池井戸潤さん初の上下巻組単行本『俺たちの箱根駅伝』が刊行
池井戸潤さんが「東京箱根間往復大学駅伝競走」(通称:箱根駅伝)を舞台に、一握りの勝者になれなかったときの立ち振る舞い、青春の存在意義を問う長編小説『俺たちの箱根駅伝』上下巻が文藝春秋より刊行されました。
『週刊文春』掲載時から話題沸騰の長編がいよいよ書籍化
池井戸潤さんが描く最新作の舞台は、「東京箱根間往復大学駅伝競走」(通称・箱根駅伝)。勝利を目指してひた走る、青春の群像劇です。時に涙し、ぶつかり合いながら真剣勝負に挑む若人たちの姿を活写します。
そして、「箱根駅伝」には、忘れてはならないもうひとりの主役がいます。このレースを届けるため、すべての情熱と技術を注ぎ込むテレビマンたちです。
知られざる戦いが、ここに幕を開けます。
『週刊文春』で1年半にわたって連載された重厚な作品を、池井戸潤作品史上初となる単行本上下巻組で展開。人はなぜ努力するのか、青春の存在意義とは何かを問う、新たな代表作の誕生です。
【あらすじ】
古豪・明誠学院大学陸上競技部。箱根駅伝で連覇したこともある名門の名も、今は昔。本選出場を2年連続で逃したチーム、そして卒業を控えた主将・青葉隼斗にとって、10月の予選会が箱根へのラストチャンスだ。故障を克服し、渾身の走りを見せる隼斗に襲い掛かるのは「箱根の魔物」……。隼斗は、明誠学院大学は、箱根路を走ることが出来るのか?
一方、「箱根駅伝」中継を担う大日テレビ・スポーツ局。プロデューサーの徳重は、編成局長の黒石から降って来た難題に頭を抱えていた。「不可能」と言われた箱根中継を成功させた伝説の男から、現代にまで伝わるテレビマンたちの戦いとは。
著者プロフィール
池井戸潤(いけいど・じゅん)さんは、1963年生まれ、岐阜県出身。慶應義塾大学卒業。1998年『果つる底なき』で江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。
2010年『鉄の骨』で吉川英治文学新人賞、2011年『下町ロケット』で直木三十五賞、2020年に第2回野間出版文化賞、2023年『ハヤブサ消防団』で第36回柴田錬三郎賞を受賞。
主な作品に「半沢直樹」シリーズ(『オレたちバブル入行組』『オレたち花のバブル組』『ロスジェネの逆襲』『銀翼のイカロス』『アルルカンと道化師』)、「下町ロケット」シリーズ(『下町ロケット』『ガウディ計画』『ゴースト』『ヤタガラス』)、『シャイロックの子供たち』『空飛ぶタイヤ』『民王』『かばん屋の相続』『ルーズヴェルト・ゲーム』『七つの会議』『陸王』『アキラとあきら』『ノーサイド・ゲーム』『民王 シベリアの陰謀』などがある。
俺たちの箱根駅伝 上 池井戸 潤 (著) 池井戸潤の最新長編の舞台は、 古豪・明誠学院大学陸上競技部。 一方、「箱根駅伝」中継を担う大日テレビ・スポーツ局。 |
俺たちの箱根駅伝 下 池井戸 潤 (著) 池井戸潤の最新長編の舞台は、 ついに迎えた1月2日、箱根駅伝本選。 一方、明誠学院大学陸上競技部の青葉隼斗。 |
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