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『その生きづらさ、「かくれ繊細さん」かもしれません』著名人が続々HSP(繊細さん)を公表! どう見ても外向的なあの人がなぜ!?

時田ひさ子さん著『その生きづらさ、「かくれ繊細さん」かもしれません』

時田ひさ子さん著『その生きづらさ、「かくれ繊細さん」かもしれません』

時田ひさ子さん著『その生きづらさ、「かくれ繊細さん」かもしれません』が、フォレスト出版より刊行されました。

 

どう見ても外向的なあの人たちがHSPだと言うのは、「かくれ繊細さん」だから!

最近、多くの著名人が、HSP(繊細さん)であることを続々公表しています。HSPとは、ハイリー・センシティブ・パーソンの略で、「人一倍繊細な人」とか、「内向型」「繊細さん」などと呼ばれます。

 
これを聞いて、ちょっと引っかかりませんか?
どなたも芸能界やメディアで大活躍していて、内向的とか繊細といったイメージはありません。むしろ真逆の外向的な印象です。

実は、HSPには種類があり、なかでもHSS型HSPは、新規刺激追求性というHSPとは真逆の性質を内包する繊細さんなのです。

 
HSS型HSPは、
「大胆なのに繊細」
「元気なのに傷つきやすい」
「外向的でテンションは高いのに、ちょっとした発言でクヨクヨ一人反省会」
「一人になるとどっと疲れて表情がなくなる」
「自虐ネタで笑いをとりにいくも、いじられすぎると傷つく」
「完璧主義なのに、これといった極めたものがない」
「いくつか同時進行してしまうので、やりかけのままとっちらかる」
…などといった、相反する性質をひとつの体に内包しています。

 
その上、そうやって自分が混乱していること、葛藤していることを他者に知られまいと必死に隠しているのです。自分のHSPな性質を隠し、非繊細さん(非HSP)であるかのように振る舞っている。だから彼らは外向的に見えるのにHSP(繊細さん)なのです。

そしてそれが、HSS型HSP【かくれ繊細さん】の生きづらさでもあります。

 

臨床心理学から民間療法まで…何をしても楽にならないのには理由があった

本書の著者・時田ひさ子さんは、【HSS型HSP専門心理カウンセラー】。50年近く、自身も生きづらさを抱え、大学でも心理学を専修し、臨床心理学、認知行動療法、フォーカシング、退行催眠、エビデンスのない民間の手法まで、幅広く学ぶものの、悩みが解消されることはありませんでした。

 
そうしたなかで出会ったのが、「HSS型HSP」という概念でした。すると、不可解だった自分の心を取り扱えるようになり、同じように自身の矛盾に悩むHSS型HSPの方専門のカウンセラーとして、年間1,300時間以上セッションをされるように。

 
数多くのHSS型HSPの方と接するうちに、時田さんは、HSS型HSPの方には、非HSPの方にはないたくさんの才能があることに気づきます。

 
本書は、そうした生きづらさを抱えて苦しんでいるHSS型HSP、つまり【かくれ繊細さん】が生きづらさを解消するだけでなく、知られざる才能を開花して生きていく方法をまとめた一冊です。

 

本書の構成

はじめに
「私は繊細さん(HSP)ですか?」
「繊細さん」と「かくれ繊細さん」の違い

第1章 その生きづらさ、「かくれ繊細さん」かもしれません
(1)どれだけ調べても生きづらさの理由がわからなかった訳
(2)かくれ繊細さんが生まれながらに持つ「はみ出した感受性」
(3)「感受性の幅」が非繊細さんとは違う
(4)「はみ出した感受性」を非繊細さんは理解できない
(5)非繊細さんに合わせようとするから苦しくなる
(6)はみ出した部分を抑圧すると生まれる苦しみ

第2章 「かくれ繊細さん」が秘めている才能
(1)かくれ繊細さんにはたくさんの才能がある
(2)かくれ繊細さんには「人間関係をつくる才能」がある
(3)かくれ繊細さんには「仕事の才能」がある
(4)かくれ繊細さんには「人の能力を見抜く才能」がある
(5)かくれ繊細さんには「直感を活かす才能」がある
(6)かくれ繊細さんには「常識を守る才能」がある
(7)かくれ繊細さんには「バランスをとる才能」がある
(8)かくれ繊細さんには「自分にはなにかあると思える才能」がある

第3章 「かくれ繊細さん」が自己肯定感を高め、幸せになる方法
(1)かくれ繊細さんが才能を生かすには4つのカギがあればいい
1 複雑さをひもとくカギ:根本的な課題解決+感情のアップダウンをしのぐための二足のわらじをはく
2 「現在」のキー:本当の感情を見つける
  なぜ感情を適切に扱えるようになるとよいのか?
  かくれ繊細さんは感情と思考をわけてみることが難しい
3 「過去」のカギ:過去を完了する
  真の課題を解消するための「過去」のワーク
4 「未来」のカギ:未来予測、ぐるぐる思考は止められる
  ぐるぐる思考を止める方法

第4章 「かくれ繊細さん」と仕事とお金
(1)かくれ繊細さんはなにをやってもうまくやれるのに、自信がない
(2)お金の不安がかくれ繊細さんの自己肯定感を著しく下げる
(3)かくれ繊細さんに辛い職場は「圧のある人のいる職場」
(4)仕事は四年で飽きることを前提に組み立てよ
(5)辛い職場のかくれ繊細さんは心の底からの幸せ探しをすべし

第5章 「かくれ繊細さん」と人間関係
(1)かくれ繊細さんは実は人間関係をつくるのがうまい
(2)かくれ繊細さんが人間関係を維持するために「ひとり言」が使える
(3)かくれ繊細さんは人との距離感がわからなくて辛い
(4)かくれ繊細さんは自己肯定感が低くて辛い
(5)かくれ繊細さんが人間関係でつまづく「かくれ繊細さんマウンター」の存在
(6)なぜ人付き合いの才能のあるかくれ繊細さんがマウンティングされるのか?
(7)ポーカーフェイスと「のれんに腕押し」的対応でマウンティングから逃げる
(8)かくれ繊細さんは職場の人間関係では「全体最適」に敏感な自分を観察する
(9)かくれ繊細さんは学校の人間関係のみに終始しないようにする
(10)かくれ繊細さんは恋愛を「本当はどうしてほしいのか」を発信する練習と心得る
(11)かくれ繊細さんは結婚相手が繊細さんかどうかで覚悟すべきポイントが変わる

第6章 史上最高の幸せを手にした「かくれ繊細さん」たち
(1)5年前信頼していた人に裏切られ、うつになったHさんが自分責めをやめて働きだすまで
(2)仕事のプレッシャーに押し潰されて生きるのが辛かったBさんが、責任を手放し生きやすくなるまで
(3)「私でも幸せを感じられるようになりますか?」と必死だったCさんが、「苦労しなきゃ幸せになれない」という幻想を手放すまで
(4)元気じゃない自分はダメと否定していたEさんが、全部を受け入れられるようになるまで

おわりに

 

著者プロフィール

著者の時田ひさ子(ときた・ひさこ)さんは、HSS型HSP専門心理カウンセラー。HSP/HSS LABO代表。

繊細で凹みやすいが同時に好奇心旺盛で新しいものへの探求欲が旺盛なHSS型HSPへのカウンセリングをのべ5,000時間実施。講座受講生からのメール、LINEのやりとりは月100時間以上。

生きづらさ研究歴は高校時代より35年。生きづらさを解消するヒントを得るために早稲田大学文学部心理学専修(当時)に進学。卒業時の論文テーマは「人の興味の発生・消失時の視点の動向からパターン獲得学習の過程を知る」。人の興味の持ち方、失い方に、学習過程を掛け合わせた研究を行う。

2010年、思春期の長男との関係が悪化したことから、臨床心理学、認知行動療法、フォーカシング、退行催眠、エビデンスのない民間の手法まで多数の心の取り扱い法を習得。しかし、自身の生きづらさの完全解明にはつながらなかった。

2016年、ネット検索中に、自身がHSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)であることを知る。さらに他人の目を意識しすぎるが好奇心旺盛なHSSタイプであることがわかる。自身の生きづらさの理由が、周囲の目を気にするHSS型HSPの稀有な特性に由来することにあるとわかる。自身を含むHSS型HSPに有効な生きづらさ克服の方法を発案、実践。長年の生きづらさを解消したいHSS型HSPの相談を年間のべ1,300時間以上受ける。

★3か月で凹みやすい人の生きづらさ克服「ブレーん塾」:https://hsphsslabo.com

 

その生きづらさ、「かくれ繊細さん」かもしれません
時田 ひさ子 (著)

HSP(繊細さん)というほどではないけれど、傷つきやすい、ウジウジしている…元気で社交的に見られている自分に違和感がある…人と会った後はどっと疲れる、一人の時間が必要…そんなあなたは、きっと「かくれ繊細さん」です!人一倍、感受性の強い「かくれ繊細さん」の才能を引き出し、自分を好きになる!

 


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