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『よく生きるココロエ』岸見一郎さんによる、生きる希望を見出す36の「心得(ココロエ)」

岸見一郎さん著『よく生きるココロエ』

岸見一郎さん著『よく生きるココロエ』

哲学者・岸見一郎さん著『よく生きるココロエ』が清流出版より刊行されました。

 

今こそ、生きる希望を見極めたい!

「成功しなくても、何かを成し遂げなくても、ただ生きていることがありがたい。これを前提としてこれまで常識と思われてきた価値観を見直すことができなければ、大きな苦しみは無意味に過ぎ去っていくことになります。」
(「あとがき」より)

 
本書は、ベストセラー『嫌われる勇気』の著者・岸見一郎さんが、他者との関わり方、試練や不安との向き合い方、幸せとは何か、人生とは何かに向き合う「哲学的人生論」です。

 
・人と人が結びつくためには、善悪を超え、相手が生きていることをありがたいと思うことが出発点
・人生の冒険家は野心家ではない。冒険が他者に貢献することであると確信していればこそ、冒険することができる
・夢が絶望において敗れるとしても、何もしないで安全に生きようとするよりも、はるかに好ましい
・先が見えなくて不安になっても、闇の中を手探りして歩き、自分で人生を形成していくことにこそ、生きる喜びがある
・家族や友人との心安らぐひと時を持てれば、幸福でいられる
・他者は仲間。「同一視」することが大切
・耐えられないことは何ひとつ起こらない
・誤りを認める勇気を持つ
・「今」ある幸福に目を向ける
・幸福に生きることが究極の目的

……アドラーの教えや哲学者たちの知恵によって培われた著者が、人生に思索を巡らします。

 

本書の目次

【第1章】人とつながる
今の自分が過去を意味づける
人が生きられるのは今だけ
善悪を超えて相手を受け入れる
人と会えなくても孤独ではない
人はつながりの中で生きている
「共同体感覚」を育む
コロナ禍を生き抜く心のあり方

【第2章】他者を信頼する
人は他者を信頼して生きている
他者は自分とつながりのある仲間
「生の痕跡」が死者と生者をつなぐ
「今」が変われば過去は変わる
信頼があれば存分に生きられる

【第3章】困難に立ち向かう
試練を通して真の人生の価値を知る
人生の冒険家として生きる
別の道を歩む勇気
誤りを認める勇気
人生とは未知のものへの漂泊
誰に何をいわれても譲れぬ自分を持つ
困難を克服する過程に生きる喜びがある

【第4章】よく生きる
不安な人生の中に幸福を見出す
生きていることで得られる幸せ
与えることと与えられること
「今」ある幸福に目を向ける
なぜ健康でなければならないのか
「虚栄心」から自由になる
変化を恐れず、「今、ここ」を生きる

【第5章】今できることをする
人生の冒険に立ち向かう勇気
未来に足を延ばす生き方
希望を失わないことが生のあり方を変える
時間を忘れて「今」を生きる
数えるのをやめると人生は変わる

【第6章】これからの生き方
これから私たちが生きていく世界
老いを乗り越える
定年後をどう生きるか
夢を見ることの意味
過去の経験に新しい意味を見出す

おわりに

 

著者プロフィール

著者の岸見一郎(きしみ・いちろう)さんは、1956年生まれ。京都府出身。哲学者。日本アドラー心理学会認定カウンセラー。京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学。専門はギリシア哲学、アドラー心理学。

主な著書に『嫌われる勇気』『幸せになる勇気』(以上、古賀史健さんと共著/ダイヤモンド社)、『老いる勇気』『愛とためらいの哲学』(以上、PHP研究所)、『「今、ここ」にある幸福』(清流出版)、『不安の哲学』(祥伝社)、『絶望から希望へ』(大和書房)、『孤独の哲学』(中央公論新社)などがある。

 

よく生きるココロエ
岸見一郎 (著)

他者との関わり方、試練や不安との向き合い方、幸せとは何か、人生とは何かに向き合う、岸見一郎が綴る「哲学的人生論」。 大ベストセラー『嫌われる勇気』の著者による、生きる希望を見出す36の「心得(ココロエ)」がここに。

【出版社からのコメント】
ほんの少しの勇気が人生を変える。生きる指針となる1冊。

 


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