『イヤな人間関係から抜け出す本』人生はRPG(ロールプレイングゲーム)! 心理学で面倒な人間関係ゲームを攻略!
高品孝之さん著『イヤな人間関係から抜け出す本』が、あさ出版より刊行されました。
人間関係ゲームは気づかないうちに陥っているもの
嫌な人と関わりたくない。できれば避けたい。なぜこのような不快な人間関係、コミュニケーションには陥ってしまうのか。
それはテレビゲームや野球やサッカーなどのスポーツ同様に 人間関係もルールに基づいて構築されるため、気づかないうちに敵対関係が生まれしまうことにありました。これを心理学の1つの理論である交流分析では、 「ゲーム(ゲーム理論)」 といいます。
本書では、この「ゲーム」をもとに、人間関係のトラブルを陥りがちなパターンごとに分析しながら、RPGのように、どのような役割で、どう考え、行動を起こせばよいかを事例ドリルとあわせてに解説します。
また、そもそも人間関係ゲームに巻き込まれないための技術も紹介しています。
人間関係ゲームの事例とゲームから抜け出す方法 ※本書より抜粋要約
「とっちめてやる」ゲーム
有能な新入社員や同僚、教師からひいきにされている生徒など、ゲームの仕掛け人から見て、「妬ましい者」に対して行われます。「妬ましい者」のミスを暴き立てて価値を下げようとする心理によって起きやすいゲームです。
↓
ゲームから抜け出す方法
・〇ミスをしない(ミスをしてもいいように仕掛けをめぐらす)
・〇 仕掛け人の否定的な気持ちに反応しない
・〇 大人の対応を心がけて事実を告げる
・〇 ゲームの場から離れる
「ひどいものだ」ゲーム
まるで自分が悲劇のヒーローやヒロインのように振る舞い、自分が周りからつらい目にあっていることを伝えるゲームです。ゲームの仕掛け人は、周りの人から憐れみや同情を受けることを期待しています。
↓
ゲームから抜け出す方法
・〇仕掛け人の否定的な気持ちに反応しない
・×大人の対応を心がけて事実を告げる
・×ゲームの場から離れる
「すみません」ゲーム
謝ることで相手の同情を買ったり、気を引いたり、相手から許しを得るゲームです。非難された場合に、その非難をかわすのに、このゲームを行ったりします。
↓
ゲームから抜け出す方法
・〇大人の対応を心がけて事実を告げる
・×仕掛け人の否定的な気持ちに反応しない
・×ゲームの場から離れる
本書の構成
はじめに
Stage1 対人関係で繰り返し起こる人間関係ゲーム
Stage2 他者を否定することで、他者を陥れるゲーム
Stage3 自分を否定することで、他者を陥れるゲーム
Stage4 人間関係ゲームに巻き込まれない技術
Stage5 人生脚本――自分自身の心が繰り返し生み出す不毛な行為から逃れるために
著者プロフィール
著者の高品孝之(たかしな・たかゆき)さんは、1960年、北海道生まれ。臨床心理士。一級交流分析士。博士(教育学)。
早稲田大学国文科卒業後、高校の教員になるも人間関係のトラブル解決の困難さを目の当たりにし、心理学を学びはじめる。北海道大学大学院教育研究科博士後期課程を修了後、30年間、高校の現場で心理学的手法を用いて、生徒と生徒、生徒と親、親と親など、さまざまな人間関係のトラブルを解決している。常に現場を重視しており、人間関係のトラブルを解決する手際の良さには定評がある。
★著者HP「~ぼちぼちが“ラク”の近道~」:https://www.takashina-takayuki.com/
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