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米澤穂信さん「直木賞」受賞第一作!「原点回帰」の青春ミステリ『栞と嘘の季節』が刊行

米澤穂信さん著『栞と嘘の季節』(集英社)

米澤穂信さん著『栞と嘘の季節』(集英社)

『黒牢城』で第166回直木賞を受賞した米澤穂信さんの受賞第1作となる『栞と嘘の季節』が11月4日に集英社より刊行されました。

この作品は、米澤さんの「原点回帰」ともいえる青春ミステリで、累計発行部数25万部を突破した『本と鍵の季節』(図書委員シリーズ)の続編です。”『本鍵』は、あと1ページ足りない!”と話題になりラストシーンのその先を切望された一冊です。

 

『栞と嘘の季節』あらすじ

 
【あらすじ】

高校で図書委員を務める堀川次郎と松倉詩門。ある放課後、図書室の返却本の中に押し花の栞が挟まっているのに気づく。小さくかわいらしいその花は――猛毒のトリカブトだった。

持ち主を捜す中で、ふたりは校舎裏でトリカブトが栽培されているのを発見する。そして、ついに男性教師が中毒で救急搬送されてしまった。誰が教師を殺そうとしたのか。次は誰が狙われるのか……。

「その栞は自分のものだ」と嘘をついて近づいてきた同学年の女子・瀬野とともに、ふたりは真相を追う。

★「図書委員シリーズ」公式サイト:https://lp.shueisha.co.jp/toshoiin

 

米澤穂信さん コメント

誰でも殺せる特別な栞を巡り、
保身のため、誇りのため、友のため、
あるいは秘めた思いのため、
誰もが嘘をつく――そんなミステリです。

 

著者プロフィール

著者の米澤穂信(よねざわ・ほのぶ)さんは、1978年生まれ、岐阜県出身。2001年『氷菓』で第5回角川学園小説大賞(ヤングミステリー&ホラー部門)奨励賞を受賞してデビュー。『氷菓』をはじめとする古典部シリーズはアニメ化、漫画化、実写映画化され、ベストセラーに。

2011年『折れた竜骨』で第64回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)を受賞。2014年『満願』で第27回山本周五郎賞を受賞。2021年『黒牢城』で第12回山田風太郎賞を受賞、さらに2022年、同作で第166回直木賞第22回本格ミステリ大賞を受賞。
『満願』と2015年刊行の『王とサーカス』はそれぞれ3つの年間ミステリランキングで1位に輝き、史上初の2年連続3冠を達成した。さらに『黒牢城』は史上初めて4つの年間ミステリランキングを制覇した。

 

栞と嘘の季節
米澤 穂信 (著)

ベストセラー『本と鍵の季節』(図書委員シリーズ)待望の続編!
直木賞受賞第一作は、著者の原点とも言える青春ミステリ長編!

猛毒の栞をめぐる、幾重もの嘘。

<既刊>

本と鍵の季節 (集英社文庫)
米澤 穂信 (著)

図書委員の男子コンビが挑む謎解きの物語

堀川次郎、高校二年で図書委員。不人気な図書室で同じ委員会の松倉詩門と当番を務めている。背が高く顔もいい松倉は目立つ存在で、本には縁がなさそうだったが、話してみると快活でよく笑い、ほどよく皮肉屋のいいやつだ。彼と付き合うようになってから、なぜかおかしなことに関わることが増えた。開かずの金庫、テスト問題の窃盗、亡くなった先輩が読んだ最後の本──青春図書室ミステリー開幕!!

 
【関連】
米澤穂信『栞と嘘の季節』集英社

 


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