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10万部突破&京都本大賞受賞!石田祥さん『猫を処方いたします。』続編が刊行

PHP研究所は、石田祥さん著『猫を処方いたします。2』を11月9日にPHP文芸文庫より刊行します。第1弾の『猫を処方いたします』は発売半年で発行部数10万部を突破し、第11回京都本大賞を受賞しました。本作はシリーズ化を望む読者の熱烈な後押しを受けての続編となります。

 

猫派や京都人「じゃない方」の心にも刺さって10万部

『猫を処方いたします。』は、京都府生まれの石田祥さんによる書き下ろし小説です。石田さんは現在も京都在住で、作中には実際の地名が数多く登場します。

京都市中京区の路地裏にある不思議なメンタルクリニックを舞台に、勤務医と患者、そして薬の代わりに患者へ処方される猫たちとの触れ合いが描かれた連作短編集であり、「ジャケ買い」する人が続出する、装丁のかわいさで人気に火がつきました。

 
猫と人がよりよく暮らす未来について思いを巡らせずにはいられないストーリーは、猫を飼っている人の共感を呼び、そうでない読者の心も動かし、現在10万部を超えるヒット作品になっています。10月30日には、「京都の人にもっとも読んでほしい本」を読者の投票で決める第11回「京都本大賞」を受賞しました。

 

読者の声を活かしながら、スケールアップした第2巻

続編『猫を処方いたします。2』は、1巻に対する「読者の声」を活かしながら編集が進められました。

たとえば、猫を処方される患者たちのメンタル不調について、「同じように悩んでいたので、ほろりと泣けた」との声が数多く寄せられたことを踏まえ、著者と担当編集者は「世間から見れば些細に見えるかもしれないが、当人には大事なことをテーマに書こう」と話し合ったといいます。

 
事実、2巻では、猫を処方された患者の心が回復していく姿が、1巻以上に丁寧に描かれています。また、謎めいた医者の素性や目的が、患者同士の意外なつながりや動物愛護活動といった社会問題と絡み合いながら徐々に明かされるなど、第2巻はさまざまな点で1巻よりスケールアップした一冊となっています。

 

著者プロフィール

著者近影

著者近影

石田祥(いしだ・しょう)さんは、1975年生まれ、京都府出身。高校卒業後、金融会社に入社し、のちに通信会社勤務の傍ら小説の執筆を始める。2014年、第9回日本ラブストーリー大賞へ応募した『トマトの先生』が大賞を受賞し、デビュー。

2023年『猫を処方いたします。』が第11回京都本大賞を受賞。他の著書に「ドッグカフェ・ワンノアール」シリーズ、『元カレの猫を、預かりまして。』『夜は不思議などうぶつえん』がある。

 

猫を処方いたします。2 (PHP文芸文庫)
石田 祥 (著)

京都市中京区、薄暗い雑居ビルにある「中京こころのびょういん」。
評判を聞きつけ、メンタルの悩みを持った人々が訪れるが、そこで処方されるのは薬ではなく、なんと本物の猫だった!
彼氏との関係に悩む女子大生、妻に先立たれた老人、保護猫センターで働く男……。
「処方猫」と過ごす時間によって、患者達の心の傷は少しずつ癒えていく。
一方、猫を処方する”ニケ先生”には何か秘密があるようで――?

猫と人の絆を描いたシリーズ第二弾!

<既刊>

猫を処方いたします。 (PHP文芸文庫)
石田 祥 (著)

★第11回京都本大賞受賞!(2023/10/30)
猫好きさんから大反響!シリーズ累計13万部突破!!

京都市中京区の薄暗い路地にある「中京こころのびょういん」。
心の不調を抱えてこの病院を訪れた患者に、妙にノリの軽い医者が処方するのは、薬ではなく、本物の猫だった!? 
戸惑いながらも、決められた日数、猫を「服薬」する患者たち。
気紛れで繊細、手がかかるけど愛くるしい猫と暮らすことで、彼らの心も少しずつ変化していく。
そして医者が猫を処方するのには、ある「理由」があって――

猫と人が紡ぐ、もふもふハートフルストーリー!

 


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