巨大スーパーで販売される大量の国産ウナギは、どこから来るのか――保坂祐希さん『偽鰻』が刊行
社会派エンターテインメントで注目の書き手・保坂祐希さんによる、食の不正を暴く社会派エンタメ企業小説『偽鰻』がポプラ社より刊行されました。
衝撃の”隠蔽行為”、ウナギ流通の裏に隠された”戦慄の真実”とは…?
漁獲量の限られているウナギが、こんなに流通されているという不可思議な現実をあなたはどう受け止めますか?
本作は、昨今話題の食品偽装の問題に、フィクションの視点から鋭く切り込んだ社会派ミステリです。
【あらすじ】
絶滅危惧種でありながら、日々食卓にあり続ける”ウナギ”。
その流通の裏には、衝撃な”隠蔽行為”が…?!隠された戦慄な真実とは何か。
日本人が大好きなウナギは、実は絶滅危惧種にもかかわらず、日々大量に販売されている。
いまだ生態に多くの謎が残る高級食材の流通をめぐり、巨大スーパー・ヴィアンモールと裏社会の人々、そして元総会屋が暗躍する。
しかし、その裏には国が躍起になって隠蔽する戦慄の真実が隠されていた――。
著者メッセージ「ラストのどんでん返しはぜひ見届けていただきたいです」
「どのような業界にもヒューマンエラーやコンプライアンス違反はつきものであり、何が起きても不思議はないと思っています。その妄想が書かせた物語です。これまで書いた中で、最も多くの資料、参考文献を読み漁り、構成を考えました。特にラストのどんでん返しはぜひ見届けていただきたいです。
今回のダークヒーローである「元総会屋の沢木」は、いつか彼の現役時代の物語も書いてみたいと思うほど気に入っています。ちなみに、年に何度も九州まで食べに行くほど鰻が好きなことだけは申し添えておきます」
――著者・保坂祐希さん
ひろゆき氏より、推薦コメント!
本書の刊行に当たって、メディアやSNS等での鋭いコメントが度々話題になるひろゆきさんが、推薦コメントを寄稿しています。
「ウナギの養殖に使うシラスウナギは、過去には毎年100トンとか取れてましたが、現在は5トンぐらい。
20分の1ぐらいになっています。
ニホンウナギは「絶滅の危険性が高い」ので国際自然保護連合がレッドリストに載せてたりもします。
ウナギの値段が20倍になってるかというとそういうわけではありません。
何故、ウナギの流通量は減ってるように見えないのか?
※現実の謎を交えたミステリーです」
――ひろゆきさん
著者プロフィール
保坂祐希(ほさか・ゆうき)さんは、2018年『リコール』(ポプラ社)でデビュー。社会への鋭い視点と柔らかなタッチを兼ね備えた、社会派エンターテインメント注目の書き手。大手自動車会社グループでの勤務経験がある。
著書に『大変、申し訳ありませんでした』(講談社タイガ)、『黒いサカナ』(ポプラ社)、『「死ね、クソババア!」と言った息子が55歳になって帰ってきました』(講談社)ほか。
偽鰻 (ポプラ文庫) 保坂 祐希 (著) 『リコール』『大変、申し訳ありませんでした』『「死ね、クソババア!」と言った息子が55歳になって帰ってきました』の保坂祐希が贈る、食の不正を暴く、社会派エンタメ企業小説! |
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