宮田愛萌さん〈短歌甲子園〉をテーマに描く青春小説『春、出逢い』が刊行
「小説現代」での連載小説を書籍化した、宮田愛萌さん著『春、出逢い』が講談社より刊行されました。
三十一文字に込めた世界をめぐる、宮田愛萌さん初の青春小説
<歌人・俵万智さん推薦!>
短歌の力は、アイドル歌会で折り紙つき。
愛萌さんだから描けた等身大の青春に、心が弾みます。
――俵万智
宮田愛萌さんのデビュー小説は万葉集からインスピレーションを受けた『きらきらし』、2作目は恋愛短編小説集『あやふやで、不確かな』を刊行。
そして、3作目『春、出逢い』は高校生たちが短歌を詠んで競い合う「短歌甲子園」をテーマに執筆した青春小説です。執筆にあたっては盛岡で開催される「短歌甲子園」を取材し、文芸部で活動する多くの高校生からも話を伺っています。作中には宮田さんによるオリジナル短歌を約六十首収録。
【内容紹介】
・春、出逢い 吉徳紅乃
・きらきら光る 藤田いづみ
・ことばたち 楢崎佑太朗
・想い、つなげて 木虎礼登
・空を見上げる 空井朱那
・いつもの音 八辻緋南葵
部活存続の危機に直面していた東京都立櫓門(やぐらもん)高等学校文芸部。二年生で部長の吉徳紅乃(よしとく・くれの)は、先輩の木虎礼登(きとら・あやと)と部員集めに奔走していた。顧問の先生の提案から短歌初心者が多い中、八月に開催される短歌甲子園出場を目指すことに。瑞々しく等身大の言葉で競い合う、作家・宮田愛萌さんが描く高校生たちの熱き青春譚。
著者プロフィール
宮田愛萌(みやた・まなも)さんは、1998年4月28日生まれ、東京都出身。2023年、アイドル卒業時にデビュー作『きらきらし』を上梓。現在は文筆家として小説、エッセイ、短歌などジャンルを問わず活躍。
他の著書に『あやふやで、不確かな』がある。
春、出逢い 宮田 愛萌 (著) 存続危機の文芸部が目指すのは、短歌甲子園出場。 |
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