『48歳、独身・医師 在宅介護で親を看取る』介護者になる日は突然やってくる――。
佐野徹明さん著『48歳、独身・医師 在宅介護で親を看取る』が、幻冬舎メディアコンサルティングより刊行されました。
完璧な介護ができなくたって良い――大切なのは、それぞれの家族に見合った「介護のかたち」を見つけること
超高齢社会が進むなか、介護を必要とする高齢者の数が年々増加の一途をたどり、病の早期回復を見込めない高齢者は在宅での介護を余儀なくされるケースは少なくありません。
ところが、多くの人が漠然と、いつかは介護や看取りがやってくるだろうという意識をもってはいますが、具体的な準備まではできていないのが現状です。
いざ介護が始まってみると、自分の時間を削らなければならないストレスや疲れ、そういった悩みをどこに相談すればいいのか分からないという不安を抱えてしまうことも。
本書では、一人で両親の介護から看取りまでを行ってきた著者が、自身の介護体験をもとに、在宅医として見てきた患者やその家族の課題とどう向き合ってきたのかを明らかにしていきます。
本書の構成
はじめに
第1章 在宅介護は突然に――父の介護で大学病院を辞め、実家へ戻る
第2章 初めての介護は医師でも大変だった――医療の知識と経験だけでは対応できない在宅介護の現実
第3章 進行する病に緊張で息がつまる日々――両親の介護と仕事の両立に奔走
第4章 痛みを隠して亡くなった母――後悔から見つめ直した父の「看取り」
第5章 必ず訪れるその日のために――「在宅医」として家族に知ってほしいこと
おわりに
著者プロフィール
著者の佐野徹明(さの・てつあき)さんは、医療法人さの内科医院院長。
1994年に近畿大学医学部を卒業し、近畿大学医学部附属病院(現・近畿大学病院)第3内科(血液・腎臓・膠原病内科)で研修を行い、大学院を修了。2001年に国立大阪病院(現・国立病院機構大阪医療センター)総合内科に勤務したのち、2007年から近畿大学医学部附属病院血液内科で講師を務める。2009年にさの内科医院を開業し現在に至る。
日本でも数少ない血液内科の専門医であり、白血病やリンパ腫といった血液疾患から風邪などの身近な病気まで幅広く診療。在宅診療や緩和ケアなど終末期医療にも対応している。自身も一人で両親を介護し看取った経験があり、患者や介護に悩む家族の希望を第一に考えた治療方針を提案している。
48歳、独身・医師 在宅介護で親を看取る 佐野 徹明 (著) 介護者になる日は突然やってくる――。 |
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