを味わいながら、同時に彼の人生を改めてたどっていきます。それにより、江戸から明治という日本史上、最大級の転換期に西郷がどのような役割を果たしたのか、彼のその時の心情はどういったものだったのか、よくわかるからです。そこで浮かび上がってきたのは、西郷のたぐいまれなるリーダーシップでした。

齋藤さんいわく、西郷のリーダーシップの特徴は「強制的にやらせるという『上からのリーダーシップ』ではなく、そこにいるだけで自然とチームの雰囲気が盛り上がり、部下や周りの人たちがいつの間にか”その気”になってしまうという、いわば『下からのリーダーシップ』」だということ。そのうえで、経営学の父として知られるドラッカーを引き合いに出し、「強いチームのその中心に必ずいる『絶対にやり遂げるぞ』という気力、活力の源泉になる人物をドラッカーは『エグゼクティブ』と呼びました。西郷隆盛という人物は、まさに史上最高峰のエグゼクティブだった」と分析しています。

さらに、齋藤さんがもう一つ注目したのが、西郷の座右の銘である「智仁勇」。これは元々『論語』に出てくる言葉で、孔子は、人間にとってもっとも重要な美質として「知の人は惑わず、仁の人は憂えず、勇の人は恐れず」と述べました。これは「三徳」と呼ばれ、かつては人間性を培ううえで重要な要素と捉えられてきたのです。この「三徳=智仁勇」こそが西郷の人生の謎を読み解くキーワードであり、現代日本人が特に学び取るべき概念だと齋藤さんは語っています。

他にも、「遺訓」の言葉、坂本龍馬や勝海舟、司馬遼太郎などによる西郷評、あるいは「齋藤流、西郷どんの読み解き方」等々、西郷の人物像を多方面から解説。大河ドラマで話題必至の「波乱の人生」、日本史上でもまれに見るほど強い「リーダーシップの特徴」、そして、“智仁勇”という日本人として今こそ学ぶべき「生き方の指標」が面白いほどよくわかる、これまでにない「一石三鳥」となるビジネス歴史教養本の登場です。

 

本書の構成

第1章 若き日の情熱ほとばしる言葉(1854~1859)
第2章 理想と現実のギャップに悩める言葉(1860~1864)
第3章 リーダーとして才気あふれる言葉(1864~1868)
第4章 気合、失意、そして悟りの言葉(1869~1873)
第5章 人生50年、「智仁勇」の集大成となる言葉(1873~1877)
第6章 現代人の心に深くしみこむ「遺訓」
第7章 有名人の通信簿~西郷どん、一言でいうとこんな人~
第8章 齋藤流、西郷どんの読み解き方

 

齋藤孝さん プロフィール

著者の齋藤孝(さいとう・たかし)さんんは、1960年、静岡県生まれ。明治大学文学部教授。東京大学法学部卒業。同大学院教育学研究科博士課程等を経て、現職。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論。

『身体感覚を取り戻す』(NHK出版)で新潮学芸賞受賞。『声に出して読みたい日本語』(草思社)がシリーズ260万部のベストセラーになり日本語ブームを作る。

『日本人のための世界の宗教入門』『頭のよさはノートで決まる』『すぐ使える! 四字熟語』『日本人のための世界の宗教入門』『頭のよさはノートで決まる』『すぐ使える! 四字熟語』(以上、ビジネス社)、『齋藤孝のざっくり! 日本史』『齋藤孝のざっくり! 世界史』(以上、祥伝社黄金文庫)、『超訳 吉田松陰語録』(キノブックス)、『人はチームで磨かれる』(日本経済新聞出版社)など著書多数。NHK Eテレ『にほんごであそぼ』総合指導、TBSテレビ『情報7days ニュースキャスター』等、TVコメンテーターとしても活躍中。

 

西郷どんの言葉
2018年、NHK大河ドラマ「西郷どん」放送!
生誕190年&没後140年、そして明治維新150年!

本当の「西郷どん」とはどういう人間だったのか?
なぜ、一薩摩藩士が討幕という偉業を成し遂げられたのか?
「征韓論」とは、一体何だったのか?
そして、無謀とも思える「西南戦争」に打って出た理由は何だったのか?

“齋藤流人生読解術”で面白いほどよくわかる! 今こそ知っておきたい熱い名言でたどるブレない生き方と、誰からも愛される日本人的リーダーシップの秘けつ!

<名言の一例>
●部下への態度
自分を足れりとせざるより、下下(しもじも)の言も聴き入るるもの也
=自分を結論を出す前に下の意見も聞くこと!
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●組織の本質
人有りて後(の)ち方法の行はるるもの
=制度やシステムより人材が第一!
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●自分のあり方
自ら精神を養うて人を咎めず
=あやふやな名声など追いかけてどうする?

やっぱり西郷隆盛はすごかった!
キーワード「智仁勇」と「胆力」で解き明かす「やり抜く力」の源泉!!
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強いチームには、その中心に「絶対にやり遂げるぞ」という気力、活力の源泉になる人物というのが必ずいるものです。
経営学の父として知られるドラッカーは、そうした人のことを「エグゼクティブ」と呼びました。
ギリギリのところで戦争を回避した江戸城無血開城、あるいは、武士の既得権益にかかわるので、誰もが手をつけるのを嫌った廃藩置県を成功に導いた西郷隆盛という人物は、まさに史上最高峰のエグゼクティブだったといっていいのではないでしょうか。――「はじめに」より
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さらに、時代を超えた著名人による「西郷どん通信簿」も紹介!
<「通信簿」の一例>
西郷の心事は天下の人にはわかるまい、わかるのはおれだけだ
――大久保利通(参議・内務卿)158ページより
日本的美質を結晶させたという点ではほとんど奇跡的な人格を持つ男
――司馬遼太郎(作家)169ページより

 


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