伊坂幸太郎さん〈殺し屋シリーズ〉『777 トリプルセブン』が刊行
伊坂幸太郎さんの2年ぶりとなる完全書き下ろし長篇小説『777 トリプルセブン』がKADOKAWAよ刊行されました。
※書名は全角大文字です。
〈殺し屋シリーズ〉最新作! 世界で最も不運な殺し屋――ふたたび!
本書は、『グラスホッパー』『マリアビートル』『AXアックス』と世界観や登場人物を共有する、〈殺し屋シリーズ〉の最新作です。
本作品の主人公は、やることなすことツキに見放されている殺し屋・七尾。通称「天道虫」。2022年に劇場公開されたハリウッド映画「ブレット・トレイン」(原作『マリアビートル』)でブラッド・ピットが演じたことでも話題になった、人気キャラクター(映画では、レディバグ/てんとう虫)です。
【『777 トリプルセブン』あらすじ】
あの世界で一番不運な殺し屋が、また騒動に巻き込まれる――。
『マリアビートル』では新幹線から降りられなかったが、今度は東京の超高級ホテルから出られない……!?
そのホテルを訪れたのは、逃走中の不幸な彼女と、とびきり不運な殺し屋。
そして――
やることなすことツキに見放されている殺し屋・七尾。通称「天道虫」と呼ばれる彼が請け負ったのは、超高級ホテルの一室にプレゼントを届けるという「簡単かつ安全な仕事」のはずだった――。
時を同じくして、そのホテルには驚異的な記憶力を備えた女性・紙野結花が身を潜めていた。彼女を狙って、非合法な裏の仕事を生業にする人間たちが集まってくる……。
そのホテルには、物騒な奴らが群れをなす!
〈殺し屋シリーズ〉について
〈殺し屋シリーズ〉は、累計300万部を突破する、伊坂幸太郎さん屈指の人気シリーズ。「蝉」「蜜柑」「檸檬」「槿」「天道虫」「スズメバチ」「兜」など、個性的な殺し屋たちが登場。日常の裏側で、組織や殺し屋たちが交錯する。
『グラスホッパー』『マリアビートル』『AX アックス』の3作がシリーズ作品。最新作は『777 トリプルセブン』。各作品は関連するものの続編ではなく、独立した作品となっている。
★特設サイト:https://kadobun.jp/special/isaka-kotaro/koroshiya/
著者プロフィール
著者の伊坂幸太郎(いさか・こうたろう)さんは、1971年生まれ、千葉県出身。東北大学法学部卒業。2000年『オーデュボンの祈り』で第5回新潮ミステリー倶楽部賞を受賞しデビュー。
2004年『アヒルと鴨のコインロッカー』で第25回吉川英治文学新人賞、短編「死神の精度」で第57回日本推理作家協会賞を受賞。2008年『ゴールデンスランバー』で第21回山本周五郎賞、第5回本屋大賞、2014年『マリアビートル』で2014大学読書人大賞、2020年『逆ソクラテス』で第33回柴田錬三郎賞を受賞。
著書に『重力ピエロ』『砂漠』『フィッシュストーリー』『モダンタイムス』『陽気なギャングが地球を回す』『アイネクライネナハトムジーク』『フーガはユーガ』『クジラアタマの王様』『ペッパーズ・ゴースト』など多数。
777 トリプルセブン 伊坂 幸太郎 (著) 殺し屋シリーズ最新作。世界で最も不運な殺し屋、ふたたび!! |
<既刊>
グラスホッパー (角川文庫) 伊坂 幸太郎 (著) 「復讐を横取りされた。嘘?」元教師の鈴木は、妻を殺した男が車に轢かれる瞬間を目撃する。どうやら「押し屋」と呼ばれる殺し屋の仕業らしい。鈴木は正体を探るため、彼の後を追う。一方、自殺専門の殺し屋・鯨、ナイフ使いの若者・蝉も「押し屋」を追い始める。それぞれの思惑のもとに―「鈴木」「鯨」「蝉」、三人の思いが交錯するとき、物語は唸りをあげて動き出す。疾走感溢れる筆致で綴られた、分類不能の「殺し屋」小説。 |
マリアビートル (角川文庫) 伊坂 幸太郎 (著) 物騒な奴らが再びやってきた! ノンストップエンターテインメント! 幼い息子の仇討ちを企てる、酒びたりの元殺し屋「木村」。優等生面の裏に悪魔のような心を隠し持つ中学生「王子」。闇社会の大物から密命を受けた、腕利き二人組「蜜柑」と「檸檬」。とにかく運が悪く、気弱な殺し屋「天道虫」。疾走する東北新幹線の車内で、狙う者と狙われる者が交錯する――。 |
AX アックス (角川文庫) 伊坂 幸太郎 (著) 「兜」は超一流の殺し屋だが、家では妻に頭が上がらない。一人息子の克巳もあきれるほどだ。兜がこの仕事を辞めたい、と考えはじめたのは、克巳が生まれた頃だった。引退に必要な金を稼ぐために仕方なく仕事を続けていたある日、爆弾職人を軽々と始末した兜は、意外な人物から襲撃を受ける。こんな物騒な仕事をしていることは、家族はもちろん、知らない。物語の新たな可能性を切り拓いた、エンタテインメント小説の最高峰! |
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