三省堂書店が「髙田郁賞」を創設 初受賞作は坂井希久子さんの『ほかほか蕗ご飯』に決定
大手書店の三省堂書店が「髙田郁賞」を創設し、4月1日に初受賞作を店頭で発表しました。
高田郁賞は、「時代小説はシリーズがありすぎてどれを読んでいいかわからない…。」という時代小説ビギナーに向けて、累計300万部を超える人気時代小説『みをつくし料理帖』シリーズで知られる作家の高田郁さんに「おすすめの1冊」を選んでもうらう賞です。なお、選定対象となるのは書き下ろし時代小説文庫。
そして、高田郁賞の初受賞作品は、坂井希久子さんの『ほかほか蕗ご飯』(ハルキ文庫)に決定。受賞作には高田郁さんによる手描きイラストとコメントが入った三省堂書店限定帯がつきます。
また、4月1日~4月30日の期間中、受賞作を購入するとクラブ三省堂ポイントが通常1%のところ、2%となるそうです。
ほかほか蕗ご飯 居酒屋ぜんや (ハルキ文庫 さ 19-3 時代小説文庫)
家禄を継げない武家の次男坊・林只次郎は、鶯が美声を放つよう飼育するのが得意で、それを生業とし家計を大きく支えている。
ある日、上客の鶯がいなくなり途方に暮れていたときに暖簾をくぐった居酒屋で、美人女将・お妙の笑顔と素朴な絶品料理に一目惚れ。
青菜のおひたし、里芋の煮ころばし、鯖の一夜干し……
只次郎はお妙と料理に癒されながらも、一方で鶯を失くした罪責の念に悶々とするばかり。もはや、明日をも知れぬ身と嘆く只次郎が瀕した大厄災の意外な真相とは。
家禄を継げない武家の次男坊・林只次郎は、鶯が美声を放つよう飼育するのが得意で、それを生業とし家計を大きく支えている。
ある日、上客の鶯がいなくなり途方に暮れていたときに暖簾をくぐった居酒屋で、美人女将・お妙の笑顔と素朴な絶品料理に一目惚れ。
青菜のおひたし、里芋の煮ころばし、鯖の一夜干し……
只次郎はお妙と料理に癒されながらも、一方で鶯を失くした罪責の念に悶々とするばかり。もはや、明日をも知れぬ身と嘆く只次郎が瀕した大厄災の意外な真相とは。
美味しい料理と癒しに満ちた連作時代小説です。
【高田郁さんからのコメント】
ほっこり人情、ほろりと涙、にっこり笑顔
まんなかにとびきりの料理
皆の好物が一杯詰まったシリーズです。
強くおススメします!!
(三省堂書店 公式サイトより)
ちなみに、高田さんの『みをつくし料理帖』はNHK総合で、5月よりドラマ化が決定しています。
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