『本には読む順番がある』本の正しい読み方が“3ステップ読書術”で身に付く!ジャンル別・作家別の“読み順”を齋藤孝さんが伝授!
クロスメディア・パブリッシングは、齋藤孝さん著『本には読む順番がある』をインプレスより刊行しました。
なぜ名著を読んでも、頭に入ってこないのか?
知識や教養を身につけるためには、やはり読書が一番です。
しかし、世の中で読むべきとされている名著ほど内容が難しいものばかり。いざ買って読んではみたものの、内容が頭に入ってこず、途中で読むのをやめてしまった人も多いのではないでしょうか。
では、なぜこのようなことが起きるのでしょう。
明治大学文学部教授で『声に出して読みたい日本語』など数々のベストセラーを持つ作家の齋藤孝さんは、「本の内容が理解できずに途中で挫折してしまう原因は、最初に誤った1冊を手にしてしまったため。そんな人こそ、“本の順番”に注目してほしい」と言います。
順番に読めば、1冊の本から吸収できる知識・教養は倍増する
本書では、本の読む「順番」を“3ステップ読書術”として解説しています。
“3ステップ読書術”とは、初心者の読むべき本、中級者の読むべき本、そして上級者が挑戦すべき本の3段階に分け、順を追って本を理解しようというものです。
一般的な読書では、本単体で、その1冊をいかに読むかに重きが置かれていました。
しかし、“3ステップ読書術”では、複数の本をつながりで捉え、1冊ずつ読み進めていきます。そのため、ステップアップしながら知識・教養が積み重なり、より深く、確実に本の内容が理解できます。
このように複数の本を「つながりで読む」「ステップアップしていく」という発想は、今までにないまったく新しい読書方法です。
ジャンル別・作家別の“読み順”を解説
本書では、哲学や宗教、歴史、科学といった「ジャンル別」の本と、ニーチェやドストエフスキー、太宰治といった「作家別」の本で“読む順番”を解説しています。
たとえば、科学分野の本では
(1)『科学のふしぎ』
(2)『生物図録』
(3)『「量子論」を楽しむ本』
の順です。
まずは図鑑や入門書で全体像をつかみ、次に、理科・科学の授業で使う副読本や図録で中学・高校の学び直しをします。そして最後に各分野の専門的な解説書を読むことを薦めています。
また、太宰治の本では
(1)『富嶽百景』
(2)『晩年』
(3)『人間失格』
の順で読みます。まずは明るく、気品に満ちた作品から始めて、暗くて重い作品は後で読むことを薦めています
“3ステップ読書術”なら、内容が難しかったり、時代背景がわからなかったりした本が最後までしっかりと読めるようになります。
本を読んでも、なかなか頭に入らない……
けっこう本を読んでいるつもりなのに、体系的に知識を積み重ねられない……
…そのように感じている方にこそ、オススメの一冊です。
本書の構成
第1章 なぜ、「読む順番」が大切なのか?
第2章 最初の1冊をどう選ぶか?
第3章 ジャンル別・本物の教養が身につく3ステップ読書術
第4章 作家別・本の理解力が上がる3ステップ読書術
第5章 読む順番と同じくらい大切なこと
著者プロフィール
著者の齋藤孝(さいとう・たかし)さんは、1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業後、同大大学院教育学研究科博士課程等を経て、明治大学文学部教授。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論。ベストセラー著者、文化人として多くのメディアに登場。
著書に『声に出して読みたい日本語』(草思社)、『読書力』(岩波書店)、『雑談力が上がる話し方』(ダイヤモンド社)、『質問力』(筑摩書房)、『語彙力こそが教養である』(KADOKAWA)、『読書する人だけがたどり着ける場所』(SBクリエイティブ)ほか多数。著書発行部数は1000万部を超える。
本には読む順番がある 齋藤 孝 (著) 頭の中に“知性の地図”を描いてから 「筋トレ」に鍛え方の順番があるように、「読書」にも読む力をつけるための正しい順番があります。たとえば、いきなり『資本論』を読んでも、多くの人には難解で、最後まで読み切ることはできないでしょう。本来はその前に読むべき本があるのです。 |
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