本のページ

SINCE 1991

『これからの時代を生き抜くためのジェンダー&セクシュアリティ論入門』刊行記念!三橋順子さん×奥野克巳さんトークイベントを開催

「ジェンダー」と「セクシュアリティ」について分かりやすく学べる、トランスジェンダー研究者・三橋順子さん著『これからの時代を生き抜くためのジェンダー&セクシュアリティ論入門』が辰巳出版より刊行されました。

これを記念して、ジュンク堂書店池袋本店にて、著者の三橋順子さんと文化人類学者の奥野克巳さんによるトークイベント「ジェンダーとセクシュアリティの視点から《文化人類学》を捉え直す」が12月18日(月)にオンライン&リアル開催されます。

 

トークイベント「ジェンダーとセクシュアリティの視点から《文化人類学》を捉え直す」開催概要

本書は、2012年の開始以来、毎年300人以上の学生が受講する明治大学文学部の「ジェンダー論」の講義録を基に執筆されたジェンダー&セクシュアリティ論の入門書です。

 
今回のイベントでは、同書の著者である三橋順子さんと、同じく「これからの時代を生き抜くための」シリーズで2022年に『文化人類学入門』を上梓した文化人類学者の奥野克巳さんが、これまでの経験をもとに、日本だけでなく世界の様々な「〈性〉の有り様」について語り合います。

 
■開催日時:2023年12月18日(月)19:30~21:00

■開催場所:オンライン+ジュンク堂書店池袋本店4FMJカフェ(東京都豊島区南池袋2-15-5)

■登壇者:三橋順子さん、奥野克巳さん

■チケット
◎視聴チケット:1,650円(税込)
◎書籍付き視聴チケット:2,860円(税込、送料別)
◎会場参加チケット:2,000円(税込)

■視聴チケット販売期間:2024年1月7日(日)12:00まで
※「会場参加チケット」は2023年12月18日(月)19:00ままで。

★詳細&申込み:https://online.maruzenjunkudo.co.jp/products/j70019-231218

 

登壇者プロフィール

 
■三橋順子(みつはし・じゅんこ)さん

1955年生まれ、埼玉県秩父市出身。Trans-woman。性社会文化史研究者。明治大学文学部非常勤講師。専門はジェンダー&セクシュアリティの歴史研究、とりわけ、性別越境、買売春(「赤線」)など。

著書に『女装と日本人』(講談社現代新書、2008年)、『新宿「性なる街」の歴史地理』(朝日選書、2018年)、『歴史の中の多様な「性」―日本とアジア 変幻するセクシュアリティ』(岩波書店、2022年)がある。

主な論文に「LGBT と法律 ―日本における性別移行法をめぐる諸問題―」(『LGBT をめぐる法と社会』日本加除出版、2019年)、「「LGBT」史研究と史資料」(『ジェンダー分析で学ぶ 女性史入門』岩波書店、2021年)など。

 
■奥野克巳(おくの・かつみ)さん

1962年生まれ、滋賀県出身。文化人類学者。立教大学異文化コミュニケーション学部教授。

1962年生まれ。立教大学異文化コミュニケーション学部教授。

1982年メキシコ先住民の村に滞在、1983年バングラデシュで上座部仏教僧、1984年トルコを旅し、1988~1989年インドネシアを一年間放浪。1994~1995 年ボルネオ島焼畑民カリス、2006年以降同島狩猟民プナンのフィールドワークを行っている。

著書に『絡まり合う生命』『ありがとうもごめんなさいもいらない森の民と暮らして人類学者が考えたこと』『人類学者K ロスト・イン・ザ・フォレスト』(以上、亜紀書房)、『これからの時代を生き抜くための文化人類学入門』(辰巳出版)、『はじめての人類学』(講談社現代新書)など。共著・共編著に『マンガ人類学講義』(日本実業出版社)、『今日のアニミズム』『モア・ザン・ヒューマン』(どちらも以文社)など。共訳書にエドゥアルド・コーン著『森は考える』、ティム・インゴルド著『人類学とは何か』(どちらも亜紀書房)など。

 

※以下はAmazonへのリンクです。

これからの時代を生き抜くためのジェンダー& セクシュアリティ論入門
三橋 順子 (著)

「性」の有り様を知ることで、私たちはもっと自由になる。

伝えたいのは「違いがあってもいいんだよ」――
トランスジェンダー研究者による10年以上続く明治大学での講義、待望の書籍化!

【内容】
本書は、2012年の開始以来、毎年300人以上の学生が受講する明治大学文学部の『ジェンダー論』の講義録を基に執筆されたジェンダー&セクシュアリティ論の入門書です。
自らの「性」と社会的な「性」のしくみについて真剣に考え、多様な「性の有り様」を知ることは、もはや、すべての人々にとって避けて通ることのできない今日的な課題と思われます。
LGBTQ+、同性婚、トランスジェンダー、ジェンダー・アイデンティティ…といった最近よく耳にする言葉についても分かりやすく解説していき、さらに性的マイノリティとして社会を生き抜いてきた著者が、実際に体験してきたこと、考えてきたことも多く反映された一冊となっています。

【主な内容】
◎性別二元社会の仕組みを知る
◎明治~昭和戦前期の政治家や軍人が髭を蓄えていたわけ
◎「ジェンダーをする」という考え方
◎身体構造の性差にジェンダーが付与される
◎なぜ日本は「女子差別撤廃条約」を批准できなかったのか
◎いまだに存在する「見えない壁」や「ガラスの天井」
◎「ホモソーシャル」な関係を志向する男性たち
◎歴史的に見て特異な存在、専業主婦
◎「女性の乳房は大きいほどエロい」という認識はいつ生まれたのか
◎江戸時代の男は、うなじに興奮していた?
◎性規範の「サムライ(侍)ゼーション」
◎本当の足フェチは「足だけ」を求める
◎欧米には存在しない「痴漢」という概念
◎人の身体は女性が基本「イブ原理」
◎インターセックス(性分化疾患)とはなんなのか
◎ジェンダー・アイデンティティの正しい訳語は、性同一性
◎人間の「性」は三層構造をなしている
◎死語に近い「性同一性障害」という言葉を使い続ける日本
◎「LGBT」という言葉はいつ頃から使われるようになったのか
◎新しく生まれた言葉「SOGI」「SOGIE」
◎「LGBTは13人に1人」というのは本当か?
◎同性パートナーシップ制度の現状
◎トランスジェンダーとは何か
◎性別移行と生殖権
◎「Xジェンダー」とは何か
ほか

 
【関連】
12/18 『これからの時代を生き抜くためのジェンダー&セクシュアリティ論入門』(辰巳出版)刊行記念 「ジェンダーとセクシュアリティの視点か – 丸善ジュンク堂書店オンラインイベント

 


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です