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せやま南天さん「創作大賞2023」朝日新聞出版賞受賞作『クリームイエローの海と春キャベツのある家』が書籍化

応募総数33,981件の日本最大級の投稿コンテスト「創作大賞2023」で朝日新聞出版賞を受賞した、せやま南天さんの小説が改稿のうえ、『クリームイエローの海と春キャベツのある家』として書籍化され、朝日新聞出版より刊行されました。

 

仕事や家事、育児……何かを頑張りすぎるあなたへ――心温まる家族の物語

家事代行歴3ヶ月の津麦(つむぎ)の新しい勤務先は、5人の子どもを育てるシングルファーザーの織野家。一歩家の中に入ると、そこには「洗濯物の海」が広がっていた――。

仕事や家事、そして育児……何かを頑張りすぎている人に読んでほしい、心がふわりと明るくなる物語です。

 
<著者・せやま南天さんのコメント>

まわらない家事、終わりのない家事……家事に悩む人は、外からは見えづらいけれど、沢山いるのかも。という気づきから、その人達が生活の中で少し肩の力を抜いたり、誰かを頼ったりできたらいいなと、家事代行の小説を書きました。

noteには以前からエッセイなどを投稿していたので、自然に創作大賞にも応募しました。長い小説に取り組んだのは初めてでしたが、書き上げられたのは、投稿にコメントやスキで応援を頂けたからです。

受賞をきっかけに、多くの人に読んで頂き、そして今度は本という形になって、また誰かに届くということが何より嬉しいです。noteから本になった『クリキャベ』をぜひ手にとって眺め、ページを開いてみて下さい!

なお、本作品の装幀は、noteでも活躍中のクリエイター・ぷんさん(https://note.com/rupikorupiko/)が手がけています。

★装幀が完成するまでの過程:https://webtripper.jp/n/n754f76034c52

 

朝日新聞出版 担当編集・Kさんのコメント

弊社は、ジャンルを超えた新しさのある作品に出会えたらと、創作大賞2023に参加いたしました。せやまさんの作品は、お仕事小説で描かれることの少なかった家事代行を題材としていることに新しさを感じました。

 
個人的には、作中の主人公の葛藤が自分と重なり、涙を流しながら読んだ作品です。完成度が高く、すぐに書籍化をできそうと感じたのも贈賞の理由のひとつでした。とはいえ、大幅に加筆修正いただいた箇所もあります。

 
応募原稿を読んだ時、小説家として書き続けるポテンシャルをお持ちだという直感的なものがありましたが、改稿の段階で納得のいく形になるまで原稿と向き合う姿勢を見て、それは確信に変わりました。多くの人に届いて欲しいと願います。

 
★参考:著者と担当編集者が出版までの過程をそれぞれの視点でつづった編集日記:https://webtripper.jp/m/m809aba384481

 

著者プロフィール

せやま南天(せやま・なんてん)さんは、1986年生まれ。京都府出身。創作大賞2023(note主催)にて朝日新聞出版賞を受賞。受賞作『クリームイエローの海と春キャベツのある家』でデビュー。

★note:https://note.com/s_yama_nanten/
★X:https://twitter.com/s_yamananten

 

クリームイエローの海と春キャベツのある家
せやま 南天 (著)

創作大賞2023(note主催) 朝日新聞出版賞受賞作!
家事代行歴3ヶ月・津麦の新しい勤務先は、5人の子どもを育てるシングルファーザーの織野家。
一歩家の中に入ると、そこには「洗濯物の海」が広がっていた──。
仕事や家事、そして育児……
何かを頑張りすぎているあなたへ贈る物語。
読めば、心がふわりと明るくなる。期待のデビュー作!

 
【関連】
『クリームイエローの海と春キャベツのある家』編集日記|web TRIPPER

 


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