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【第3回未来屋小説大賞】伊与原新さん『月まで三キロ』が受賞 全国の「未来屋書店」「アシーネ」でフェアも

第3回未来屋小説大賞が決定!

第3回未来屋小説大賞が決定!

株式会社未来屋書店は12月20日、未来屋書店の従業員の中から選りすぐりの読書好きが選考する文学賞「第3回未来屋小説大賞」の受賞作を発表しました。

また、未来屋書店が運営する全国の「未来屋書店」「アシーネ」にて2020年1月1日頃から未来屋小説大賞フェアが開催されます。

 

第3回未来屋小説大賞が決定!

第3回未来屋小説大賞の受賞作は、次の通りです。

 
<第3回未来屋小説大賞 受賞作品>

■大賞
伊与原 新(いよはら・しん)さん
『月まで三キロ』(新潮社)

 
【『月まで三キロ』作品紹介】
「月は一年に三・八センチずつ、地球から離れていってるんですよ」。死に場所を探してタクシーに乗った男を、運転手は山奥へと誘う。「実はわたし、一三八億年前に生まれたんだ」。妻を亡くした男が営む食堂で毎夜定食を頼む女性客が、小学生の娘に語った言葉の真意。科学のきらめきが人の想いを結びつける短篇集。

 
【伊与原新さん プロフィール】
1972年、大阪生れ。神戸大学理学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科で地球惑星科学を専攻し、博士課程修了。2010年、『お台場アイランドベイビー』で横溝正史ミステリ大賞を受賞。他の著書に『磁極反転の日』『ルカの方舟』『博物館のファントム』『梟のシエスタ』『蝶が舞ったら、謎のち晴れ 気象予報士・蝶子の推理』『ブルーネス』『コンタミ』がある。

 
なお、その他の受賞作品は以下の通りです。〔敬称略〕

◎2位:『流浪の月』(凪良ゆう/東京創元社)
◎3位:『線は、僕を描く』(砥上裕將/講談社)
◎4位:『罪の轍』(奥田英朗/新潮社)
◎5位:『ゆりかごに聞く』(まさき としか/幻冬舎)
◎6位:『死にがいを求めて生きているの』(朝井リョウ/中央公論新社)
◎7位:『友達未遂』(宮西真冬/講談社)
◎8位:『イヴリン嬢は七回殺される』(スチュアート・タートン/文藝春秋)
◎9位:『W県警の悲劇』(葉真中 顕/徳間書店)
◎10位:『夜が暗いとはかぎらない』(寺地はるな/ポプラ社)

 

未来屋小説大賞について

未来屋小説大賞は、未来屋書店の従業員の中から選りすぐりの読書好きが選考し決定する文学賞です。

「一般的には認知度が低い本であっても従業員が本の面白さを紹介し新たにスポットを当てることで、次のベストセラー作を生み出し、広く世に紹介していく」という趣旨のもと選考を行います。

 

「未来屋小説大賞フェア」 概要

未来屋書店では、同社が運営する全国の「未来屋書店」「アシーネ」にて2020年1月1日頃から「未来屋小説大賞フェア」を開催します。

<対象外店舗>
◎みらいやのもり岡山店(岡山県)および、Futura屋号店舗、TODAY‘s LIFE仙台は対象外です。
◎改装・閉店・休業などの都合により、変更となる場合があります。

 

月まで三キロ
伊与原 新 (著)

「月は一年に三・八センチずつ、地球から離れていってるんですよ」。死に場所を探してタクシーに乗った男を、運転手は山奥へと誘う。―月まで三キロ。
「実はわたし、一三八億年前に生まれたんだ」。妻を亡くした男が営む食堂で毎夜定食を頼む女性が、小学生の娘に伝えたかったこと。―エイリアンの食堂。
「僕ら火山学者は、できるだけ細かく、山を刻むんです」。姑の誕生日に家を出て、ひとりで山に登った主婦。出会った研究者に触発され、ある決意をする―。―山を刻む。
…折れそうな心に寄り添う六つの物語。

 
【関連】
第3回未来屋小説大賞は、伊与原 新さんの『月まで三キロ』に決定! | 株式会社未来屋書店

 


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