【2021年度朝日賞】歌人・俵万智さん、翻訳家・松岡和子さんらが受賞
朝日新聞文化財団と朝日新聞社は、2021年度朝日賞の受賞者を2022年1月1日付で発表しました。
2021年度朝日賞が決定!
2021年度朝日賞を歌人・俵万智さん、翻訳家・松岡和子さんらが受賞しました。
俵万智(たわら・まち)さんは、1962年、大阪府門真市生まれ。早稲田大学在学中に佐佐木幸綱さんの影響を受け短歌を始め、1986年「八月の朝」で角川短歌賞を受賞。1987年刊行の受賞作を収めた第1歌集『サラダ記念日』が翌年、第32回現代歌人協会賞を受賞。2004年『愛する源氏物語』で紫式部文学賞、2006年『プーさんの鼻』で若山牧水賞、2021年『未来のサイズ』で詩歌文学館賞と迢空賞を受賞。
松岡和子(まつおか・かずこ)さんは、1942年、旧満州生まれ。東京女子大学英文科卒業。東京大学大学院修士課程修了。翻訳家、演劇評論家として活躍。2021年には、今回の受賞理由でもある「シェイクスピアの戯曲全37作の個人全訳を25年かけて完結させた」ことを評価され、菊池寛賞と毎日出版文化賞も受賞しています。
なお、2021年度朝日賞の全受賞者と授賞理由は、次の通りです。
<「2021年度朝日賞」受賞者>
※順不同、年齢は2022年1月1日現在
■俵万智(たわら・まち)さん(59歳/歌人)
「現代短歌の魅力を伝え、すそ野を広げた創作活動」
■松岡和子(まつおか・かずこ)さん(79歳/翻訳家)
「シェークスピア全戯曲の翻訳」
■影山龍一郎(かげやま・りょういちろうさん(64歳/理化学研究所脳神経科学研究センター長)
「発生過程を制御する生物時計遺伝子の解明」
■鳥居啓子(とりい・けいこ)さん(56歳/米テキサス大学オースティン校教授)
「植物の成長制御と気孔の発生メカニズムの解明」
選考委員は、青柳正規さん(多摩美術大学理事長)、伊東豊雄さん(建築家)、上野千鶴子さん(社会学者)、梶田隆章さん(東京大学宇宙線研究所長)、榊裕之さん(豊田工業大学名誉学長)、田中啓二さん(東京都医学総合研究所理事長)、野田秀樹さん(劇作家)、中村史郎さん(朝日新聞文化財団理事長、朝日新聞社社長)、角田克さん(朝日新聞社取締役コンテンツ統括/デジタル政策統括/編集担当)。
受賞者には正賞のブロンズ像と副賞(1件500万円)が贈られます。贈呈式は2022年1月28日(金)に東京都内で、朝日新聞社主催の「大佛次郎賞」「大佛次郎論壇賞」「朝日スポーツ賞」との4賞合同で開催されます。
朝日賞について
「朝日賞」は学術、芸術などの分野で傑出した業績をあげ、わが国の文化、社会の発展、向上に多大の貢献をされた個人または団体に贈るために、朝日新聞社が1929年に創設。
現在は朝日新聞文化財団が事業を引き継ぎ、各界の推薦をもとに財団と朝日新聞社の選考委員会が審議、決定します。
また、本賞以外の分野で、長年にわたり国際的または社会的貢献が著しく、傑出した業績を上げた個人・団体に朝日新聞社より「朝日賞特別賞」が贈られる場合があります。
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