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『日本史に学ぶ リーダーが嫌になった時に読む本』逃げる、泣き出す、引きこもる…歴史のリーダーたちがとった意外な解決策とは?!

加来耕三さん著『日本史に学ぶ リーダーが嫌になった時に読む本』

加来耕三さん著『日本史に学ぶ リーダーが嫌になった時に読む本』

歴史家・作家の加来耕三さん著『日本史に学ぶ リーダーが嫌になった時に読む本』が、クロスメディア・パブリッシングより刊行されました。
本書は、加来さんが日本史の偉人の意外な一面や知られざるエピソードを紐解きながら「リーダーシップ」について解説した書籍です。

 

令和のリーダーは「嫌々リーダー」―― 時代に合わせて変わるリーダーのあり方

かつてリーダーといえば、強い指導力があり、仕事ができて、自信があり弱音を吐かないというイメージがありました。しかし、今はそのようなリーダーでは逆に、部下の気持ちをまとめられないといいます。

今時のリーダーには、自分の弱いところも見せて、失敗も隠さない、部下に寄り添う、など従来とは真逆のあり方が求められています。

 
「令和」の昨今、自らリーダーを志願する人は、どれほどいれるでしょうか?

好むと好まざるとに関わらず、リーダーの地位にあげられてしまった人、本人は決してなりたくてなったのではない、と心の内ではグチをこぼし、しぶしぶリーダーを引き受けた人こそが、実は「令和」のリーダーではないかと著者の加来耕三さんは考えます。

 

歴史のリーダーに学ぶ、意外な解決策とは?!

歴史上のリーダーというと、抜群の行動力や柔軟な発想力を持った「力強いリーダー」というイメージがあります。しかし、実は知られていないだけで、意外な一面を持っていた人物やエピソードが数多く残されています。

 
◎迷ったら逃げよう! 逃げに逃げて、逃げ切った 織田信長

◎得意なことだけやればいい! 苦手な政治はやらず、戦だけやった 上杉謙信

◎まずは悪い流れを止める! あえて捕虜になって悪い流れを止めた 五代友厚

 
このように歴史を振り返ると、「令和」の今こそ活かせる、リーダーシップの知恵が数多く隠されています。

本書は、「リーダーはこうあらねばならない」という思い込みにとらわれ、うまくいかずに苦しむ現代のリーダーたちに、実は意外な解決策で、とても柔軟に対応していた、日本史の偉人たちの知恵を伝授します。

 
チームがバラバラ、成績が上がらない、部下に舐められる……
こんなとき、謙信は、信長は、頼朝は、いったいどうしていたのか?!

 

本書の構成

第一章 リーダーが嫌になった時の考え方

第二章 トラブルがつづいた時の対処法

第三章 コミュニケーションの取り方を変えてみる

第四章 部下のマネジメントに悩んだ時は……

第五章 責任の取り方、引き際の決め方

第六章 自分との向き合い方

 

著者プロフィール

著者の加来耕三(かく・こうぞう)さんは、1958年生まれ。大阪市出身。歴史家・作家。

奈良大学文学部史学科卒業後、同大学文学部研究員を経て、現在は大学・企業の講師をつとめながら、独自の史観にもとづく著作活動を行っている。『歴史研究』編集委員。内外情勢調査会講師。中小企業大学校講師。政経懇話会講師。

主な著書に『日本史に学ぶ一流の気くばり』『日本史に学ぶ成功者たちの勉強法』『「気」の使い方』『歴史の失敗学』『渋沢栄一と明治の起業家たちに学ぶ危機突破力』など多数。テレビ・ラジオの番組の監修・出演も多い。

 

日本史に学ぶ リーダーが嫌になった時に読む本
加来 耕三 (著)

チームがバラバラ、成績が上がらない、部下に舐められる…
こんなとき、謙信は、信長は、頼朝はどうしたか?

得意なことだけやればいい 上杉謙信
一から十まで、自分でやらないと気が済まないリーダーになると、大変です。
上杉謙信は戦国のカリスマ「軍神」として崇められていましたが、実は戦国武将でたった一人、空前絶後のことをやってのけました。
「謙信は政治はやらない、戦だけやる」とあっさりリーダー=国王の座を破棄したのです。

奥の手(ハッタリ)をかます 源頼朝
リーダーは正々堂々、一点の曇りもなく、正攻法で何事も取り組まなければならない。そんなふうに考えると自分を追い詰めることになってしまいます。
ときには『ハッタリ』をうまく使うことで、リーダーとしての幅広い活動ができる場合もあるのです。己の存在をかけた場面で、一世一代のハッタリをかましたのが、源頼朝です。伊豆に流され、自前の兵さえろくになかった頼朝が平家を倒し、鎌倉幕府をつくることができた理由はここにあります!

失敗したリーダー 新選組
リーダーの指示がなかなか浸透しない。いうことを聞かないメンバーがいる。リーダーの悩みは尽きません。そんなときに一番やってはいけないのは「ルールで縛ること」です。指示に従わないからといって、厳しい規制を設けても、部下からは反感を買うだけでしょう。
ルールは厳しいが、運用は杜撰だった新選組の末路は悲惨なものでした。各章で失敗したリーダーについてもご紹介し、現代のリーダーはどう対策したらいいのか解説します。

 


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