シリーズ累計50万部突破!中山七里さん〈宮城県警シリーズ〉完結編『彷徨う者たち』が刊行 『護られなかった者たちへ』『境界線』『彷徨う者たち』3冊特製BOXセットも限定発売
累計50万部突破の「宮城県警シリーズ」最新刊、中山七里さん著『彷徨う者たち』がNHK出版より2024年1月26日に刊行されます。
仮設住宅の一室で見つかった他殺体。発見場所は出入り口がすべて施錠された完全密室だった。かつて決別した過去に直面する担当刑事が、捜査が進むなかでやがて職務と友情の選択を迫られることに――。運命に翻弄された人々の人間模様を描いた、著者渾身のヒューマンミステリー「宮城県警シリーズ」堂々の完結編です。
「宮城県警シリーズ」累計50万部突破! 社会派ヒューマンミステリーの金字塔、ついに最終章へ。
宮城県を舞台に起こる殺人事件に迫りながら、事件の関係者を通してその地に根差す人々の人間模様を描いた社会派ヒューマンミステリー「宮城県警シリーズ」。これまで同シリーズでは、ひたむきに現実に向き合う人々の生き様を描き、その切なさや感動が多くの読者の涙を誘ってきました。
生活保護制度を題材に、佐藤健さん主演で映画化された第一作『護られなかった者たちへ』、震災からの復興とその闇ビジネスを描いた第二作『境界線』、そして、最新作『彷徨う者たち』では、職務と友情との狭間で揺れる絆を描きます。
つねに鋭く社会問題に切り込み、かつ色濃く人間ドラマを描いたストーリーは多くの感動を呼び、シリーズ累計発行部数が50万部(※単行本、文庫、電子書籍含む)を突破しました。
最新作となる本作では、孤高のベテラン刑事・笘篠誠一郎のバディを務めてきた若手刑事・蓮田将悟が物語の軸に。蓮田の若き日の後悔と決別が思わぬかたちで邂逅したとき、彼は刑事の職務と友情のどちらを選ぶのか。後悔、負い目、贖罪、そして友情……。刑事であり、同時にひとりの人間としての葛藤をヒューマンドラマたっぷりに描きながら、中山七里さんの代名詞“どんでん返しの帝王”らしい密室殺人の謎に迫るミステリー展開も読み応え十分です。
【本書のあらすじ】
災害公営住宅への移転に伴い解体作業が進む仮設住宅の一室で見つかった他殺体。発見場所は出入り口がすべて施錠された完全密室、被害者は町役場の仮設住民の担当者だった。笘篠誠一郎刑事と蓮田将悟刑事は仮設住民と被害者とのトラブルの可能性を想定し、捜査にあたる。そこで遭遇したのは、蓮田にとって忘れがたい決別した過去に関わる人物だった。在りし日の友情と恋。立ちはだかる悔恨と贖罪。選ぶべき自分は刑事か、友か――
復興が進む被災地に根ざす人々の間で激しく揺れ動く心情と人間模様を描いた、著者渾身のヒューマンミステリー。「宮城県警シリーズ」三部作、堂々の完結編。
〔目次〕
一 解体と復興
二 再建と利権
三 公務と私情
四 獲得と喪失
五 援護と庇護
エピローグ
<「NetGalley」で全文試し読み掲載中!>
2024年1月25日まで、「NetGalley」にて全文試し読みできます。
★URL:https://www.netgalley.jp/catalog/book/308503
【Amazon限定】「宮城県警シリーズ」(『護られなかった者たちへ』『境界線』『彷徨う者たち』)3冊特製BOXセットも発売!
『護られなかった者たちへ』『境界線』『彷徨う者たち』を3冊セットにして、オリジナルデザインによる特製BOXに収めてAmazonのみで数量限定販売。
特典として、『護られなかった者たちへ』に登場した利根勝久と“名簿屋”五代良則の出会いを描いた書き下ろし掌編小説「出所の日」や、3作品それぞれの主な登場人物関係図、シリーズを書き終えての心境を綴った著者メッセージを収載した小冊子が付いてきます。
さらに、著者の中山七里さんが3冊すべてに直筆でサインとナンバリングした、唯一となる特別仕様の特製BOXセットです。
《商品内容》
〇単行本『護られなかった者たちへ』(著者直筆サイン&ナンバリング入り)
〇単行本『境界線』(著者直筆サイン&ナンバリング入り)
〇単行本『彷徨う者たちへ』(著者直筆サイン&ナンバリング入り)
〇オリジナルデザイン特製BOX
〇特典小冊子(書き下ろし掌編小説、主な登場人物関係図、著者メッセージ)
<著者・中山七里さんコメント>
この度、2024年1月26日に新刊および3巻BOXセットが発売されることになりました。函入り書籍の発売は著者にとっても初めての経験ですが、宮城県警シリーズを網羅しトーンの統一されたセットと自負しています。是非お楽しみください。
著者プロフィール
中山七里(なかやま・しちり)さんは、1961年生まれ、岐阜県出身。『さよならドビュッシー』にて第8回「このミステリーがすごい!」大賞で大賞を受賞し、2010年に作家デビュー。
著書に『境界線』『護られなかった者たちへ』『総理にされた男』(以上、NHK出版)、『絡新婦の糸―警視庁サイバー犯罪対策課―』(新潮社)、『こちら空港警察』(KADOKAWA)、『いまこそガーシュイン』(宝島社)、『能面刑事の死闘』(光文社)、『殺戮の狂詩曲』(講談社)ほか多数。
彷徨う者たち 中山 七里 (著) 在りし日の友情と恋。立ちはだかる悔恨と贖罪。 災害公営住宅への移転に伴い解体作業が進む仮設住宅の一室で見つかった他殺体。発見場所は出入り口がすべて施錠された完全密室、被害者は町役場の仮設住民の担当者だった。 生活保護制度を題材に、佐藤健さん主演で映画化された第一作『護られなかった者たちへ』、震災からの復興とその闇ビジネスを描いた第二作『境界線』に続く、シリーズ累計50万部突破の「宮城県警シリーズ」最新作。 あの日、流された絆があった。 |
【Amazon.co.jp 限定】「宮城県警シリーズ」――『護られなかった者たちへ』『境界線』『彷徨う者たち』――特製BOX入り3冊セット(特典小冊子〈書き下ろし掌編小説〉付き) 中山 七里 (著) 〇単行本『護られなかった者たちへ』(著者直筆サイン&ナンバリング入り) ※このセットに収められた各単行本に帯は付きません。予めご了承ください。 |
<既刊>
護られなかった者たちへ (宝島社文庫) 中山七里 (著) 誰もが口を揃えて「人格者」だと言う、仙台市の福祉保険事務所課長・三雲忠勝が、身体を拘束された餓死死体で発見された。 |
境界線 中山 七里 (著) 主演・佐藤健、共演に阿部寛、清原果耶、林遣都、吉岡秀隆、倍賞美津子らで映画化が決定した『護られなかった者たちへ』に続く、「宮城県警シリーズ」第2弾! 「誰にでも境界線がある。 2018年刊行の『護られなかった者たちへ』と同じく宮城県警捜査一課を舞台に、東日本大震災による行方不明者と個人情報ビジネスという復興の闇を照らし出していく。震災によって引かれてしまった“境界線”に翻弄される人々の行く末は、果たして。「どんでん返しの帝王」・中山七里が挑む、慟哭必至の骨太の社会派ヒューマンミステリー小説。 《あらすじ》 |
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▼彷徨う者たち | 中山七里 | NetGalley
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