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「河出文庫 古典新訳コレクション」第3弾は松井今朝子さん訳『仮名手本忠臣蔵』、小池昌代さん訳『百人一首』など4点

河出書房新社は、累計50万部を突破した「池澤夏樹=個人編集 日本文学全集」(全30巻完結/2014年11月~2020年2月刊行)から現代作家による古典新訳・新釈作品を文庫化し、「河出文庫 古典新訳コレクション」として2023年10月より刊行開始しました。

その第3弾として12月は、松井今朝子さん訳『仮名手本忠臣蔵』、小池昌代さん訳『百人一首』が新たに登場し、角田光代さん訳『源氏物語』(全8巻)、古川日出男さん訳『平家物語』(全4巻)はそれぞれ第3巻が刊行されました。

 

現代作家による古典新訳・新釈作品を文庫化! 2023年12月、第3弾の4点発売!

 
【本シリーズの特徴】

◎いまを代表する作家たちによる、みずみずしく読みやすい現代語訳・解釈
◎作家・作品別に編集し、訳者・編者のあとがきを収録。各巻の個性を生かした装丁
◎古典の生まれた背景やその作品の魅力・特徴を語る書き下ろし解題を収録

12月の新刊4点

12月の新刊4点

【訳者のからのことば】

◆松井今朝子さん(『仮名手本忠臣蔵』訳者)
日本人に最も愛されたエンタメの原点がこれだ!!

◆小池昌代さん(『百人一首』訳者)
和歌は底のない玉手箱。ポケットに入れて共に生きよう。

松井今朝子さんと小池昌代さん

松井今朝子さんと小池昌代さん

 
<12月の新刊 内容紹介>

■『仮名手本忠臣蔵』松井今朝子さん訳
赤穂浪士ドラマの原点であり、大星由良之助(=大石内蔵助)の忠義やお軽勘平の悲恋などでおなじみの浄瑠璃、忠臣蔵。文楽や歌舞伎で上演され続けている名作を松井今朝子の全訳で贈る、決定版現代語訳。エッセイスト・酒井順子さんの解説も収録。

■『百人一首』小池昌代さん訳
恋に歓び、別れを嘆き、花鳥風月を愛で、人生の無常を憂う……歌人百人の秀歌を一首ずつ選び編まれた『百人一首』。小池昌代による現代詩訳と鑑賞で、今、新たに、百人の「言葉」と「心」を味わう。

■『源氏物語 3』角田光代さん訳
須磨・明石から京に戻った光源氏は勢力を取り戻し、栄華の頂点へ上ってゆく。藤壺の宮との不義の子が冷泉帝となり、明石の女君が女の子を出産し、上洛。六条院が落成する。「澪標」から「玉鬘」までを収録。

■『平家物語 3』古川日出男さん訳
平家は都を落ち果て西へさすらい、京には源氏の白旗が満ちる。しかし木曾義仲もまた義経に追われ、最期を迎える。宇治川先陣、ひよどり越え……盛者必衰の物語はいよいよ佳境を迎える。

 

「河出文庫 古典新訳コレクション」刊行ラインナップ〔敬称略〕

◎2023年10月6日発売(刊行済)
『古事記』   池澤夏樹 訳(カバーデザイン=佐々木暁/カバー作品・題字=鴻池朋子)
『伊勢物語』  川上弘美 訳(カバーデザイン=名久井直子/カバー装画=おかざき真里)
『源氏物語 1』 角田光代 訳(カバーデザイン=大久保伸子/カバー装画=yasuo-range)
『平家物語 1』 古川日出男 訳(カバーデザイン=佐々木暁/カバー装画=松本大洋)

◎2023年11月6日発売(刊行済)
『源氏物語 2』 角田光代 訳(カバーデザイン=大久保伸子/カバー装画=yasuo-range)
『更級日記』  江國香織 訳(カバーデザイン=名久井直子/カバー装画=MARI OOGO)
『平家物語 2』 古川日出男 訳(カバーデザイン=佐々木暁/カバー装画=松本大洋)
『好色一代男』 島田雅彦 訳(カバーデザイン=森敬太(合同会社 飛ぶ教室)/カバー装画=紙谷俊平)

◎2023年12月6日発売(刊行済)
『百人一首』   小池昌代 訳(カバーデザイン=白座(Fragments)/カバー装画=水野里奈)
『源氏物語 3』  角田光代 訳(カバーデザイン=大久保伸子/カバー装画=yasuo-range)
『平家物語 3』  古川日出男 訳(カバーデザイン=佐々木暁/カバー装画=松本大洋)
『仮名手本忠臣蔵』松井今朝子 訳(カバーデザイン=ミルキィ・イソベ/カバー装画=宇野亞喜良)

◎以降のラインナップ(毎月刊行予定)
『小林一茶』   長谷川櫂 選
『春色梅児誉美』 島本理生 訳
『堤中納言物語』 中島京子 訳
『宇治拾遺物語』 町田康 訳
『日本霊異記/発心集』伊藤比呂美 訳
『枕草子』(全2巻)酒井順子 訳
『通言総籬』   いとうせいこう 訳
『雨月物語』   円城塔 訳
『土左日記』   堀江敏幸 訳
『松尾芭蕉 おくのほそ道』松浦寿輝 選・訳
『方丈記/徒然草』高橋源一郎/内田樹 訳
『与謝蕪村』   辻原登 選
『女殺油地獄』  桜庭一樹 訳
『菅原伝授手習鑑』三浦しをん 訳
『近現代詩』   池澤夏樹 選
『義経千本桜』  いしいしんじ 訳
『近現代短歌』  穂村弘 選
『近現代俳句』  小澤實 選
『曾根崎心中』  いとうせいこう 訳
『竹取物語』   森見登美彦 訳
『能・狂言』   岡田利規 訳

 
※以後続巻。内容は変更する場合があります。角田光代訳『源氏物語』は全8巻、古川日出男訳『平家物語』は全4巻で刊行します。

 

仮名手本忠臣蔵 (河出文庫)
松井 今朝子 (翻訳)

恋と忠義が人生を狂わせる

高師直(=吉良上野介)の横恋慕がきっかけで刃傷・切腹に追い込まれた塩冶判官(=浅野内匠頭)、忠義のために味方をも欺く大星由良之助(=大石内蔵助)、恋に溺れ人生が狂ったお軽と勘平、娘の純愛を叶えようと命を捨てる加古川本蔵……赤穂浪士ものの原点であり、文楽や歌舞伎で上演され続けているヒューマンドラマの傑作を松井今朝子の全訳で贈る。決定版現代語訳。

解説=酒井順子
解題=児玉竜一

百人一首 (河出文庫)
小池 昌代 (翻訳)

極上の「百人一首」案内

天智天皇から順徳院まで、歌人百人の秀歌を一首ずつ選び編まれ、カルタでもおなじみの歌集「百人一首」。恋に歓び、別れを嘆き、花鳥風月を愛で、人生の無常を憂う……三十一文字に込められた多彩な心と詩情を、詩人・作家の小池昌代が詩訳し、解き明かしていく。軽やかに深く和歌の楽しみへといざなう「百人一首」案内。

解題=渡部泰明

源氏物語 3 (河出文庫)
角田 光代 (翻訳)

須磨・明石から京に戻った光源氏は勢力を取り戻し、栄華への頂点へ上ってゆく。「澪標」から「玉鬘」を収録。

平家物語 3 (河出文庫)
古川 日出男 (翻訳)

平家は都を落ち果て、西へさすらう。京に入った木曾義仲もまた義経に追われ、最期を迎える。盛者必衰の物語はいよいよ佳境を迎える。

 
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