『考えの整頓 ベンチの足』現代の考える人・佐藤雅彦さんによる面白くて、世の中の見え方が変わる考察集
佐藤雅彦さん著『考えの整頓(とん) ベンチの足』が、暮しの手帖社より刊行されました。
雑誌『暮しの手帖』にて14年続く連載の書籍化第2集!
“日常には、数え切れないくらいの「妙」があり、
そのつど学ぶ理と、
それでもこぼれる不可解さがあります。” 佐藤雅彦
──本書まえがきより
本書は、ベストセラーの前作『考えの整頓(とん)』から10年ぶりの刊行となるシリーズ第2弾です。
電車の隣の席で本を読む小学生の熱中を追体験したくなって、同じ本を探してみたり、ボールペンのインクの切れるタイミングに訪れた少し不思議な巡り合わせに動揺したり。よく晴れた日曜日の朝、うっかりティッシュペーパーを入れたまま洗濯してしまい、小さな紙片のついた洗濯物を取り出して暗澹とした気持ちになるも、次第に好奇心が頭をもたげ、洗濯物とティッシュ付着量の対応関係をつきとめたくなってしまう──。
「考えること」は、いつでも・だれでも・どこでも始められる、究極のエンターテインメント。
ともすれば、素通りしたり、顔をしかめて手短に片付けてしまいがちな日常に起こる様々な「妙」。すくいあげ、好奇心を持って一歩踏み込んで分析・検証をしてみれば、そこには新しい発見が待っている。
……数々の人気コンテンツを生み出すクリエイター佐藤雅彦さんによる、日常の「妙」を取り上げたエッセイ集です。
ベスト・エッセイ(日本文藝家協会編)に選出された「向こう側に人がいる」「たしかに……」や、カンヌ国際映画祭短編部門に初めて応募して正式招待されるまでが綴られた「5名の監督」、本書のタイトルでもある「ベンチの足」ほか、全23編を収録。
著者プロフィール
著者の佐藤雅彦(さとう・まさひこ)さんは、1954年生まれ。東京藝術大学大学院映像研究科教授。
NHK教育テレビで『ピタゴラスイッチ』『0655』『2355』『テキシコー』など、楽しく、わかる、気付く番組を制作。紫綬褒章を受章。日本数学会出版賞、全広連日本宣伝賞山名賞ほか受賞多数。カンヌ国際映画祭短編部門に2作品正式招待。
近著に『新しい分かり方』、共著に『なにかがいる』『このスプーンは、結構うるさいDVDブック』など。
ベンチの足 (考えの整頓) 佐藤雅彦 (著) NHK教育テレビ「ピタゴラスイッチ」や「0655」などを生み出し、東京藝術大学映像研究科で教鞭をとる筆者が書き綴った、『暮しの手帖』の大人気連載をまとめました。 ある夜、公園で背の高いベンチを見た。 日常には、数え切れないくらいの「妙」があり、そのつど学ぶ理と、それでもこぼれる不可解さがある。 今まで気が付かなかった巻き尺の不思議。知らない間につながっていた、あの歌姫との縁!電車で隣の子どもが漏らした妙な言葉。故郷の小さな村で起きた大事件。トースターは誰が発明したのか?なぞなぞ「家の中で一番年をとるところどーこだ?」など、ともすると見過ごしがちな日常の「妙」に立ち止まる著者は、その「妙」に魅了され、真髄に迫ろうと考察していきます。 |
■既刊
考えの整頓 佐藤雅彦 (著) NHK教育テレビ『ピタゴラスイッチ』、『0655/2355』などを生み出し、また、東京藝術大学大学院映像研究科教授でもある著者の、『暮しの手帖』大人気連載「考えの整とん」が単行本になりました。 ともすると見過ごしがちな、日々の不可解なことを独自の分析で考察した27篇です。 誰も考えもしなかった物事の本質にじっくりと迫り、思いもよらない考え方をハッと気づかせてくれる、面白くて鋭い名文の数々です。 装丁:松田行正(松田オフィス)。 |
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