宮田愛萌さん書き下ろし連作短編集『あやふやで、不確かな』が刊行
宮田愛萌さん書き下ろし連作短編集『あやふやで、不確かな』が幻冬舎より刊行されました。
瑞々しい感性が光る、恋愛連作短編集『あやふやで、不確かな』
2023年2月に上梓したデビュー小説『きらきらし』で、万葉集から想像を膨らませた物語を描いた宮田愛萌さん。アイドル卒業後も、本に関わる様々な活動を行っています。
そんな宮田さんの最新書き下ろし小説『あやふやで、不確かな』のテーマは「コミュニケーションの難しさ」。4組の恋人たち、一人一人の心情を丁寧にすくい上げるように描いた作品です。
【あらすじ】
考えていることなんて伝わらないし、言葉はあいまいだ。
だから私たちは、伝える努力をしなくちゃいけない。
どこにでもいる普通の女の子、冴。冴からの愛を信じられなくなった伸。友人が恋人と別れたことをきっかけに、自分が恋人のことを愛しているかわからなくなった成輝。逆に、恋人との絆を強くした智世。冴のことが嫌いだけど好きで忘れられない真澄――。4組それぞれが抱える恋心を丁寧に描いた、恋愛連作短編集。
宮田愛萌さんコメント
宮田愛萌です。この度『あやふやで、不確かな』を出版させていただくことになりました。私はいつも、他者とのコミュニケーションとは難しいものだと思っています。自分以外の人間と完全にわかりあうことなんて不可能であるのに、わかり合えたらと願ってしまう。そういう矛盾がなんかいいな、と思ってこのお話を書きました。
書き終えた今でも、私は登場人物たちとはわかり合えそうにありませんし、書いている時も喧嘩ばかりでしたが、それでも良い関係が作れたのではないかと思っています。
冴たちの物語を、たくさんの方に受け取っていただけたら嬉しいです。
よろしくお願いします。
著者プロフィール
宮田愛萌(みやた・まなも)さんは、1998年4月28日生まれ、東京都出身。2017年、けやき坂46追加メンバー募集オーディションに合格し、けやき坂46の2期生としてデビュー。2019年2月の日向坂46へのグループ改名後も精力的に活動を続ける。
2023年、アイドル卒業時にデビュー作『きらきらし』を上梓。現在は文筆家として小説、エッセイ、短歌などジャンルを問わず活躍。
あやふやで、不確かな 宮田 愛萌 (著) |
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