【第27回中原中也賞】國松絵梨さん『たましいの移動』が受賞

第27回中原中也賞が決定！

山口市は2月19日、新鮮な感覚を備えた優れた現代詩の詩集に贈る「第27回中原中也賞」の受賞作を発表しました。

第27回中原中也賞が決定！

第27回中原中也賞には、2020年12月1日から2021年11月30日までに刊行された現代詩の詩集218点の応募がありました。その中から最終選考候補作作品として選ばれた7作品を対象に、2月19日に開催された最終選考会で次の通り受賞作が決定しました。

 
＜第27回中原中也賞 受賞作品＞

】國松絵梨（くにまつ・えり）さん
『たましいの移動』（七月堂）

 
受賞者の國松絵梨さんは、1997年生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科在学中。

國松さんには、正賞として中原中也ブロンズ像、副賞として100万円が贈られます。贈呈式は中原中也が生まれた日に合わせ、4月29日に湯田温泉ユウベルホテル松政（山口市湯田温泉）で開催。あわせて小島ゆかりさん（歌人）による記念講演も行われます。

選考委員は、荒川洋治さん（現代詩作家）、井坂洋子さん（詩人）、佐々木幹郎さん（詩人）、高橋源一郎さん（作家）、蜂飼耳さん（詩人）。

 
受賞コメント、選考経過など詳細は、https://www.city.yamaguchi.lg.jp/soshiki/23/114805.html をご覧ください。
また、文芸誌『ユリイカ』(青土社）4月号に、受賞作の一部と選考会の内容が掲載されます。

 
なお、最終選考作品は以下の7作品でした。

【最終選考作品】
◎國松絵梨さん　『たましいの移動』（七月堂）
◎小林坩堝さん　『小松川叙景』（共和国）
◎紫衣さん　　　『旋律になる前 の』（思潮社）
◎蜆シモーヌさん『なんかでてるとてもでてる』（思潮社）
◎照井知二さん　『夏の砦』（思潮社）
◎長谷部裕嗣さん『灰には灰を』（grambooks）
◎村岡由梨さん　『眠れる花』（書肆山田）

中原中也賞について

中原中也賞は、日本の近代詩史に偉大な足跡を残した、山口市出身の詩人・中原中也の業績を永く顕彰するため創設された文学賞です。

山口市が主催し、「新鮮な感覚を備えた優れた現代詩の詩集」に授与されます青土社と角川文化振興財団が後援。

なお、。前々年12月1日から前年11月30日の間に刊行された現代詩の詩集(表紙・奥付のあるもの／翻訳・復刻・再版・遺稿集・全詩集・選集・外国語による詩集は除く）の中より、著者本人の公募および出版社・報道機関等の推薦による作品を対象に選考が行われます。

たましいの移動 (インカレポエトリ叢書 11) 國松 絵梨 (著)

 
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