本のページ

SINCE 1991

【第12回山田風太郎賞】米澤穂信さん『黒牢城』が受賞

第12回山田風太郎賞が決定!

第12回山田風太郎賞が決定!

KADOKAWAは10月29日、過去一年間で最も「面白い」と評価されたエンタテインメント小説に贈られる「第12回山田風太郎賞」の受賞作を発表しました。

 

第12回山田風太郎賞が決定!

第12回山田風太郎賞の選考会が10月29日に開催され、受賞作が次の通り決定しました。

 
<第12回山田風太郎賞 受賞作品>

米澤穂信(よねざわ・ほのぶ)さん
『黒牢城』(KADOKAWA)

 
受賞者の米澤さんには、正賞として記念品として名入り万年筆が、副賞として賞金100万円が贈られます。

 
選考委員は奥泉光さん、恩田陸さん、貴志祐介さん、筒井康隆さん、林真理子さん、夢枕獏さん(※下記写真左より/五十音順)。

第12回山田風太郎賞の選考会及び記者会見は、新型コロナウイルス感染症の情勢を考慮して、テレビ会議システム「Zoom」にて実施されました。

代表して選評を述べた奥泉光さんは、「今回、粒ぞろいで面白い作品が多かった中で『黒牢城』がひとつ図抜けていた。山田風太郎賞にふさわしい趣向性、奇想があるという点でほぼ満場一致に近い票を集めた。“時代小説でありながらミステリである“というエンタテインメント的志の高さ。これが評価されました」とコメント。

 
また、受賞者の米澤穂信さんは記者会見で、「20年小説を書き続けることができたというのは、読者に支えてもらった結果だと思っています。そして、山田風太郎先生の名を冠した賞を、この節目の年にいただいたことは本当に光栄です」と感謝の言葉を喜びとともに語りました。

 
なお、候補作品は以下の5作品でした。

【候補作品】
◎浅倉秋成さん『六人の嘘つきな大学生』(KADOKAWA)
◎一穂ミチさん『スモールワールズ』(講談社)
◎千早茜さん 『ひきなみ』(KADOKAWA)
◎万城目学さん『ヒトコブラクダ層ぜっと(上)(下)』(幻冬舎)
◎米澤穂信さん『黒牢城』(KADOKAWA)

 

受賞者プロフィール

受賞者の米澤穂信(よねざわ・ほのぶ)さんは、1978年生まれ。岐阜県出身。2001年『氷菓』で第5回角川学園小説大賞奨励賞(ヤングミステリー&ホラー部門)を受賞してデビュー。2011年に『折れた竜骨』で第64回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)、2014年には『満願』で第27回山本周五郎賞を受賞。『満願』および2015年発表の『王とサーカス』は3つの年間ミステリ・ランキングで1位となり、史上初の2年連続三冠を達成した。

他の作品に『真実の10メートル手前』『いまさら翼といわれても』『本と鍵の季節』『Iの悲劇』『巴里マカロンの謎』などがある。

 

山田風太郎賞について

山田風太郎賞は、戦後日本を代表する大衆小説作家・山田風太郎さんの「独創的な作品群と、大衆性、ノンジャンル性、反骨精神など氏が貫いた作家的姿勢への敬意を礎に、有望な作家の作品を発掘顕彰するため、2010年にスタート(創設は2009年)された文学賞です。株式会社KADOKAWAと一般財団法人「角川文化振興財団」が主催。

毎年9月1日から翌年8月31日までに書籍として発表された長編および短編の文芸作品(ミステリ、時代、SFなどジャンルを問わない)の中より最も面白いと評価された日本の小説作品に贈られます。新人、新進、中堅作家の作品が対象となります。

 

黒牢城
米澤 穂信 (著)

信長を裏切った荒木村重と囚われの黒田官兵衛。二人の推理が歴史を動かす。

本能寺の変より四年前、天正六年の冬。織田信長に叛旗を翻して有岡城に立て籠った荒木村重は、城内で起きる難事件に翻弄される。動揺する人心を落ち着かせるため、村重は、土牢の囚人にして織田方の軍師・黒田官兵衛に謎を解くよう求めた。事件の裏には何が潜むのか。戦と推理の果てに村重は、官兵衛は何を企む。デビュー20周年の到達点。『満願』『王とサーカス』の著者が挑む戦国×ミステリの新王道。

 
【関連】
山田風太郎賞 | KADOKAWA

 


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です