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凪良ゆうさん〈第20回本屋大賞受賞作〉『汝、星のごとく』の続編『星を編む』が刊行

今年4月に「2023年本屋大賞」を受賞した、凪良ゆうさん著『汝、星のごとく』の続編となる中編集『星を編む』が講談社より刊行されました。

 

花火のように煌めいて、届かぬ星を見上げて、海のように見守って、いつでもそこには愛があった――。

『流浪の月』(東京創元社)で受賞した第17回に続き、第20回本屋大賞を受賞した凪良ゆうさん。受賞作『汝、星のごとく』は数々のランキングや文学賞で高い評価を受け、いまや40万部を突破。広く読者に愛される作品となっています。

その続編となる中編集『星を編む』には、『汝、星のごとく』のスピンオフ中編3本が収録されています。本編では語りきれなかったさまざまな愛の物語を、お楽しみください。

 
【あらすじ】

第20回本屋大賞受賞作にして、40万部突破のベストセラー『汝、星のごとく』のスピンオフストーリー。

「春に翔ぶ」――瀬戸内の島で出会った櫂と暁海。二人を支える教師・北原が秘めた過去。彼が病院で話しかけられた教え子の菜々が抱えていた問題とは?

「星を編む」――才能と呼ばれる星を輝かせるために、魂を燃やす編集者たちの物語。漫画原作者・作家となった櫂を担当した編集者二人が繋いだもの。

「波を渡る」――花火のような愛を経て暁海の心に去来する感情。愛の果てにも人生は続いていく。『汝、星のごとく』の先に描かれる新しい愛の形。

 

著者プロフィール

凪良ゆう(なぎら・ゆう)さんは、京都市在住。2007年に初著書が刊行され本格的にデビュー。BLジャンルでの代表作に連続TVドラマ化や映画化された「美しい彼」シリーズなど多数。

2017年に『神さまのビオトープ』(講談社タイガ)を刊行し高い支持を得る。2019年に『流浪の月』と『わたしの美しい庭』を刊行。2020年『流浪の月』で本屋大賞を受賞。同作は22年5月に実写映画が公開された。2020年刊行の『滅びの前のシャングリラ』で2年連続本屋大賞ノミネート。本書は、第168回直木賞候補、第44回吉川英治文学新人賞候補、2022王様のブランチBOOK大賞、キノベス!2023第1位、第10回高校生直木賞、そして2023年、2度目となる本屋大賞受賞作に選ばれた。

 

星を編む
凪良 ゆう (著)

☆2023年本屋大賞受賞作 シリーズ最新作☆
第20回本屋大賞受賞作にして、40万部突破のベストセラー『汝、星のごとく』のスピンオフストーリー。

花火のように煌めいて、
届かぬ星を見上げて、
海のように見守って、
いつでもそこには愛があった。

汝、星のごとく
凪良 ゆう (著)

その愛は、あまりにも切ない。
正しさに縛られ、愛に呪われ、それでもわたしたちは生きていく。
本屋大賞受賞作『流浪の月』著者の心の奥深くに響く最高傑作。

 
――わたしは愛する男のために人生を誤りたい。

風光明媚な瀬戸内の島に育った高校生の暁海(あきみ)と、自由奔放な母の恋愛に振り回され島に転校してきた櫂(かい)。ともに心に孤独と欠落を抱えた二人は、惹かれ合い、すれ違い、そして成長していく。
生きることの自由さと不自由さを描き続けてきた著者が紡ぐ、ひとつではない愛の物語。

――まともな人間なんてものは幻想だ。俺たちは自らを生きるしかない。

 


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