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『本当の「心の強さ」ってなんだろう?』「柳」のような、しなやかで打たれ強いメンタルが身に着く!

齋藤孝さん著『本当の「心の強さ」ってなんだろう?』(装丁画・本文漫画:羽賀翔一さん)

齋藤孝さん著『本当の「心の強さ」ってなんだろう?』(装丁画・本文漫画:羽賀翔一さん)

齋藤孝さんによる、10代向け生き方指南書の第3弾『本当の「心の強さ」ってなんだろう?』(装丁画・本文漫画:羽賀翔一さん)が、誠文堂新光社より刊行されました。

 

必要なのは、「鋼(はがね)」より「栁(やなぎ)」のメンタル――学校では教えてくれない、齋藤流「折れない心」のつくり方

「イヤなことがあるとクヨクヨして引きずりやすい」
「失敗するのが怖くて、積極的になれない」
「コンプレックスがあって、自分に自信がもてない」
「何かをやろうと決めても、途中でくじけてしまうことが多い」

 
この本では、そんな10代のために、メンタルを強くするためのものの考え方をいろいろな角度から解説していきます。

 
メンタルの強さとは、生まれもった資質ではなく、自分で身につけていく「力」です。「持って生まれた性格だから……」とあきらめる必要なんてありません。

 
「鋼」はじつはもろいんです。想定外の衝撃に弱い。人が生きていくうえで必要なのは、しなやかで折れない、打たれ強い、再生力があってたくましい──。そんな「柳」のようなメンタルです。

本書では、ストレスやコンプレックス、失敗、挫折、逆境、後悔、黒歴史など、誰もが体験する身近な事例を多く示しながら、それぞれに対する考え方、対応方法を提示していきます。

 

本書の構成

第1章 心の強さ、弱さってなんだろう?

第2章 どうしたら失敗に強くなれるのか?

第3章 「修正力」を自分の武器にしよう!

第4章 「コンプレックス」はこじらせちゃいけないよ!

第5章 「黒歴史」から自分を解放する方法

第6章 何度でも立ち直れる、「折れない心」のつくり方

 

著者プロフィール

著者の齋藤孝(さいとう・たかし)さんは、1960年生まれ。静岡県出身。東京大学法学部卒業。明治大学文学部教授。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論。

『身体感覚を取り戻す』(NHK出版)で新潮学芸賞、『声に出して読みたい日本語』(草思社)で毎日出版文化賞特別賞を受賞。『語彙力こそが教養である』(KADOKAWA)、『大人の語彙力ノート』(SBクリエイティブ)などベストセラーも多数。著書発行部数は1000万部を超える。NHK Eテレ「にほんごであそぼ」総合指導。

 

本当の「心の強さ」ってなんだろう?: 一生を支える折れないメンタルのつくり方
齋藤 孝 (著)

強い精神力があることを、よく「鋼(はがね)のメンタル」と言います。
頑丈でとても強そうですよね。
しかし、この本で伝えたい心の強さとは、「鋼のメンタル」ではなく、たとえるなら「柳(やなぎ)のメンタル」。

柳の木は、細い枝がたれ下がって揺れている姿は全然強そうには見えませんが、柳は台風で強風にあおられても、雪が降り積もっても、折れない。
枝が柔軟にしなるので、ひどい風にも雪の重さにも耐えられるのです。
さらに、よく張る強靭な根をもっていて、幹が倒れても再びその周辺から芽吹いてくるたくましさがあります。

しなやかで折れない、打たれ強い、再生力があってたくましい──。
目指してほしいのは、そんな「柳」のようなメンタルです。

メンタルの強さとは、生まれもった資質ではなく、自分で身につけていく「力」です。
「持って生まれた性格だから・・・」とあきらめる必要なんてないんです。

メンタルが強ければ、傷つかなくていいことに傷つかなくなる。
悩まなくていいことに悩まなくなる。
いまよりも自信をもてるようになる。

だから心がラクになり、楽しく、幸せに過ごせるようになります。
自分を肯定できるようになります。

この本では、ストレスやコンプレックス、失敗、挫折、逆境、後悔、黒歴史など、誰もが体験する身近な事例を多く示しながら、それぞれに対する考え方、対応方法を提示していきます。

学校生活、勉強、人間関係、社会に出ること……。
人生というのは荒波の連続です。
「折れないメンタル」は、きみの一生を支える最高に心強い武器になるはずです。

■既刊

本当の「頭のよさ」ってなんだろう?: 勉強と人生に役立つ、一生使える ものの考え方
齋藤 孝 (著)

よく、「あの人は頭がいい」とか「自分は頭がよくないから」とか言いますよね。
その根拠はなんだろう?
きみは本当に頭がよくないんだろうか?

学校の授業さえきちんと受けていれば、「頭のよさ」は手に入るのだろうか?
いえ、それだけでは、いじめや不登校など、人生におとずれる多様な困難に打ち勝つ「タフな頭」を鍛えることはできません。

「頭がいい」というのは、脳の「状態」なのです。
頭のいい人、よくない人というように、分けられているわけじゃない。
みんな、頭のはたらきのいい状態と、そうでない状態がある。
その「はたらきのいい状態」を増やしていけば、だれもがどんどん頭がよくなります。
頭がいい状態なら、目の前の問題を解くのはたやすいことです(勉強でも人生でも)。
頭のよさは、生きていく力、現実を変えていく力なのです。
それでは、「頭のいい」状態を増やしていくには、どうしたらいいのでしょうか?

学校にはなんのために行くの?
受験にはどう臨んだらいいの?
本はどう読めばいいの?
周りの人とはどうつきあえばいい?
この本では、さまざまな身近なテーマから、一生使えるものの考え方を身につけて、頭のよさを磨いていく方法を伝授します。

友だちってなんだろう?: ひとりになる勇気、人とつながる力
齋藤 孝 (著)

一生使える無敵の「人間関係術」を、齋藤孝先生が伝授!

本当に人づきあいに自信をつけたいなら、3つの力を身につけよう!

1)「気の合う友だちをつくる」力
2)「気の合わない相手ともうまくつきあう」力
3)「ひとりを楽しめる」力

だれとでも友だちであろうとしなくていい。
楽しくて、笑顔になれる「気の合う人」とだけ、友だちになればいい。
ただし、「気の合わない人」とも、いがみ合わず、傷つけあわずに共存していけるよう、人づきあいのスキルをみがこう。

そして、このふたつの対人関係力だけではダメで、大切なのは、自分の世界をもち、「ひとりを楽しめる」力をもつこと。

これからの時代を生きていくうえで重要になるのは「主体性をもつ」ことです。
主体性の根幹にあるのが、「ひとりになる勇気」なのです。
ひとりになることを怖れない心、ひとりを楽しめる心。
それは人とうまくつながるための大切な要素であると同時に、主体的な生き方の軸なのです。
「ひとりを楽しむ力」をもつことで、人に頼りきらない関係を築けるようになるのです。

「雑談力」「偏愛マップ」などのコミュニケーション術を提唱してきた齋藤孝先生が、新しい時代の「友だち関係」を提唱。
10代のうちに身につけておきたい「本当の人づきあい」を伝授します。

【本書の内容の一部】
・自分の課題、他人の課題を区別する
・「みんな友だち」「みんな仲よく」でなくていい
・友だちの「多さ」は意味がない
・いまがすべてじゃない、友だちとは流動的なもの
・好きなものをあいだに置く「三角形の関係」
・友だちよりも、仲間をつくろうよ
・学校の外に目を向けてみる
・「能動的ひとりぼっち」状態を手に入れる
・きみは「ひとりになる勇気」がある?
・「犀(さい)の角のようにただ独り歩め」
・「友だちだから言うけど」は鋭い刃
・失礼なことを言われたときに、「かわす」技術があるか
・「ノー!」と言わなきゃいけない関係もある
・人をいじめてしまう危険性を、みんな潜在的にもっている
・後悔も、自分の背中を押して次に進むパワーにできる
・「心の距離」を縮めるための7つの作法

 


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