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山崎ナオコーラさん×石山寺座主・鷲尾龍華さんサイン会を開催

東急文化村が主催するBunkamuraドゥマゴ文学賞は、THE KYOTO(京都新聞総合研究所)、淡交社との共催で、トークイベント「源氏物語のはじまり、そしてミライへ」を京都新聞文化ホールにて6月14日(金)に開催し、作家・山崎ナオコーラさんと石山寺座主・鷲尾龍華さんが『源氏物語』について語り合います

なお、トークイベント終了後、山崎ナオコーラさん、鷲尾龍華さんによるサイン会が開催されることが決定しました。

 

作家・山崎ナオコーラさん×石山寺座主・鷲尾龍華さんが「源氏物語」を語る

作家と親密な空間を共有して文学を楽しむ「Bunkamuraドゥマゴサロン 文学カフェ」では、これまで様々なテーマで作家が登壇してきました。

初めて京都で開催する今回は「源氏物語」をテーマに、第33回Bunkamuraドゥマゴ文学賞受賞者の山崎ナオコーラさんと、「源氏物語」の起筆の地とされる石山寺座主の鷲尾龍華さんが登壇します。名作古典が描かれた当時の女性たちの生き方について、古典と向き合う作家と座主の目線から語り合うトークイベントです。

 
山崎さんは大学の卒業論文で「『源氏物語』浮舟論」を研究するなど、かねてより古典、そして「源氏物語」と向き合ってきました。エッセイ『ミライの源氏物語』では、現代人が「源氏物語」を読むときのハードルとなる倫理観や社会規範の違いに焦点を当て、違和感を丁寧に解きほぐす一作となっています。

そして山崎さんと対談する鷲尾さんは、奈良時代から続く滋賀県大津市の古刹・石山寺の創建以来初の女性座主を務めています。平安時代には多くの貴族や女流文学者が参詣し、紫式部が「源氏物語」を起筆したとされている石山寺。自然のまなざしや仏教のお話など、古典を継承する座主の立場からお話しいただきます。

 
<イベント概要>
 
■日時:2024年6月14日(金)18:00受付開始 18:30開演

■登壇者:山崎ナオコーラさん(第33回Bunkamuraドゥマゴ文学賞受賞者)、鷲尾龍華さん(大本山石山寺第53世座主)

■会場:京都新聞文化ホール(京都市中京区烏丸通夷川上ル 京都新聞ビル7F)

■料金:1,500円(税込)
※全席自由
※未就学児童の入場はご遠慮いただいています。

■チケット発売
◎インターネット(オンラインチケットMY Bunkamura):https://my.bunkamura.co.jp/ticket/ProgramDetail/index/4736
◎電話:Bunkamuraチケットセンター<10:00~17:00>03-3477-9999
◎店頭:東急シアターオーブ/Bunkamuraチケットカウンター<渋谷ヒカリエ2F 11:00~18:00>

■主催:Bunkamura 、THE KYOTO(京都新聞総合研究所)、淡交社

★詳細:https://www.bunkamura.co.jp/event/lineup/20240614.html

 

山崎ナオコーラさん&鷲尾龍華さん サイン会が決定!

この度、トークイベント終演後に山崎ナオコーラさん、鷲尾龍華さんによるサイン会が決定しました。

サイン会の対象となるのは、山崎さん著『ミライの源氏物語』、鷲尾さん著『ほとけの誓い、おもき石山 紫式部ゆかりの寺にて』(いずれも淡交社)を当日会場にて購入、または持参された方のみ、一人各1冊までです。

 

登壇者プロフィール

 
■山崎ナオコーラ(やまざき・なおこーら)さん

小説家、エッセイスト。1978年生まれ。國學院大學文学部日本文学科卒業。卒業論文は似ている人たちをカテゴライズする不思議さについて書いた「『源氏物語』浮舟論」。

2004年に「人のセックスを笑うな」で文藝賞を受賞しデビュー。2023年『ミライの源氏物語』(淡交社)で第33回Bunkamuraドゥマゴ文学賞(選考委員:俵万智さん)を受賞

 
■鷲尾龍華(わしお・りゅうげ)さん

滋賀県大津市出身。大本山石山寺第53世座主。同志社大学文学部美学芸術学科(西洋美術史専攻)、種智院大学人文学部仏教学科卒業。講演会や諸宗教間協力など、同山内外で幅広く活動している。

2023年12月『ほとけの誓い、おもき石山 紫式部ゆかりの寺にて』(淡交社)を刊行。

 
【石山寺について】
滋賀県大津市、瀬田川のほとりに建つ奈良時代から続く観音信仰の古刹。平安時代には多くの貴族や、紫式部をはじめとした女流文学者が参詣し、「源氏物語」にも、光源氏が石山詣をする場面などが4度ほど描かれている。

 

Bunkamuraドゥマゴ文学賞について

Bunkamuraドゥマゴ文学賞は、パリの「ドゥマゴ文学賞」(1933年創設)のもつ先進性と独創性を受け継ぎ、既成の概念にとらわれることなく、常に新しい才能を認め、発掘することを目的に、1990年に創設された文学賞です。権威主義に陥らず、既成の概念にとらわれることなく、先進性と独創性のある、新しい文学の可能性を求めています。東急文化村が主催。

前年7月1日から当年7月31日までの13ヶ月間に出版された単行本または雑誌等に発表された日本語の文学作品(小説、評論、戯曲、詩)を対象とし、受賞作は、毎年「ひとりの選考委員」によって選ばれます。選考委員の任期は1年間。

なお、次回、第34回(2024年度)選考委員は小説家の桐野夏生さんです。

★URL:https://www.bunkamura.co.jp/bungaku/

 

ミライの源氏物語
山崎ナオコーラ (著)

第33回(2023年度)Bunkamuraドゥマゴ文学賞受賞!帯に俵万智選考委員の推薦分付!〈ルッキズム、ロリコン、不倫。現代を生きる私たちは名作古典「源氏物語」をどう読めるか〉 〈人気作家・山崎ナオコーラによる現代人のための「源氏物語」エッセイ〉 現代人が「源氏物語」を読むときのハードルとなるのは、ひとつは言葉の違い(古文の読解)、そしてもうひとつは倫理観や 社会規範の違いです。本書は、社会の在り方に長く向き合ってきた作家・山崎ナオコーラさんが、深く愛する古典「源氏物語」 について、現代人ならではの読み方を考えます。より現代的な訳を目指した「ナオコーラ訳」も読みどころのひとつ。 【ルッキズム、ロリコン、不倫。拭えない違和感を人気作家・山崎ナオコーラがときほぐす、現代人のための「源氏物語」エッセイ。】

ほとけの誓い、おもき石山: 紫式部ゆかりの寺にて
鷲尾 龍華 (著)

〈近江の古刹・石山寺の女性座主が綴る心のうち〉 〈生きとし生けるものへ――紫式部ゆかりの古刹・石山寺よりおくる仏への想い〉 滋賀県大津の南端、琵琶湖から流れる瀬田川西岸に位置し、紫式部ゆかりの古刹として知られる真言宗の大本山石山寺。本書 は同山五十三世座主を務める鷲尾龍華氏のエッセイをまとめた初の著書。月刊茶道誌『淡交』2022年度連載の「花の寺だより」 と、2023年度連載の「仏の道をゆく」に加筆を加え、初の女性座主として多方面で活躍する鷲尾座主の想いと祈りを石山寺の 風光明媚な写真とともに紹介します。 【紫式部ゆかりの古刹・石山寺より、風光明媚な境内の姿とともに女性座主が仏の眼差しといのちへの想いを綴った珠玉のエッ セイ。】

 
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Bunkamuraドゥマゴサロン 文学カフェ with THE KYOTO 源氏物語のはじまり、そしてミライへ | Bunkamura

 


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