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歌人・上坂あゆ美さんがマスター!「スナックはまゆう」が新宿歌舞伎町にて新規開店

新宿を中心に事業展開するSmappa!Groupによるアートスペース「デカメロン」では、2023年12月20日(水)より毎週水曜日を「スナックはまゆう」として営業開始します。

「スナックはまゆう」は、歌人・エッセイストの上坂あゆ美さんが日本橋のアートスペース「無重力セッション」にて不定期開催していたスナックで、文芸、映画、ラジオ、音楽、お笑いなど、あらゆる文化に興味がある人たちが交流するオープンな場所として人気を博していました。

 

話題の歌人・上坂あゆ美がマスターを務める「スナックはまゆう」新宿歌舞伎町「デカメロン」にて新規開店!

Smappa!Groupは、飲食店、ヘアサロン、通所型介護施設、アートスペースなど街やコミュニティにまつわる事業を20年に渡り展開してきました。2018年より出勤前のホストが月に一度集い「ホスト歌会」を開催し、俵万智さん・野口あや子さん・小佐野彈さんが選歌・構成した『ホスト万葉集』を出版するなど文化的な活動を行い、教養を身につけ、お客様ひとりひとりの感情に寄り添ったプロフェッショナルサービスを提供することに重きを置いています。

 
今後、新たに歌舞伎町に歌壇バーをオープンする計画の前身として、歌人の上坂あゆ美さんと共に「スナックはまゆう」を現代アートスペース「デカメロン」にて営業することで、新たな人と人の交流の場を形成することを目指します。

 

 
<スナックはまゆう inデカメロン 概要>

■営業時間:2023年12月20日(水)~ 18:30~24:00
※以後、毎週水曜日予定(変更がある場合は上坂あゆ美さんのSNSで告知)

■料金システム
チャージ 2,000円(ワンドリンク、アート鑑賞料金込)
ソフトドリンク 500~800円
アルコール 800~1500円
※食べ物持ち込み自由
※喫煙可能

 

「スナックはまゆう」とは

「スナックはまゆう」は、歌人の上坂あゆ美さんがマスターを務めるスナックらしからぬスナックです。

日本橋のアートスペース「無重力セッション」にて過去12回不定期開催されました。「はまゆう」の名前は、上坂あゆ美さんの以下の短歌作品に由来しています。

 
いつどこの街に行っても「はまゆう」って名前のスナックある 怖い
死んだらさ紫の世界に行くんだよ スナックはまゆうの看板みたいな

(歌集『老人ホームで死ぬほどモテたい』収録)

 

上坂あゆ美(うえさか・あゆみ)さん プロフィール

歌人、エッセイスト。1991年生まれ、静岡県出身、東京都在住。

2022年2月に第一歌集『老人ホームで死ぬほどモテたい』(書肆侃侃房)を上梓。ニッポン放送「オールナイトニッポン0」で単独パーソナリティを務めるなど、メディア出演歴も多数。

★X(Twitter):https://x.com/aymusk
★Instagram:https://www.instagram.com/aymuesk/

 

デカメロンについて

デカメロンは2020年に東京都新宿区歌舞伎町の中心地で期間を設け、開廊。言葉の認識をテーマとしコンセプチュアルな作品を選定した。

2021年から、「moral」と「ethics」をテーマに据え新宿歌舞伎町で作品展示を行う意義を作家と共に再考して行く。
また、同スペース1Fでは作品観賞前後で対話が生まれるようなbarを設ける事で、スペースに於けるインタラクティブ性の向上を担う。

 
■住所:東京都新宿区歌舞伎町1-12-4 2F

★ホームページ:http://decameron.jp/
★Twitter:https://twitter.com/Decameron_20
★Instagram:https://www.instagram.com/decameron_kabukicho/

 

老人ホームで死ぬほどモテたい (新鋭短歌シリーズ)
上坂あゆ美 (著), 東 直子 (監修)

思わぬ場所から矢が飛んでくる
自分の魂を守りながら生きていくための短歌は、パンチ力抜群。絶望を?みしめたあとの諦念とおおらかさが同居している。
(東 直子)

【5首】
母は鳥 姉には獅子と羽根がありわたしは刺青(タトゥー)がないという刺青(タトゥー)
風呂の水が凍らなくなり猫が啼き東京行きの切符を買った
故郷の母と重なりしメスライオン 深夜のナショナル・ジオグラフィック
沼津という街でxの値を求めていた頃会っていればな
シロナガスクジラのお腹でわたしたち溶けるのを待つみたいに始発

 


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