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『じいじ、最期まで看るからね 育児と介護のダブルケア奮闘記』たしかに大変なこともあるけれど、それだけじゃない!

高橋里華さん著『じいじ、最期まで看るからね 育児と介護のダブルケア奮闘記』(CCCメディアハウス)

高橋里華さん著『じいじ、最期まで看るからね 育児と介護のダブルケア奮闘記』(CCCメディアハウス)

第1回全日本国民的美少女コンテスト入賞の高橋里華さんが介護生活を綴った『じいじ、最期まで看るからね 育児と介護のダブルケア奮闘記』が、CCCメディアハウスより刊行されました。

 

祖父母、母、義母……そして、認知症の義父との日々――続く介護、ストレス、体調不良、ふたりの娘の子育て

「どうして、私がやらなければならないの?」
「いつまで続くの?」
「なんで、あの親がこうなってしまったんだろう……」
介護は誰もが通ると思われる、ライフステージのひとつ。
たしかに大変なこともあるけれど、それだけじゃない。

――本書は、高橋里華さんが16年目の介護生活から見えてきたこと、家族のありかたを綴ったエッセイです。

 
<本書「はじめに」より>

結婚前後に、祖父母や母親、義父母が次々と体調を崩していきました。
つまり、この頃から、ゆるやかに私の介護生活が始まっていくのです。
38歳で長女を産み、ほどなくして義父母と同居。このあたりから、急速に、しかもどっぷりと介護生活に突入していきます。
ふたりめの子どもも産まれ、育児と介護を同時に担うダブルケアに翻弄し、いまも毎日、息をつく暇もないほど、忙しい日々を送っています。

 
介護は「大変」「孤独で苦しい」というネガティブな印象が強いと思います。
たしかに大変です。でも、自分の考え方を変えたり、やり方の工夫をすることで、自分の生きがいのひとつに感じられることもあります。
本書では、病気の家族との向き合い方、認知症の症状、その対応、そのときに動く自分の気持ち、介護を必要としていない家族との向き合い方など、できるだけリアルに私の介護生活をお伝えしていきます。

 
おそらく、介護をしている多くの人が抱える共通の悩みもあると思います。
「なんで、私がやらなくちゃいけないの」と思ったり、
「シモの世話がいつまで続くのか」と不安になったり、
「なんで、あのお母さん(お父さん)がこうなってしまったの?」と親の豹変ぶりにショックを受けたり……。
私もこうした道を通ってきたので、本書では、私なりの解決策をまとめています。

 
私自身、介護の仕事をしている妹や、ネットからいろいろな情報をもらって、参考にしたり、危機を乗り越えたりしたことが何度もありました。本書も介護の苦労を乗り越える力のひとつになると、うれしいです。

 

本書の目次

第1章 33歳のときに始まった祖母の介護

第2章 夫の父母(「じいじ」と「ばあば」)との同居が始まる

第3章 家族の病が重なっていく

第4章 それでも人生は続いていく

 

著者プロフィール

著者の高橋里華(たかはし・りか)さんは、1972年生まれ。埼玉県出身。1987年に第1回全日本国民的美少女コンテストで入賞し、芸能界デビュー。1990年代を中心に活躍し、5年間で小林製薬やP&G、トヨタ等60本ものCMに出演。

2011年からは義父母と同居し、現在は認知症の義父の介護と、ふたりの子どもの育児に奔走する毎日を過ごしている。東京都在住。

 

 


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