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『彷徨う者たち』刊行記念!中山七里さん講演会を開催

(c)平岩享

(c)平岩享

NHK文化センター名古屋教室は、シリーズ累計50万部突破、〈宮城県警シリーズ〉完結編となる、中山七里さん著『彷徨う者たち』(NHK出版)の刊行を記念して、中山七里さんによる講演会を3月10日(日)にオンライン&リアル開催します。

 

小説好き&小説家を目指す方も必見!ヒューマンミステリー『彷徨う者たち』発売記念講演会を3/10(日)に開催

運命に翻弄された人々の人間模様を描いた、著者渾身のヒューマンミステリー「宮城県警シリーズ」堂々の完結編『彷徨う者たち』がNHK出版より2024年1月に発売されました。

 
宮城県を舞台に起こる殺人事件に迫りながら、事件の関係者を通してその地に根差す人々の人間模様を描いた社会派ヒューマンミステリー「宮城県警シリーズ」。

生活保護制度を題材とした第一作『護られなかった者たちへ』、震災からの復興とその闇ビジネスを描いた第二作『境界線』、そして2024年1月に発売された最新作『彷徨う者たち』では、職務と友情との狭間で揺れる絆が描かれています。

 
今回の講演会では、シリーズ完結を記念して、中山七里さんが最新作『彷徨う者たち』を含む「宮城県警シリーズ」三作を通して読者へ伝えたかったことや、作品に込めた想いなどを語ります。

また、小説家を目指す方へ向けた新人賞対策のお話や小説家という仕事についてのお話、受講生より寄せられた質問にもお答えいただきます。

社会問題に切り込み色濃く人間ドラマを描きながら、巧みなトリックも堪能できる中山七里さんの作品はどのように生まれるのか…その創作の裏側に迫ります。

 
会場はNHK文化センター名古屋教室(地下鉄「栄」駅徒歩5分)。Zoomでリアルタイム配信をしますので、全国どこからでもオンライン受講(見逃し配信付)もできます。

 

〈作家・中山七里さん講演会「小説ができるまで 」 ~宮城県警シリーズ完結記念~〉開催概要

 
■講師:小説家・中山七里さん
〔聞き手〕NHK名古屋キャスター・渡邊晶子さん

■受講形態:NHK文化センター名古屋教室での受講/オンライン受講(見逃し配信あり)

■開講日時:2024年3月10日(日)14:00~15:30

■受講料金(税込)
◎名古屋教室での受講:NHK文化センター会員 4,000円/ 一般(入会不要)4,500円
◎オンラインでの受講:NHK文化センター会員・一般(入会不要) 3,300円

■主催:NHK文化センター名古屋教室

★詳細&申込み
◎名古屋教室での受講:https://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_1290038.html
◎オンライン受講:https://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_1290557.html

 

講師プロフィール

中山七里(なかやま・しちり)さんは、1961年生まれ、岐阜県出身。『さよならドビュッシー』にて第8回「このミステリーがすごい!」大賞で大賞を受賞し、2010年に作家デビュー。

著書に、『境界線』『護られなかった者たちへ』『総理にされた男』(以上、NHK出版)、『絡新婦の糸―警視庁サイバー犯罪対策課―』(新潮社)、『こちら空港警察』(KADOKAWA)、『いまこそガーシュイン』(宝島社)、『能面検事の死闘』(光文社)、『殺戮の狂詩曲』(講談社)ほか多数。

★X(旧Twitter):https://twitter.com/10thShichiri

 

彷徨う者たち
中山 七里 (著)

在りし日の友情と恋。立ちはだかる悔恨と贖罪。
選ぶべき自分は刑事か、友か――

災害公営住宅への移転に伴い解体作業が進む仮設住宅の一室で見つかった他殺体。発見場所は出入り口がすべて施錠された完全密室、被害者は町役場の仮設住民の担当者だった。
宮城県警の笘篠誠一郎刑事と蓮田将悟刑事は仮設住民と被害者とのトラブルの可能性を想定し、捜査にあたる。そこで遭遇したのは、蓮田にとって忘れがたい決別した過去に関わる人物だった――。

生活保護制度を題材に、佐藤健さん主演で映画化された第一作『護られなかった者たちへ』、震災からの復興とその闇ビジネスを描いた第二作『境界線』に続く、シリーズ累計50万部突破の「宮城県警シリーズ」最新作。
復興が進む被災地に根ざす人々の間で激しく揺れ動く心情と人間模様を描きながら完全密室トリックの謎に迫る、著者渾身のヒューマンミステリーにして、人気シリーズ三部作、堂々の完結編。

あの日、流された絆があった。

<既刊>

護られなかった者たちへ (宝島社文庫)
中山七里 (著)

誰もが口を揃えて「人格者」だと言う、仙台市の福祉保険事務所課長・三雲忠勝が、身体を拘束された餓死死体で発見された。
怨恨が理由とは考えにくく、物盗りによる犯行の可能性も低く、捜査は暗礁に乗り上げる。
しかし事件の数日前に、一人の模範囚が出所しており、男は過去に起きたある出来事の関係者を追っているらしい。そして第二の被害者が発見され――。
社会福祉と人々の正義が交差したときに、あなたの脳裏に浮かぶ人物は誰か。

境界線
中山 七里 (著)

主演・佐藤健、共演に阿部寛、清原果耶、林遣都、吉岡秀隆、倍賞美津子らで映画化が決定した『護られなかった者たちへ』に続く、「宮城県警シリーズ」第2弾!

「誰にでも境界線がある。
越えるか、踏みとどまるか」
中山七里

2018年刊行の『護られなかった者たちへ』と同じく宮城県警捜査一課を舞台に、東日本大震災による行方不明者と個人情報ビジネスという復興の闇を照らし出していく。震災によって引かれてしまった“境界線”に翻弄される人々の行く末は、果たして。「どんでん返しの帝王」・中山七里が挑む、慟哭必至の骨太の社会派ヒューマンミステリー小説。

《あらすじ》
2018年5月某日、気仙沼市南町の海岸で、女性の変死体が発見された。女性の遺留品の身分証から、遺体は宮城県警捜査一課警部・笘篠誠一郎の妻だったことがわかる。笘篠の妻は7年前の東日本大震災で津波によって流され、行方不明のままだった。遺体の様子から、妻と思われる女性はその前夜まで生きていたという。なぜ妻は自分のもとへ戻ってこなかったのか――笘篠はさまざまな疑問を胸に身元確認のため現場へ急行するが、そこで目にしたのはまったくの別人の遺体だった。
妻の身元が騙られ、身元が誰かの手によって流出していた……やり場のない怒りを抱えながら捜査を続ける笘篠。その経緯をたどり続けるもなかなか進展がない。そのような中、宮城県警に新たな他殺体発見の一報が入る。果たしてこのふたつの事件の関連性はあるのか? そして、笘篠の妻の身元はなぜ騙られたのか――。

 
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